まぁまだ行けるかどうかはハッキリしてません。
何しろ情勢が色々と怪し過ぎて……原油価格の暴落で
オイル&ガスマネーでちょっとばかりバブルっていたサハリンがどんな状態なのか分からないのと、やはりウクライナ問題がどれだけ住民感情を悪化させているか分からないので……
ウクライナからの移住者が多いですからね、サハリンは。
それにロシアの外務省もふざけた事発表したばかりですしね……。
しかし、今から準備しておかないと間に合わなくなりそうなので、とりあえず徐々に準備を始めてます。
まぁ一番大きな準備はテリオスキッド購入ですね。
準備というか、これは既に準備完了なわけですがw
だって、テリオスキッドで行くのほぼ確定ですもん。
「MINIで行けばいいじゃん!」とかいう意見はもちろん無視します。
いや、だって無理だもんw
全てを想定した車種選定でしたしね、元々。
その選考基準は下記の通り。
①車高が高くて一般的な未舗装路走行が出来る事
②積載量は多いほど良い
③満タンで400km近く走れる事
④ボロボロになっても気にならないこと
この4点でした。
①は
ユジノサハリンスク以北が殆ど未舗装路という点で譲れない条件です。
それに大雨による氾濫で川を渡ったりする可能性も高いので、RV&SUV系を選ぶのは必然。
ここに④が加わります。
④は
治安があまり良くないので、最悪はガラスが割られたりといった被害の覚悟も必要となりそうですので、車へのダメージに精神的ショックを受けない格安な車両を選ぶ必要が出てきます。
この時点で
「どんな場所やねん!」という突っ込みをしたくなりますが、そういう国なんですから仕方がありませんw
バイク文化は皆無ですからスクーターであっても目立ってしまいますが、走ってる車の大半が国産の中古車ですから、悪目立ちせずにサハリンに埋没するにはボロい国産中古車が一番な訳です。
そこで普段の維持費と燃費という点も考えて軽自動車というチョイスをした場合、車種はジムニー・パジェロミニ・Z・テリオスキッドに絞られます。
で、ジムニーは人気車種なので走破性能が高くても無理。
Zはフルフラットに出来るという点では魅力的ですが、アンダーフロアという点で川渡りに不安が残るので除外。
パジェロミニは価格的に魅力的ですが、積載量が4車種中一番残念なのとガソリンタンクの大きさ&燃費の悪さで脱落。
②と③の条件を満たしませんからね。
で、結果的に残ったのがテリオスキッドだった訳です。
そこでも更にエアロダウン系は除外しました。
だって車高低いんですもん……川渡るかもしれないってのに車高下げてどうすんのよさw
そうして最終選考に残ったのが現在のキッド君なのです。
まぁ未だにバイクで行こうかとも悩んではいますが、とにかくこうして
「自走可能な車両を持ち込む」という根本的な旅行プランの初期段階のハードルは既にクリアしています。
自分の目的地である
オハと
ウグレゴルスクの両方に行こうとおもったら、これはもう必須です。
ってな訳で、ナンバーの申請とか色々ありはしますが、まずは第一段階クリアです。
そうなると次はサハリンそのものの情報です。
これが困った事に
未知の世界過ぎて殆ど情報がありませんw
ネットで検索すれば確かにポツポツとありはしますが、やはりマイノリティゆえの情報量の少なさはハンパありません。
もっとも、そんな状況だからこそ
フェリー廃線なんて話が浮上する訳ですが。
ですので、とりあえず古い書籍ではありますがこんなのを購入してみました。
数少ない旅行情報ですから、この辺の書籍は貴重です。
まぁ地球の歩き方も買おうかとは思いましたが、シベリア&シベリア鉄道がメインでサハリンがオマケ程度でしかないのと、別名が
「地球の迷い方」ですから(笑)まずはこの2冊にしました。
これからじっくり読み込んでいきたいと思います。
そして最大の問題が地図。
書籍としての地図が事実上売ってないらしいんですよね、サハリンって。
まぁこの辺は
「地図を読める国民は都合が悪かった」共産圏の名残なのでしょうね。
そもそも現段階でしっかりした地図というのが
日本統治時の樺太地図なんですから、ある意味終わってます。
現時点で一番有用な詳細地図はやはりネットに頼らなければならないというのが実情。
グーグルならサハリンでさえストリートビューがありますから、正直驚きです。
すげーよ、グーグル先生!w(←検索エンジンじゃないけどねw)
しかしネット環境が怪しい……というか、ユジノサハリンスク以外は事実上ネット環境が無いであろうサハリンでは、グーグル先生の地図も当てに出来ません。
発展途上な国と同じで、サハリンはインフラとしての電話線工事よりは手軽な携帯用の基地局を作って対応してる気がしますので、シムフリーなスマホなら対応出来るかもしれませんが、それでも使えるのは街中だけで郊外に出た瞬間から使えなくなるであろう事はなんとなく予想出来てしまいます。
少なくとも「通話可能」と信じて行くのは自殺行為でしょう。
だからといって大量に地図情報をプリントアウトしていくのも間抜けですので、とりあえずタブレットに
MAPS.MEとかいうフリーのオフライン地図ソフトをダウンロードしてみました。
こいつは世界中の地図データを任意でダウンロードして使用するソフトで、ロシアの極東方面の地図データをダウンロードすればサハリンでも使えます。
ガソリンスタンドのマークがあるくらいですので、フリーとはいえなかなか侮れません。
特に日本と違って給油そのものが命に関わる場所ですから、尚更です。
まぁこれも情報がある街と無い街があるので、過信は出来ませんが。
ネックはカーナビではなくあくまでタブレットなので、垂直に設置するとクルマの向きが変な表示になってしまう事でしょうか。
基本水平マウントというのはちょっと非現実的ですが、地磁気センサーよりも移動に伴うベクトルの方を優先する様に出来てるようなので走っている限りは垂直マウントでも問題ありませんし、10.1インチの大きなモニターで地図代わりに使うのは充分過ぎるでしょう。
この辺は、山歩きとかでガーミン使ってる方がバッテリーのもちを重視して地磁気センサーをオフにするのと使い方は同じですかね。
「方位が分からなかったら歩けばいい」
まさにこれですね。
そしてカーナビと違って強制的なマップマッチングが無い様なので、道無き道すら走りそうなサハリンではこちらの方が活躍してくれるかもしれません。
まぁ直前になってロシアマップのカーナビを買うんじゃないかという気もしますが、とりあえず前準備ですから最低限の機能を見たいすという点では充分過ぎるでしょう。
しかし地図が売ってないのに地図データはタダで手に入るとか、えらく頓珍漢ですねw
でも、シムフリーのスマホは用意していった方があちらでもネットが使えるかもしれないという点で用意していくべきかも……。
しかしこの辺はさっぱり詳しくないんですよねぇ……困ったもんです……。
兎にも角にも、これからキリル文字と最低限のロシア語を覚えなければ!
なにしろスパシーヴァとハラショー位しか知りませんからね、自分w
これで行けなくなったら、今度はミニの生まれ故郷・イギリスにでも行くか、アラスカにオーロラでも見に行くか、いっそのことラリーフィンランドでも観に行くかな……でもイタリアも捨てがたい……。