2012年11月22日
みなさん、ドライブレコーダーって装着されてます?
本州の方ではどうかは分かりませんが、少なくとも北海道での認知度は低い……もしくは必要性を感じていらっしゃらないケースが多く、装着率もかなり低いのが実情です。
ですが、やっぱり重要なんですよね、ドライブレコーダーって……。
ドライブレコーダーの必要性を感じた、こんな事故例をひとつ。
ある中規模スーパーの駐車場に入ろうとした時、逆に駐車場から出てくる車がいた為にウインカーを出しながら一旦停止し、その車が出て行くのを待っていました。
すると突然左側面に衝撃音が。
見てみるとバイクがぶつかってきていたのです。
上記の通り車両は完全停止状態で、当然ですがウインカーを出していました。
状況だけならパーフェクトなまでに追突です。
車両が完全停止していますので、状況だけなら文句無く100:0のケースです。
しかしそうはなりませんでした。
ある程度想像つくとは思いますが……
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相手が「幅寄せされた」と言っているからです。
正直言いまして、現場に警察が来た時に話していた内容とは言ってる事がまるで違います。
最初は「停まっていたのに気づかなかった」と言っていたのです。
しかも50m手前の路側部分では工事が行われていて、キープレフトでは走れない状況なのに「幅寄せされた」と言っているのです。
しかも警察が来た時には「そんな工事現場あった?」と言い出したので、警察と一緒に現場を確認しに行って「あ、ホントだ……」と言っていたくらい……つまりボーッとして走っていたんです、このライダーさんは。
それであるにも拘らず「幅寄せされた」と言っているわけです。
つまり自分は悪くないと。
呆れてモノが言えませんが、こうなると当然ですが揉めます。
厄介なのは、事故でぶつかったのが車両の左側面だということです。
工事現場があったために左側に寄せきる事無くハンドルを切って斜めの状態で停止していたので、ライダーが気がついて避けたのが左で、なまじ左にスペースがあった分側面に集中したと。
これが真後ろだったら有無を言わせず相手が悪いで終了です。
車両が停止していたかどうかで揉めるでしょうから、100:0にはなりませんが、それでも前方不注意に車両間隔が足りなかったという事ですぐに決着つきます。
しかし例に挙げたケースでは揉めるんです。
絶対揉めます。
何故なら証拠が無いからです。
でも考えても見てください。
車両側のドライバーさんは一切悪くありませんよね?
あちらがいちゃもんつけてきているだけで……。
でもいざこんなケースに巻き込まれ、しかも自分の車両修理代が高かったら、当然ですが車両保険を使う事になるでしょうし、そうなれば翌年の車両保険代は一気に跳ね上がります。
口悪く吐き捨てる様に表現するなら「嘘つきの屑野郎が起こした事故の為に、何で自分が何万円も払わなければならないんだっ!」となるでしょう。
もっと最悪なのは何も悪くないドライバーの過失割合が高くなる可能性が否定できない事です。
最悪9:1でドライバーが悪いという結果にだってなりうる可能性を否定できません。
なんだ、その不条理はっ!
そう思いますよね?
でもこれが事故の現実です。
まぁこのケースは本日お預かりして板金に出した車両の話なんですが、今回の様なケースはまさに最低なケースのひとつでしょう。
しかも事故は今年の夏なんです。
なのに揉めに揉めた末に相手の保険屋から一切連絡が来なくなり(!)、これじゃどうしようもないという事で、まずは車両保険側で対応して今後は保険屋同士で詰めていくという事になり、やっと修理に入ってきたんです。
これだけ待たされたのに、まだ何も解決しない……ありえないと思いませんか?
でもこれが現実ですし、こういうケースの方が正直言って多いです。
しかもこのケース、相手の逃げ方からして裁判になる公算大です。
示談にするならもっと動いてますし、相手の保険屋との連絡状況を考えたら弁護士に丸投げにする動きそのものです。
しかし裁判が長びいている最中に保険満了日が来てしまったら、こういう場合だと保険料が上がった状態で保険継続となりますので、どちらにしろ腹が立つ状態に追い込まれます。
どうですか?
腹が立つと思いませんか?
でも、こういったケースをほぼ100%円満解決できるのがドライブレコーダーなんです。
今回のケースで言えば、こちらが停止した状態だったことがハッキリ証明できれば全て解決するからです。
正直なところ、今回のお客様はドライブレコーダーを前後に装着する事になりました。
ただドライブレコーダーを装着しませんかと話しただけだったのですが、相当腹を立てているみたいで「金の問題じゃないっ!」と吼えており、「んじゃ念の為前後に装着しますか? そうすりゃ相手がどんな動きをしていたかまで白日の下に晒す事が出来ますし」と提案したら即採用されたんですが、まぁこれだけ嘘つきの相手から逆に嘘つきよばわりさたらそうなりますよね……。
ドライブレーコダーなんて特殊な装置、結構するんじゃないの?と、まったく知らない方は思うみたいなんですが……ネットを徘徊している方なら知ってますよね?
ドライブレコーダーがバカみたいに安いという事は。
出た当時は確かに高かったんですが、今じゃ¥5,000切る商品だって当たり前ですから……。
この値段をケチる理由、無いですよね?
サーキット専用車なら要りませんが……機能的には車載カメラにも使えますから、逆に装着する人はいるかもしれませんが。
兎にも角にも、もしもの時の頼もしい装備「ドライブレコーダー」は、装着しても損する事はありませんよ、きっと。
ちなみにうちのミニにも装着しています……が、今度別のモデルに変更します。
だってフルハイビジョンサイズで撮影できるのもずいぶん安くなってるんですもん……。
*おまけの利用方法
警察車両に追跡されて速度違反で捕まった時、「ホントに計測距離取れたのか?」と思ったケースとかありますよね、稀に。
そういう時、警察相手に証明が出来る……かもしれませんw
Posted at 2012/11/22 16:40:17 | |
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