前回から随分と開いてしまいましたが、天変地異ツーリングの続きです。
気が付いたら『分割した方が良かった……』って量になってしまいましたが、今更なのでそのまま行きます。
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はい、3日目……目前の2日目深夜です。
突然グラグラッと大揺れが襲って来まして
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あ、人生終わった……
と、本気で思った揺れでしたが、何とか収まり
やばい揺れが来ました
上のブログで速報(?)を書きましたが
すわ『南海トラフ地震か!?』ってレベルの揺れに驚きました。
ってか、人生初の大地震で『そりゃ人生終わったと思うわ……』という感想しかありませんでした。
地震が収まったらすぐに外へ出て
バイクを確認。
倒れてなくて良かった……お隣のCBRもね!
しかしCBRさんも出てくるかと思いましたが、来ませんでした……ってか、自分以外は1人しか外に出て来なかったんですよね……なんでっ!?
あんなに揺れたんだよっ!?
あの揺れでも目が覚めなかったのっ!?
ある意味すげーな、あんたらw
まぁ他の人はともかく、しばらく様子を見ていたのですが救急車の音も聞こえなければ煙が上がってる様な所も見当たらなかったので、あとはもう朝のニュース見てから考えるか……と再び就寝。
危険を回避するなら即移動した方が良いとは思いましたが、夜中の移動だと路面の亀裂とか判らなくなりますし、仮に街灯が消えたりしてたら更に危険になりますので、ここは寝る一択だなとw
翌朝路面がヤバい状況になってたとしてもF650GSなら大抵回避出来るだろうしね……。
F650GSの足つき性の良さと走破性能を舐めるなよ!?
大きなセローって評価は伊達じゃないぞ!
ちなみに、この時の地震が後の南海トラフ地震警戒に繋がる発端となります。
約4ヶ月後の地震が今の米高騰に繋がる備蓄が始まったとか言われてますし
先日も宮崎県で大きな揺れがありましたしね。
あ、あと地震の影響ですが、驚く事に快活CLUBさんでは何かが落ちて割れたという事も無ければ、本の一冊すら落ちていませんでした。
やはり阪神淡路以降の耐震規格で建てられた建物は違うということでしょうか。
下のブログ
2024GW能登ツーリング
こちらでも語ってますが、やはり旧日本家屋&瓦屋根ってのは国が補助金出してでも止めるべきじゃなかろうかと……例外こそありますが、実質こういう旧日本家屋ばかりが被害受けてましたからね……。
思い出が詰まっているとは思いますが、それで死んでしまうリスクを背負うのは……いや、難しい話なのは分かるんですけどね……。
ってか、今更ですが
2日続けてニュースになるレベルの天変地異を経験するとか、そうそうないですよね……。
これもガンガン走ってる証拠ですかね!
走ってなきゃ経験しませんから……。
兎にも角にも、夜が明け始めましたので
いつも通り早朝スタートです。
この明るさならまぁ何とでもなりますね。
で、早速給油です。
前日のうちに給油するつもりだったのですが、定宿近くにはSSが見当たらなかったので『明日でいいか……』と先延ばししたら、まさかの地震……備えの重要性を痛感しますね。
まぁ営業してましたので問題にはなりませんでしたが。
もしかして営業してないかも……と思いながらも快活CLUBが停電とか起きてませんでしたので、胆振沖地震の時みたいなブラックアウトは避けられたと思われましたし、早朝とはいえ速報では大きな被害は見受けられませんでしたので、素直に松山市内での給油としました。
ダメなら高速に乗って香川方面か尾道方面に移動しての給油を考えてましたので、不幸中の幸いと言えるかなと。
そして即内陸方面へ向かいます。
崖崩れとかあったらその時考えようかなと……。
とりあえず落石などがあったら直ぐに
道路緊急ダイヤル(#9910)へ連絡するつもりで、周囲を注意しつつの走行です。
私が通らなかった道では上のような事も起きてたみたいですが、私は選んだ道が良かったみたいです。
でもって
更に走り
以前も通った道に入り
トンネルを抜け
山間を慎重に走り
どんどんと山中に入り
やってまいりました
カルスト台地♪
以前来た時は濃霧で景色どころか10m先も見えない状況でしたので、リベンジになります。
もっと晴れてたら最高だったんですが、まぁここは再びのリベンジ予定地としておきます!
でもって
出発!
カルストを過ぎてもこの景色なんですから、四国はたまりませんね!(きたねーヘルメットカメラ画像ですみません……orz)
兎にも角にも、山を駆け下り西を目指します。
こんな道がひたすら続くのですから、北海道と並んでバイク天国ですよね!(あ、山陰もです!)
でもって
気になるモノを発見。
近づいてみたら
鯉のぼりでした!
これ、本州の方には『それがどうした?』程度の話かもしれませんが、道産子にとっては違います。
この文化は約30年前にバイクで九州まで行った際に知ったのですが、ぶっちゃけ北海道には馴染みのない文化なんですよね……。
今でこそ定山渓やら十勝方面でやってますが、少なくとも私が大学時代に北海道をツーリングし倒した限りでは見かけたことはありませんでしたし、聞いたこともありませんでした。
しかも母の生まれが定山渓ですので、昔は各家庭で鯉のぼりを揚げる事はあっても川に渡すなんて事は無かったそうです(ちなみに馬車が現役だったそうです)。
あとはひたすら西を目指します。
爽快ロードを駆け
小さな集落を抜け
この辺りで唯一と思われる病院の横を通り
一度高速へ
約30年前にバイクで訪れた場所を探し、おそらくここじゃなかろうか……という候補が見つかったので、そちらへ向かいます。
でもって
高速を降り
険しい山中を駆け抜け、やって来たのが
別格霊場 第十三番札所 仙龍寺です。
ここ、かなりヤバイです。
雰囲気が最早密教なんですよね……。
断崖絶壁みたいな場所に建っているのがそもそも凄過ぎます……。
でもって
結構な激坂を歩き、やってまいりました
本殿です。
でもって、ちょっとトイレをお借りしようとしたところ
この様な通路が……これが先程の断崖絶壁辺りになる訳ですから、ちょっとビビります……。
でもって
参拝も終わり
仙龍寺のヤバいところへ
分かりますでしょうか?
滝です!
ほぼ本殿の真下に滝がある様なもんですから、なかなかに個性的なお寺ではないでしょうか!
御神木(?)もそうですが
ホントに凄い雰囲気持ってますね、ここは……。
ちなみに、約30年前に四国八十八ヶ所なんてものも話に聞く程度で予備知識すら無かった頃に『初めて訪れた霊場』がここだったんです。
で、なんかスゲーとこだなぉ……程度で立ち寄っただけでしたので別格霊場なんて文字は視界に入ってはいても全く記憶には無く(笑)、きっと八十八ヶ所の何処かなんだろうと漠然と思っていたのですが、水曜どうでしょうを何度見返しても仙龍寺(実は名前も覚えてませんでした)と思しき寺が見つからず変だなぁ……と思ったまま四国八十八ヶ所を巡って『やっぱり無いやんけっ! どこにあんの!?』と探し続けた末にやっと辿り着いたってのが今回の話になります。
個人的にはなかなか壮大(?)な話でしたね。
だって約30年越しの捜索ですもん!
他人にとってはどうでもいい話だと思いますがw
でも、最近の神社仏閣の外国人人気を考えると、ここは人気が出そうな気がします……ホントに雰囲気が別格ですので!
別格の怪しさ(超褒め言葉w)を見てみたいという方は、是非行ってみてください。
ここは自動車でもオンロードバイクでも余裕で行けます(道はかなり細いですが)。
で、大阪に戻る方向で西に向かいますが
仙龍寺付近からの景色がこちらになります。
完全に秘境ですね♪
で、山を駆け下り
徳島に入り
某イギリス車屋さんの前を駆け抜けます。
どんな店か調べたら……いや、書くのはやめておきます……それが真実かは分かりませんから……。
そしてまだ楽しめた春を堪能し
グーグル先生お約束のやべー感じの抜け道を通り
今となっては懐かしい、一番札所 霊山寺の前を駆け抜け
競艇場横を走り
高速に乗り
やって参りました、淡路南パーキングエリア。
正直、やっと堪能出来ます!
淡路玉ねぎ丸ごとカレー!
今まで訪れる度に売り切れだったりしましたが、やっと淡路島の玉ねぎを食べれました……何でこんなに時間掛かったんだろ?w
とりあえず玉ねぎは文句無し!
カレーはよくも悪くも普通の美味しいカレーですので、もう少し突き抜けた感じが欲しかったかなぁ……ってか、玉ねぎが勝ち過ぎかもしれません。
玉ねぎを前面に出したいならこれで良いのかもしれませんが、カレーの負け具合が……せっかくの玉ねぎが勿体ないなぁ……。
あ、玉ねぎ生産量日本一の北見は、真似とかパクリとか言われても気にせずスパイシーなカレーで玉ねぎ丸ごとカレーを売りにしまくったら良いんじゃないですかね!?(道産子なので地元応援です!)
↑
スープカレーに全く靡かない道産子の発想w
兎にも角にも、淡路島の名産品を堪能しましたので、次に向かいます。
パーキングエリアからそのまま高速を降り
再度発掘状態(?)を確認しに行き
紀淡海峡沿いを走ります。
そこで
こんな方々に遭遇。
いくらこちらがバイクとはいえ、センターライン上を平気で走り続ける神経が理解出来ません。
そこまでして話をし続けたいものなのでしょうか……。
反対車線を走るバイクがわざわざ避けるようにして走らなければならないというのはねぇ……一部の人間がこんな事を積み重ねた結果が近年の自転車乗りが嫌われる様になってしまった原因ではないかなぁと思わずにはいられません……。
こちとらバイカスと非難されない様に走ってるってのに……。
まぁそんなチャリ◯ス(←失礼w)はともかく、紀淡海峡沿いを走り続けてやって来たのが
成ケ島渡船場です。
えー、お休みの日でした!(泣)
もうお約束ですね……orz
ちなみにこちらでの出会いは
猫様!(≧▽≦)
しかし……
超警戒されてます!w
なんでさっ!
俺、何もしてないよ!?
まぁ仕方がないので(何が?)、淡路島から成ケ島を眺めます。
港から見たこちらが船で渡してくれる船着場(?)になるのではないかなと思われます。
そして
おそらく画像の真ん中辺りに旧砲台跡がある場所になります。
はい、戦争遺構探訪再びだったんです。
何しろ成ケ島の砲台跡って場所的に『必死』の任務地になりますので、そりゃ見とこうかなってなりますよ。
砲台跡辺りは別ですが、そこ以外はほぼほぼ砂嘴みたいな島ですから、事実上遮蔽物無しのガチンコで的になるだけの砲台跡……覚悟完了してないと任務なんて遂行できませんよね、ここは……。
そんな戦争遺構には辿り着けませんでしたが……
次なる戦争遺構へ。
由良要塞でございます。
友ヶ島と並ぶ紀淡海峡の絶対防衛線の要とも言える要塞です(成ケ島も一応由良要塞に含まれた筈です)。
上で発掘確認しに行ったのが、以前も書きましたが当時最大級の砲台があった場所になります。
砲身が置いてありましたが、口径のデカさがなかなかヤバいですね……戦艦大和と比べちゃいけませんけどね。
ってか、超ドレッドノート級戦艦の異常さが逆に際立ちますね……あれこそ狂気です。
まぁ戦艦の話はともかく
地図ではこんな感じです。
第五砲台跡まであります。
なかなか整備されております。
出石神社にも寄りつつ
紀淡海峡を眺め
春の香りを堪能し
まずは由良要塞終了。
ここは来るのが容易なので、戦争遺構巡り初心者さんにオススメです。
小さいながらも駐車場も完備されてますしね。
※ちなみに由良要塞には過去に嫌な事件が起きています……死刑判決を受けた事件ですが、現代だと死刑にならないだろうなと思うと今の加害者優遇にしか思えない司法に疑問を禁じえません……。
でもって、問題(?)は次です。
勿論戦争遺構巡りを続けます。
ここから近い場所にありますので
クルマで来るのは躊躇してしまう、オンロードバイクでも避けた方が良い道を進み、やって来ました。
伊張山砲台跡です。
このアプローチからもうハードルが上がってると思います。
少なくともヒールじゃ無理ですw
先程の由良要塞ならヒールでもまぁ観て周れますが……。
ってか、場所的にはここも由良要塞の一部にはなると思うんですが、記載が無いんですよね……一応成ケ島まで含めて由良要塞の筈なんですが……。
まぁ、それはともかく、チョイとハードルの上がった砲台跡を散策です。
この廃墟っぷりが、この後のハードルの高さに繋がる……のかな?
更に歩いて
こちらへ入っていきます。
中は……
この様なスロープになっておりまして、ここを登り切った先が超高いハードルになります。
それではどうぞ!
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この様なブツが実は時々あったりします(真ん中から私が出てきました)。
雨風しのげるというのがあるのかもしれませんね。
大きさからすると猫ではなかったですね。
頭蓋骨が見当たらなかったのでなんともいえませんが、サイズ的には秋田犬とかその辺のサイズかなぁ……って感じでした。
猿でもないとは思います。
兎にも角にも、整備されてないほぼ放置状態の戦争遺構では、こういう出会い(?)もありますのでご注意ください。
悲鳴をあげる方だっていてもおかしくありませんので……。
そして、一通り戦争遺構も巡りましたので
伊張山展望台でちょいと休憩。
成ケ島が見えます。
右側の先っちょ辺りに砲台跡があると思われます。
うーん、リベンジ確定ですね!
兎にも角にも、これにて第11弾はおしまい!
あとは大阪に戻るだけです。
成ヶ島の横を通りながら北へ向かい、道も混んできたので高速に乗ろうかなと思いながらも
道の駅でお土産でも……と思ったら、閉店作業中……orz
なので、素直に高速に乗り
淡路サービスエリアへ。
明石大橋と明石市が綺麗ですねぇ……。
ここで夕飯を……と思ったのですが、例に漏れず(?)食べたいなと思ったものが軒並み売り切れとか言われたので、諦めて素直に大阪へ向かいます。
明石大橋を渡り
華やか(?)なコーナーを抜け
大阪南港を横目に走り続け
お約束の定宿へ。
たこぽんへ行こうかなと思ったのですが、天変地異2発ってのは思ったより精神的に来てたみたいで、高速を降りたらもう動きたくないなぁ……という気持ちが湧き上がったので、快活飯で済ませてしまいました。
そして翌朝は勿論ピーチエアの早朝便です。
なので、勿論
毎度の事ですがカールを買い込みました!(≧▽≦)
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エコバッグ持参ですw
で、馴染みの飛行機に乗り
空の旅を満喫し
ハスラー君の元へ。
さぁ、仕事するぞーっ!
ってな感じで、第11弾は無事(?)終了です。天変地異2発は冗談抜きでビックリしましたが、不幸中の幸いで無事に帰ってこれました。
こんな体験は二度としたくはありませんが、これも走り倒した証拠って事で納得しようと思います。
実害食らった方もいますから、いくら自分が無事だったとはいえ能天気にはなれませんしね……。
そんなこんなで、次が関西ツーリング・ファーストシーズン(?)のラストになります。
あ、余談ですが
たこぽんに行かなかったのは第11弾が初めてです!w