年末に向かって皆さん忙しい日々を過ごしている事ではないでしょうか。
自分も含めてブログ更新される頻度も激減している今なら……
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今なら好き勝手に書ける!w
いや、普段から好き勝手に書いてはいますが、批判っぽいのは避けるじゃないですか。
今回はクルマオタクっぽく書き殴ります!
そりゃもう辛辣に!
平日だもん、いいよね?(←どこがいいのかという突っ込みは無視します)
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先日BSジャパンで放送された、開局15周年企画の
「太陽を追え!激走!ソーラーカーレース」をご覧になった方はどれくらいいるでしょうか?
自分は速く走るモータースポーツだけじゃなくて、こういう
「知力を尽くす」感じの競技も大好物なんですが、世間的な興味はどれ程のものなのか……。
おそらく下の画像を見て
「あ~、前にもテレビで見た事あるかも、こんな畳みたいな変な形したソーラーカー」って感じじゃないかな……と勝手に想像してしまいますが、強ち間違ってもいないだろうという気がします。
だって、
自動車に見えないですもんw
大学教授がいくらソーラーカーの未来を説いたところで、現実味の無いデザインだと
「そんな未来は来ない」って思っちゃいますもんね、普通は……。
もっとも、上のチャレンジャークラスとは違うクラスも用意されていて、そっちはクルーザークラスという2シーターで、一応人間が日常で使用することを想定したソーラーカーになってますので、もっとそっちをクローズアップしても良いんじゃないかという気はしましたが(人を乗せる事を前提にしたバスっぽいのとか、魅力的なソーラーカーが沢山!)、この辺は参加チームとスポンサー絡みの問題でしょうから仕方がないですね。
まずは優勝という記録がなければスポンサードする側がお金を出す説得力も無くなるでしょうし……。
まぁ、それでも
今回は完敗しましたけどね。
負けた理由は単純に
「チーム運営の杜撰さ」でしたけど……。
勝負にすらならない状況に陥った原因は、
競技という認識の甘さがが決定的だった事でしょうね、やっぱり。
レギュレーションは理解していても、競技である以上ペナルティが存在するのですからそれを徹底するべきだったのに、それを怠ったが為に自分たちで勝負の舞台から降りてしまう行動をとる……サーキットで例えるなら、
速く走れるけど旗の種類を覚えてなくて黄旗追越しでペナルティ食らった様なもんですね。
ま、終わってしまった事をあれこれ言っても仕方がないですが、自分の興味だけで辛辣に書き殴りますw
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空力改善したい!
あの構造ならコックピットキャノピーをまだまだ小さく出来ると思うんですよね。
レギュレーション上では車高220cm以下としか定められてないのですから、限界まで車高を下げて空力改善するのは当然の発想だと思います。
フォーミュラみたいにもっと寝てもいいですし(タイヤを股で挟む構造が許されるのなら)、ブレーキだって足操作に拘る必要が無い仕様ですからハンドブレーキ化して運転手をとことん潜り込ませてキャノピーの出っ張りを極限まで少なくすれば、空力改善による抵抗の少なさはきっと良い結果をもたらすと思うんですよね。
極端な事を言えば、中の人は体育座りで運転する感じでしょうか。
前さえ確認出来れば、あとは全部モニター化したっていい訳ですし。
ちょうど法律上ミラーレス化が認められる云々のネタが出たばかりですしね。
まぁバッテリーの問題があるのでモニター化は無理だとしても、フォーミュラ並みにドライバーを追い込む設計でもイイと思います。
だって競技なんですもん、これ。
あと空力改善の目標を立てて設計するのはいいですが、目標に達した時点で終わりにしちゃう指導者の姿勢もどうかと思います。
だって、社会に出たらこんな甘い話は無いですからね。
目標を達成したら、当然の様に上司に言われる筈です。
「あ、じゃああともう○%低減してみようか」
今までの努力と数値目標は!?と憤るのが普通ですが、社会に出ればこんなもんです。
ミライースのエンジンを設計した人間が「もうこれ以上の燃費向上はありえない!」って言ったって、上からは更なる燃費向上を至上命令として出される訳ですから、果てなんてありません。
TVを見てる限りだと、タイムスケジュールも甘過ぎる気がしました。
まぁ、この辺を学業中心の学生に求めるのは酷だとは思いますが、20社ほどの国内メーカーから洒落にならない程のスポンサードを受けている訳ですから、きつい事を言うなら学生だからといって甘えが許される立場ではないでしょう。
他チームの手作り感満点のソーラーカーからすると、
アマチュアレースにF1持ち込んでる様なもんですからね。
他チームからしたら
「反則」級だという事も理解するべきじゃないかと……。
あと、ハンドリング系の改善も必須な気がしました。
あれ、構造は非常にシンプルでしたが……レシオの見直しとステアリングダンパーの導入は必須な気がしました。
強風が吹いてる訳でもない所でフラフラ蛇行してましたので、構造を見てもハンドリングのシビアさが伝わってきます。
それでいて切れ角は最小限しかないのですから、あれじゃロスが多過ぎます。
そもそもキャスター自体、設計の段階で間違ってるとしか思えません。
ソーラーパネルの改善とか最新バッテリーの導入というのは確かに重要な要素ですが、もっとコンベンショナルな部分から見直すべきじゃないかなぁ……というのが、プリウス発売のずっと前に電気自動車の初期研究に少しだけ関わってた人間の戯言です(ちなみに初期はぺラシャが捻じ切れるなんてとんでもトラブルに爆笑したりしました)。
だって、どんなに最先端の技術を突っ込もうが、どこまでいっても
「自動車」である事には違いないのですから、
自動車の基本をおろそかにしてはいけないと思います。
でも、車体の設計は大学生ですから、この辺の考え方が甘いんじゃないかなぁ……というのが、この番組を見た素直な感想でした。
ペナルティの徹底不足も含めて。
頭でっかちに理論上の理想『だけ』を追求した結果、自動車本来の姿を見失ったクルマ……それが今回の東海大が設計したソーラーカーだと思いました。
ただ、今回は痛いほど勉強になった事でしょうから、次回のソーラーカーレースではきっと良い成績を出してくれると思います。
こんなオッサンの言葉なんて気にしないで、頑張ってね!w
次も応援してるよ、東海大!!
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どうせ彼らがこれを読む事は無いでしょうから、ホントに好き勝手に書きましたw