さて、いよいよ最終日です。
この日も、当然ながらもしもを想定して早めの5時半スタートです。
そして最後の最後、もし見つけられたらいいなぁ……と思っていた場所が最初の訪問先。
え~、ただのバス停ですw
まぁただのと言うには若干立派ではありますが。
なんか北海道のローカルバス停って感じですね。
ここは17年前に長崎に向かってる最中に自分が力尽きた場所なんです。
で、寒さに震えながら、この中で寝袋に包まって夜を明かしまして、自分にとってはとても印象深いビバークポイントだった訳です。
あの頃は今みたいにスマホで手軽に宿の予約~なんて無理でしたからね。
しかしまさかあの当時のまま残ってるとは思いませんでした。
しかし停留所の名前が消えてて分からない……なので反対車線側のバス停をチェックしたら、やっとわかりました。
え?
ここ温泉街(?)の入り口だったの?
じゃあ宿探せば普通に泊まれたんじゃん……まぁ今更の話ですが。
とりあえず場所を確認出来て、当時を懐かしんで椅子に寝っ転がって満足したので、とっとと長崎に向かいます。
途中一般道ながら通行止めなんかにも遭遇して若干遠回りはしましたが、無事に長崎入り。
見たかったのはこちらです。
説明文がこちらになります。
しかし、ここって17年前に長崎の観光ガイド見た時見かけた記憶無いんだよなぁ……自分の琴線に間違いなく触れる物件なので、ちょっとでも写真を見てたら絶対記憶に残ってる筈なんだよなぁ……。
ちなみに上から見るとこんな感じ。
そして倒れた分がこちら。
まぁ相当な爆風だった事は分かりますが、それがどれだけの威力だったのかは次で。
立派な楠の木です。
これは先程の鳥居のお役目の大元である山王神社の楠の木です。
参道を登って、楠の木の元へ。
すると、この楠の木の異常さが分かります。
これが楠の木の表面です。
分かりますかね?
分からないかもしれないので説明を加えます。
およそ2000℃と思われる熱線に焼かれたのですから真っ黒なのも分かる話ですが、驚異的な事に生き残った根っこの部分から新芽が成長して元の幹を覆いながら成長して今に至ると……何その生命力っ!?
凄すぎるでしょっ!
ちなみに熱線だけじゃなくて爆風の凄さを物語るのがこちら。
この穴だけじゃ分かる訳もありませんので、説明文をどうぞ。
そしてその埋まってた岩がこちら。
画像にチラッと映っている友人の足から大きさを想像していただければ、どんな勢いで吹っ飛んできたかが分かろうもんです。
そりゃ鳥居も吹っ飛ぶわ……。
ちなみに写真もあったので、原爆投下後の写真も一つばかり。
ここに来たからには参拝しない訳にはいきません。
しっかりお参りしてまいりました。
さて、これにて自分の今回の九州旅行の観光は終了した訳ですが……なんで山王神社ってマイナーなの?
「長崎 観光」で検索掛けたって出てこないよ?
検索でヒットしたうちの何個か目に片足鳥居が載ってたから「これだぁ~っ!」って即決でしたが、そこにも大元の山王神社の楠の木の記載は殆どありませんでしたし……。
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ここ、長崎の一押しでもいいんじゃないの?
だって、これ程被爆からの再生を実感させる好例なんて無いでしょ?
まさか「再生してるから次に落としても平気平気」とか思われるのを避けたかったとか?
理由は分かりませんが、ここまでマイナーな理由がさっぱり分かりません……。
まぁ他にも観光スポットは幾らでもありますから、負の遺産的なモノを前面に出したくないのかもしれませんね。
兎にも角にも自分は大満足でしたし、滅多に感動しない表情変化の乏しい「ロボット」と揶揄され続けた友人をもってして「すげぇなぁ……」と言う程ですから、興味を持たれた方は訪問される事をお勧めいたします。
あ、一応
福山雅治さんの「クスノキ」という曲のモデルになったのが、この楠の木だそうです。
さて、自分が目標としていた観光は全て終わりましたので(想定外な部分は除外して)、あとは福岡空港に向かうだけです。
この時点で時間はまだ7時10分。
まだ朝の通勤ラッシュにも早い時間でしょうし、飛行機は12:00ちょうどの出発。
慣れていない福岡空港とはいえ30分前に到着しさえすれば余裕で乗れますから、時間の余裕は4時間10分。
ルートは基本的に高速オンリーで160km程度と、ゆったり走っても2時間で到着する距離。
天気予報では朝までは雪が降るけど、朝には止むと。
スマホでNEXCOのアプリで高速道路の状況を確認すると凍結防止作業実施中という区間はあれど、通行止め区間は無し。
よし完璧っ!
ってな訳でラストランです!
とは言ってももう急ぐ理由もないので普通に法定速度でトコトコ走ります。
そしてトイレ休憩してSAでも通行止め情報を見て、問題無いのを確認し、早めに博多入りして向こうでなんか食べようよって話をしていたので、特にのんびりする事無く更に先へ進みます。
ちょっと左右の景色が怪しいですが、走れるか走れないかで言えばその気になれば200Km/hで走れる位の(走るとは言ってない)微ウェット路面ですので、念の為にNEXCOアプリをマメに更新して眺めながら走っていたら、衝撃の事態に。
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いきなり通行止めかよっ!w
もうここまで来たら笑うしかありません。
この時点で自分らは佐賀大和を通過したばかり……手前で降りる事も出来ず、出口渋滞の東脊振で降りる事に……。
ここで渋滞中の自分らの会話。
「俺さぁ、九州に関しては全然晴れ男じゃないんだよねぇ……バイクで来た時は天気予報大外れの低気圧直撃で、正月に連れてきてもらった時も大雪で九州全域でニュースになってたし、今回もこれだろ?」
「この雪はお前が連れてきてたんかいっ!」
「ふはは、俺の事は冬将軍と呼ぶがイイっ! 頭が高いわっ!」
「足軽が調子に乗ってんじゃねーよっ!w」
全く動かない渋滞に、脳がとろけてたみたいですw
そしてあまりの渋滞にしびれを切らし、悩んだ末に脇道をグルグル回った末、こちらに来ました。
はい、
JRにしました。
中原と書いて「なかばる」と読むそうです。
ま、約2時間前に鳥栖にすら到着してないんだから無理でしょ……。
でも到着する直前に普通に電車走ってたから、こっちなら大丈夫……と思ったら、そんな事ありませんでしたw
電車もバンバン遅れてて、さっき通過したのも遅れてる分で、次の便は多分30分後位と……。
ここで時間を計算します。
おそらく電車の到着は10:40分頃。
鳥栖への到着は11:00過ぎ。
そっちも遅れてる可能性はあるものの、上手く特急に乗れたとして到着は11:40分近く。
そこから地下鉄に駆け足の飛び乗っても福岡空港への到着は11:50。
大甘な予想でこれですから……
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はい、飛行機に乗れないの確定っ!w
ここで慌てて次のチケットの予約に走ります。
しかしアプリ・スカイチケットでは全滅……やべぇ、マジで帰れないかも……。
それでも諦めずに直接航空会社のHPにアクセス。
大手のJAL/ANAは全滅でしたが、
スカイマークだけは何とかありましたっ!
ありがとうスカイマークっ!
想定外の高額出費にちょっと悲しい気持ちになったけど、とにかく助かったよっ!
今後も贔屓にするからよろしくねっ!
さて、チケットを取れたものの、まだ安心は出来ません。
この時点でまだ電車が来てなかったからです。
で、ここへの電車は一応予想通りの時間に到着しまして、無事鳥栖に到着しました。
これであと電車一本ですね。
しかし高速道路通過があと20分早ければ東脊振は通過して鳥栖で降りる事になってただろうから、それだけでも違ったのになぁ……と思わなくもありませんが、今更な話ですね。
その後特急も入ってきたのでとっとと乗ろうかなとも思ったのですが、ローカル線の旅もイイかな?と鈍行列車で北上しました。
まぁこういう考え方が
墓穴を掘る元なんですけどね……。
とりあえず鳥栖を出てしばらくするとこんな感じに。
なんか世界がおかしくない?w
そしてこの後猛吹雪の区間に突入!
ここでスマホの雪雲レーターを。
何、このピンポイントさw
これで運休とかになったらどうすんの?
もう完全に詰みなんですけどw
まぁさすがにそこまで酷いオチにはならずに済みましたけどね。
で、さすがに博多でプラプラする気力も無かったので、とっとと空港に行って昼食を。
門司には行けませんでしたが、焼きカレーです。
ホントは豚骨ラーメンの一蘭に行くつもりだったのですが、何故か見つからなかったのでこれにしましたが、これはこれで満足です(^-^)
で、早めに手荷物検査受けて搭乗口前でスマホの充電しようと思ったら……
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あるじゃないの、一蘭っ!
まさか手荷物検査のゲートくぐった先にあるとは思わなかったよ……あんたは次回だっ!
それにしても福岡空港の平和な事……あの大雪は何だったんだ……。
で、福岡を飛び出せば、次は北海道です。
いやぁ、平和ですねぇ……気温もマイナス6℃……南阿蘇と同じかw
とりあえず自分のいない間はマイナス10℃を下回ってばかりの気温だった筈なのでバッテリー上がりがちょっと心配でしたが、幸いにも何事も無くエンジンが掛かり、ほっと一安心。
なんのかんのと結構遅い到着時間となりましたので、まずは千歳市内で腹ごしらえしてから帰宅ルートへ。
しかし、ここで
素直に帰らないのが自分の自分たる所以です。
支笏湖氷濤まつりを観てきました。
前回はただの人口プールに青い照明当てただけにしか思えなかった支笏湖ブルーも、何やら進化してましたw
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まぁそんなこんなで濃いツアーは終わり無事帰宅した訳ですが、ここで自分は更なる馬鹿プランを計画しました。
これが最後のオチです。
それは友人の自宅到着報告のメールを読んだ後のやり取りにて。
「前にさぁ、バイク送ったら預かっててもらえるかって話したじゃん?」
「したねぇ」
「あれ、通年でもOK?」
「むらのデカいバイクは無理だけど、250単発クラスなら大丈夫だよ」
「あ~、なるほど、分かった……」
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「じゃあセロー買うわw」
いや、だって九州面白すぎるでしょっ!
とてもじゃないですが数回じゃ味わい尽くせませんよっ!
まぁ真面目な言い方しますと、やっぱり関西圏は北海道人にとって完全に別世界な訳です。
同じ日本国内であるにも拘らず。
もう文化も歴史も比べ物にならないのですから、食うに困って藁にもすがる思いで北の大地の開拓に参加した人たちの末裔にはすべてが面白い訳です。
しかし、実際にそうそう行ける場所ではありません。
九州はもとより、山陽・山陰に四国もそうです。
歴史的に興味深いところはいっぱいありますが、この辺も一度しか行った事が無いので、出来れば何度か訪れたい所です。
現実問題として、自分の残りの人生をどれだけ充実したものに出来るかな?と考えた時、九州・山陽山陰・四国を味わい尽くすというプランが目の前にあった場合、自分なら間違いなく飛びつきます。
それに山陽山陰に四国は、九州以上にハードルが高い。
ましてや自分は色々と走り回りたい派です。
レンタカーで満足するにも限界がありますし、クルマだと気が向いた時にさっと車を止めて写真撮影を……なんて事も難しい……何しろ北海道と違って道路は狭いですからね。
やはりレンタカーよりバイク……じゃあレンタルバイク?
いやいや、それはそれで高くつくでしょ……。
じゃあ話は簡単です。
買っちゃえばいいんです。
バイクの置き場所は確保出来た訳ですし、置き場所は山陽山陰・四国にもアクセスしやすい小倉です。
そして今の仕事先は土日休みこそほぼアウトですが、平日であれば連休を取るのも容易。
つまり毎月行く事すら可能な訳です。
これだけ好条件が揃って、残りの人生どうせ孤独死だしなぁ……と言っている人間にとって魅力的じゃない訳がありません。
なので、今年はR52MINI君に全力投球した後、更に父君への最後のプレゼントとして車を購入し、その後バイクを買おうと思います。
狙いはツーリングセロー一択っ!
メンテフリーなインジェクションで、大型スクリーンとか大型キャリアとかツーリングに特化したスペックがたまりません。
友人にメッセージを送った時点でここまでの結論は想定済みでしたので、返信の早い事早い事。
メッセージ読んでから返信するまで10秒も掛かってませんよw
まぁバイクが大きいのでも可と言われても、キャニオン君は放置しっ放しで平気と思えるバイクじゃないのでバイク購入は待ったなしだった訳ですが。
高速を乗れることは大前提ですが、東北道を爆走して北海道を目指すような連続高速走行とかは殆ど想定していないので、コンパクトで乗り易いのが最優先。
しかも林道大好き人間が林道を走らないとかありえない訳で、当然オフロード系。
それでメンテフリーさとツーリング装備の充実ぶりまで考えたら、そりゃもうツーリングセロー一択ってもんです。
これにかんしては小倉のYSPかどこかで普通に買おうと思います。
これはメンテしてる暇とか無いから、任せられるバイク屋確保しとこうかなって考えからです。
っとまぁ、つらつら好きに書きまくりましたが、そもそもこれだけ計画通りにいかなかった旅行の後でリベンジを誓わない訳がありませんw
そういう人間ですからねっ!
チョロチョロとブログ内にリベンジをちらつかせていたのは、実はこういうオチがあったからです。
今年はさすがに無理ですが、来年の春がひとまずの目標ですね。
待ってろよ、九州!
よ~し、仕事頑張るぞ~っ!
あ、でも夏は行きませんよ?
だって暑さで融けちゃうもんw
ってな訳で、九州旅行編はこれにて終了です。
でも、おまけのプチネタは一個だけあります……。