え〜、一応無事に車検取得と相成ったキャニオン君。
そんな彼が陥った深刻なトラブルとは、タイトル通り燃料ポンプでした。
笑っちゃう事にポンプの焼き付きとかではなく、ポンプ本体から燃料が漏れてくるというトラブル率としてはかなり低いものでした。
画像でポンプ形状が分かると思いますが、円筒状のケースにポンプユニットを挿入して、エンド側をカシメてポンプユニットを固定するという構造をしています。
で、ポンプユニットを挿入する際には当然ですが漏れ止めのOリングが入っている訳ですが、そこが逝ってしまったみたいで本体からポタポタ漏れてきた訳です。
古くなってきたポンプなら起きてもおかしくはないトラブルではありますが、普通はポンプ自体が作動しなくなる方が圧倒的に多いので、稀と言えば稀ですね。
まぁ漏れ方自体は珍しくても、トラブル箇所としては定番中の定番ですからポンプ交換して終了です。
じゃあ何故深刻なトラブルと言ったのか?
それは簡単な話です。
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ポンプ自体が無いからです(>_<)
当たり前の話ですよね。
だって事実上
メーカー自体が存在しないんですから。
まぁ幸いにして今回はデッドストック品が見つかったので事なきを得ましたが、将来的には深刻な問題になるかもしれません。
キャニオン君のエンジンがエンジンですから
「ポンプもドカ用なんじゃね?」と、よく考えもせず取り寄せてみたら、自分の予想に反してインラインポンプ……で、ドカはインタンクポンプ……使える訳がありません。
燃圧は同じで、流量も多分同じはずなんですけどね……(-。-;
で、よく見ると何処かで見た事のあるポンプ形状です。
分かりますでしょうか?
ボッシュとソックリなんですよ。
ってか、間違いなくボッシュですw
って事は、ボッシュ系で探せば何とかなるんじゃね?
そう思って取り寄せたポンプが2つ。
1つは燃圧と流量は問題無さそうなものの、フィッティング形状が違うのでデリバリーホース&パイプのワンオフが必要になります。
まぁ作りゃいいだけと言えばそれまでなのですが、純正ポンプの流量がハッキリ分からないので、まだまだ調べなければなりません。
もう1つはフィッティング形状こそ合っているものの、純正レギュレーターではちょっと調圧しきれない燃圧の高さ故、そのままでは使えない……。
アジャスタブルレギュレーターを間に挟んで、純正と変わらない燃圧まで補正出来ればおそらく大丈夫だとは思いますが、これも先のポンプと同じで純正ポンプの流量を調べない事には、簡単に流用とはいきません。
で、結局
これらのポンプが都合4つも余っていますw
何やってんでしょうね?w
しかも
デッドストック品を確保する為に、予備で2つも発注しちゃってますから、おそらく自分の人生では困る事の無い状況にはなった筈なんですけどね。
これでポンプが6つ……バカ過ぎますね(-。-;
とりあえずフィッティングの合わないポンプをバラしてOリングを取り出し、旧ポンプもバラしてOリングを交換して組み込み直してみようかなとは思ってます。
そうすりゃ予備ポンプは3個になりますからね。
とりあえず、今度の春までには燃圧計を追加で装着して燃圧チェックをしてみようと思います。
まぁそんなこんなで新品ポンプと古いポンプです。
なんか上下揃えないで撮影しちゃいました……。
んでもって、実はポンプと並んでヤバい部品があります。
それは
燃料ポンプのジョイントホースです。
上の画像の古いポンプにかろうじて残ってる黒い奴です。
厄介な事に、このホースは異径なんです。
しかも90°エルボー形状なんです。
こんなもん、もちろん手に入りません。
純正部品のデッドストックなんてあろう筈もありません。
で、ポンプをチェックしてる時にホースから燃料が滲んでいるのが判明し、ちょっと触ったらポタポタと……。
ハイ終了w
ホース外そうとしただけでブチブチ切れ始めるんですから、もう酷いもんです。
ポンプが手に入っても、このホースがなければ燃料をポンプに送る事が出来ません。
一応継ぎ手の組み合わせで対応は可能と言えば可能なんですが、かなり重くなっちゃうのでホースに結構な負担が掛かるんですよね。
なので、ワンオフで真鍮か何かを削り出してアダプターを作れば対処するのがおそらくベストなんですが、さてどこに発注したものか……(-。-;
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と思ったら、
米にありました!
まったく同じ事で困った人が、このジョイントを作って売ってたんです!(≧∇≦)
まぁ困る事が何なのか分かってる、オーナーさんの熱意を感じますね。
もっとも、元のホースとまったく同じ寸法にするのは無理なので、純正パイプを若干曲げ加工する必要は有りますが、走れないよりは1万倍マシです!
ってな訳で、新品ポンプ&対策ジョイントホースで見事に復活と相成りました!(≧∇≦)
まぁ復活と言っても、そもそも一度も車検取ってない状況を
「復活」という言葉が正しいかどうかw
しかしあくまで対策品は対策品でしかなく、純正ホースと比べるとかなり横に出っ張ってしまってアンダーカバーの取り付けに四苦八苦……。
とりあえずは暫定仕様で装着し、後日対策品の方を少し加工しようと思います。
で、よく考えてみると、燃料系だけで都合3箇所逝った事になります。
燃料タンク下のカプラーに、燃料ポンプに、とどめのエルボーホース。
よくもまぁ壊れたもんですw
しかし、ここまで来てやっと走り出せる状態になった訳ですが、キャニオン君の車両代とキャニオン君関連の費用を計算したら、笑っちゃう事に新型アフリカツインが充分射程に入ってるんじゃね?という事態になってました……。
まぁそれじゃつまんないから、絶対にしなかったでしょうけどねw
進んで苦労を背負い込むのが趣味人の病気な訳ですから……。
良いバイクなのは判ってますけど、自分のバイクは一応こいつで打ち止めの予定なので……
エンデューロ用バイクは別ですけどね!(←大馬鹿)
狙ってまっせ~、ハスクのTE450とかKTMの450EXCとか……。
さて、とりあえず最重要問題箇所は修理完了しましたが、きっと次問題になるのは上の画像にチラリと映っている
オイルクーラーホースでしょうね……。
まぁここはたぶんどうとで対処出来るとは思ってますが。
で、そんな事言ってると、
更なるトラブルが発生する訳ですw
さすがキャニオン君、こちらを休ませてくれませんね!w