E90のM3は私が売った訳ではないので不干渉だったのですが、ポリッシュに合わせてオーナーさんから
「ちゃんと回して、インプレしてね(笑)」と釘を刺されたので(毎回ハードル設置してきますね、この方はw)、ちょっとだけ頑張ってみましたw
でもね……足の調整とか車内から出来るみたいですけど、触ってないので「お~、結構硬いけど跳ねる感じは無いのね~」って位しか分かりませんがな……街中なんだからw
ただ、やっぱりスゲーな~と思ったのはエンジン。
オーナーさんに
「しっかり加速を体感してね!」とこちらも釘を刺されたんですが、無理ですw
モードをMにした訳でもないのに阿呆な加速してくれやがります。
さすが420PS……Mモードじゃないからそんなに出てませんけどね。
で、笑えたのがマフラーと、その排気音。
パワークラフトの可変バルブ付きマフラーを装着しているんですが、「ちょっと音が大人しくね?」って話でXチューブを導入してまして、自分でお勧めしたものの実際に音を聞いていなかったので今回初めてその排気音を聞いた訳ですが、案の定
素晴らしかったです!
フェラーリに負けてませんね。
さすがBMW!
しかしこのエンジンがもうお払い箱(?)になってしまうのはあまりにも惜しい……。
ダウンサイジングは分かりますけど、現行のM4でこの音は無理でしょ……。
フェラーリもインプレでは「音以外」は最高!って評価みたいですし、この辺の高級車は大排気量NAを貫いて欲しいなぁ……。
あ、M5のV10もとても良かったですが、ノーマルマフラーだとやっぱりちょっと寂しい音でした……。
それとミッションの制御は結構進化してて自分的には充分に思いました。
E46のM3でSMGは体験していますが、あちらと比べてシフトアップ&ダウンの制御が進化していて、これなら速さ的にも充分じゃないかな?と思いました。
独立スロットルのV8が成し得る素晴らしいレスポンスで制御されるシフトダウン時のブリッパーは超興奮しますw
パワークラフトのマフラーとの組み合わせなので、官能的なサウンドが室内にきっちり聞こえるので、その興奮度はかなりのものですw
360辺りまでは仕事で触ってましたので知ってはいますが、やっぱりこういうの体験しちゃうと跳ね馬を欲しがる人の気持ちが分かりますね……壊れると怖いので宝くじでも当たらない限り買えませんけど……。
しかし7速は羨ましいなぁ……やはり超七のミッション、シーケンシャル・ドグの7速にしようかな……。
とりあえずインプレにはとてもならない内容ですが、何気に印象深かったのは上記の事よりもアイドリングストップだったりします。
M3でもアイドリングストップするのかよ!w
で、そこで気になるのはアイドリングストップの制御方法です。
アイドリングストップの走りと言えばマツダです。
それまでのNアイドル(停止時にDレンジであってもニュートラルにして負荷を減らして燃費を稼ぐ)だったところに、割り切りまくった燃費を稼ぐ手段で、今では当たり前の制御ですよね。
このアイドリングストップにおける再始動方法には大きく分けて二つの制御方法があります。
ひとつは超簡単な「セルモーターによる再始動」。
今更言うまでもなく、セルモーターを回して再始動する……ただそれだけです。
そしてもうひとつが優れものの「オルタネーターによるピストン位置調整&燃料噴射+プラグ点火」による再始動という「オルタネーター併用式」です。
マツダのスカイアクティブ・エンジンで採用された素敵な技術です。
オルタネーターを発電機としてではなく、モーターとしてバッテリーで駆動させ、ピストン位置を圧縮上死点通過後のピストンをピストンが下がってこない位置に調整し、燃料噴射&プラグ点火によって再始動するという、前記の方法とは技術レベルがまるで違う素敵な制御です。
発電機がスターターの機能を兼ねていると言えば、F15イーグルが確かそういうシステムだったと記憶しています。
飛んでる時は発電して、始動時は電源車から電気を貰ってエンジンを始動する……確かそうだったと思います。
まぁF15はともかく、アイドリングストップにおける始動方法ってのは、メカニックにしてみれば非常に気になる話です。
正直なところ「車両停止の毎にセルモーター使うって、セルモーター壊れるんじゃね?」という話ですね。
もっともメーカーが散々テストをした上でOKを出したのでしょうから耐久性も保障されているとは思うのですが、構造を知ってる上にそれなりにセルモータートラブルは見てますから「大丈夫なのかなぁ……」と心配になったりしてしまうのは仕方がないと思います。
実際、トラブルらしいトラブルは(少なくとも)自分は聞いた事がないので、しっかり対策されているんでしょうね。
で、M3のV8が直噴なのかどうか知らないんですけど(笑)、漠然と「8気筒もあれば、オルタで位置調整しなくてもどこか1気筒は燃料噴射+プラグ点火でエンジン再始動出来たりするんじゃね?と思っちゃった訳ですが、残念ながらM3のV8は普通にセルモーターによる再始動でした。
もっとも直噴エンジンじゃないと出来ない話ですし、このV8エンジンのことは特に調べてないので(笑)あれこれ言えないんですが、ちょっと残念だったのは確かです。
まぁV8を再始動するのに、上死点からかなり離れた状態のシリンダー1気筒だけで残りの7気筒を回そうとするのはそもそも負荷的に無理があるのかもしれませんから、これが正解なんでしょうね。
ただ、どうしても毎回セルモーターが回るというのは心臓に悪い……古い車ばかり触ってきたメカニックの悲しい性でしょうか……。
あ、アイドリングストップと言えば、M3のアイドリングストップってブレーキペダルから足を離した時に再始動する他に、時間でも制御してるんですね。
信号で停止中にブレーキから足を離した訳じゃないのに何で?とか思いましたが、何度か体験するうちに「あ~、停止時間長過ぎても再始動するんだ~」と思い至った訳です……が、こういうのって今時のアイドリングストップ車全般で当たり前の制御なんでしょうか?
いやぁ、お恥ずかしながら新しい車に全然縁が無いので(笑)、これが当たり前なのかサッパリ分からないんですよね……。
これもBMWなら時間設定の変更とか簡単に出来ちゃうんでしょうね。
それとバック時のセンサーモニターに感動しましたw
カメラ映像が映るのではなく、センサーに反応する対象物がどの辺にあるかというのをグラフィックで表示してくれるのには「お~、BMW無駄に(笑)イイ仕事してるな!」と、思わず拍手してしまいました。
父君に「お前、一人で何やってるんだ?」と突っ込まれたのですが、気にしません。
E90でこれなら、現行のM3&M4ってどれだけ進化してるんでしょうね……。
と、まぁ所詮はクルマ引き取ってくるだけの短い時間&距離ですから、インプレらしいインプレなんて出来ませんが、感動したのは確かです。
これなら現行F56MINIもさぞかし素敵なクルマなんだろうなぁ……と、自然と思えてきます。
じゃあ買うか?となると……たぶん買いませんけどねw
次期FXにはF56クーパーSに手を出せるくらいの予算を考えてはいるんですが、その価格なら中古であれ買えるじゃん……とかいうのが必ず出てきちゃうので、自分の場合は欲しいと思ってもまず新車には踏み出せません。
これもきっと貧乏性なんでしょうね……。
ちなみに私の新車暦は、排ガス規制で2ストが消える!って言われた時に「じゃあ2スト逝っとくか!」って感じで購入したCRM250ARの1台のみです……。
あ、ちなみにクルマはこんな感じに磨きました。
ポリッシュ前のボンネットがこちら。
これ、一応洗車後です。
ひ、ひどい……。
で、ポリッシュ後のボンネットがこちらです。
とりあえず美しくはなったと思います。
ただ、やはりエンジンのデカさ&発熱量から来るものなのか、クリアー部分の焼け具合(?)が進行しているのか、画像で見るほどは美しくないんですよね……。
もちろんポリッシュ後なのでつるっつるではあるのですが……難しいですね、こういうのも……。
傷なんかもこんな感じで消しましたので、きっと満足していただけている……といいなぁ……。
兎にも角にも、エリーゼと同じ様にポリッシュ掛けて、また洗車してコンパウンドの残りを洗い流して、WAKO’Sのヴァリアスコートして納車いたしました。
セダンの面積は自分にゃ大変でした……プロの磨き屋さんの凄さを痛感です。
なにしろヘロッヘロになりましたからね……徹夜で作業したせいでもあるんですが……。
あ、今調べて気付きました。
これってM-DCTとか言うツインクラッチなんですね。
調べるまで知りませんでしたw
そりゃSMGより早い訳だw