前編から引っ張りましたので、答えはすぐに出します。
自分にとっての終のバイクはこれです!
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カジバのグランキャニオン900です!
元々はパリダカを制した事もあるエレファント900の後継モデルですね。
ちなみにエレファントはこちら。
パリダカ走ってた仕様はこちら。
とりあえず浜田麻里の懐かしい曲に乗せて、古のパリダカを思い出しましょう。
さて、思い出したところでグランキャニオンです。
エレファントをもう少しとっつきやすいデュアルパーパスな意匠に変更しただけで、中身はまんまエレファント900という、パリダカのモータースポーツマインドを内に秘めながら尖った部分を排除したモデルで、ある意味売られる時代が早過ぎちゃったバイクです。
パリダカには80年代から参戦し、
90年と94年には2輪部門で優勝という輝かしい歴史を持つエレファント。
グランキャニオンは中身がエレファントそのものですので、文句を言う方がおかしいですね。
参戦してたモデルと見た目が全然違っても、パリダカ仕様に外装をいじっただけで、中身は市販車と殆ど変わりません(じゃないと壊れちゃう……)。
まぁエレファントのフレーム見て
「キャニオンの方にはダウンチューブが無いじゃん!」という鋭い方がいるかもしれませんが、あそこはストレスメンバーじゃなくてアンダーガード着ける為だけに存在するんで省いちゃっただけです。
メインチューブ側だけで元々の性能を持ってるという点では、今時のアルミフレーム系のオフ車と変わりませんね。
今なら売れそうなんだけどなぁ……ヘッドライト廻りをもうチョイ今風にするだけで……。
BMWのF650が意匠変更して爆発的に売れた理由を考えれば、キャニオンだって!
兎にも角にも、グランキャニオンです。
100km/hクルーズを余裕でこなしてくれるドゥカティのパンター系904ccエンジンは、エキゾーストサウンドにも不満無し。
ドゥカティらしくドカドカいっちゃう訳ですよ、信号待ちとかでも。
まぁ純正サイレンサーがかなり仕事してくれてるので意外と静かではあるんですが、逆に暖気時に近所の事気にしないで済むという点ではありがたいですね。
900SS並みの音出されたら、近所迷惑ですからね……。
もっとも、仕様の記載が65PSだったり68PSだったり73PSだったり75PSだったり78PSだったりして、ホントの数字はどれなのよ?という困ったバイクではありますが、どうせイタ公の適当な数字でしょうから希望の数字を叩き出してくれてさえすれば文句はありませんw
実際、試乗した際の走り出しのトルクから予想されるパワーには満足出来ると思いますし。
そしてLツイン故のスリムさに最低限の機能を確保したカウリングとフロントスクリーン。
この個体は、防風性能が貧弱だった小さな純正スクリーンを、ナビゲーター1000用の大型スクリーンに変更してますので、その性能は文句無しです。
ちなみにナビゲーター1000はこちらです。
スズキのTL1000S用エンジンを搭載したグランキャニオンの後継機です。
日本に入ってきたのは確か片手で数えられた筈……。
話を戻しましてグランキャニオンですが、古臭いエンジンとは言っても燃費はその気になれば20km/Lを越えるので、リッター系としては不満無し。
幅広のシートはお尻にも優しい長距離ツーリング向きな仕様。
エレファント直系の走破性能は、日本の林道を走る分には充分以上の性能。
車重はドライで193kgですから、こちらも条件に合致。
F650GSやF800GSに比べたらちょっと重いですが、この位なら文句はありません。
そして何より、個人的にデザインが好きなんです。
特に右後ろからがかっこいい!
これに惚れました!(≧∇≦)
で、「結果的に」という枕詞が付きますが、グランキャニオンの最大の魅力は……
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絶対に同じ車種と出会わない!w
これでしょうw
輸入台数が少ない上に、実働個体がおそらくは両手で数えられ(自分が確認出来てる限りでは3台です)、それが北海道ともなると間違いなく自分の一台しかいませんからね!
そもそも積極的にブログなどでアップしてる方が全くいませんので、おそらく現時点で積極的に乗ってるライダーは日本国内に限って言えばゼロである可能性が高いです。
つまりここでグランキャニオンに乗って走り回れば、自分はオンリーワン!
あらやだ、素敵!(≧∇≦)
最近手に入れた方が一人だけいる筈なんですが、おそらくは消耗品の入手に困って乗ってない可能性が高いです……。
ちなみにグランキャニオンは実質2年しか生産されていません。
この当時、既にカジバ自体が倒産に向けて転がり落ちていましたから……。
エンジンを安く仕入れて組み上げたナビゲーターも実質生産は1年……。
こんな状態のメーカーが生産した台数なんて、世界中を探しても台数が少ないってのは判ろうってもんです。
救いはエンジン&マネージメント自体はメーカーに余裕のあったドゥカティからそっくり移植出来ているって事でしょうか。
さて、こんなマイナーバイクに共感してくれる様な人が果たしているのかどうか……。
でも、
これが自分にとっての終のバイクです!
ってか、マジでこれだけだったんですよね、心の底から欲しいと思ったバイクって……。
まだナンバーありませんので敷地内をグルグル回っただけですが、この時点でもうやられてます。
もう
「これだぁ~~~っ!」って感じですw
ネックは
事実上メーカーが潰れて存在しないので(創業者一族が権利だけ持ってる状態)、
純正パーツの供給が一切無いという事です。
まぁ、
この時点で普通は手を出しませんw
Buellみたいに買った後で潰れちゃったとかいうなら話は別ですが。
でも出しちゃったんですよねぇ……我慢できなくてw
とりあえずエンジンパーツに関してはモンスター900ieと同一の筈ですので、こちらで困ることはありません。
エンジンが逝っても、ぶっちゃけ中古エンジンに載せ換えればすぐに復活します。
中古ならタマも多いので、この点は国産と比べても充分以上に魅力的だと思ってます。
制御系はまだ確認してませんが、おそらくはECUもモンスターと同じものを使ってるんじゃないかと思いますので、おそらく問題無いと思ってます。
同様に、イグナイターやレギュレーターなんかも同じじゃないかと思ってますので、とりあえずのんびり調べようと思ってます。
車体側では、まず必ず欲しくなるフロントフォークのシールは社外が売ってますので困りません。
心配するべきはフォークの錆でしょうが、チェックした限りは問題無かったので、普通にシール交換さえしていけば時分が爺になるまで問題無いでしょうw
同じくホイールベアリングとステムベアリングも社外品がありますので問題ありません。
クラッチやブレーキマスターは意外な事にニッシン製でしたが、こちらも径さえ判ればOHキットに困る事は無いでしょうし、最悪はマスターごと別のに換えればいいので問題ナシです。
でも、手元にこんなのがあるのはどうしてだろう?w
しかもクラッチ側もw
暴走って怖いですね〜w
ブレーキパッドもローターも共に社外が売ってますので、こちらも困りません。
キャリパーはブレンボなのでこちらも困る事は無いでしょう。
問題は、外装パーツが手に入りませんので、
コケたら終わりです。
スピードメーターはケーブル式なので、ケーブルが切れたら部品がありませんので、予備を作っておくかメーターを社外&マグネットセンサー式へ変更する必要があります。
また、メーターも壊れちゃったらケーブル同様に社外へ置き換える必要があります。
ケーブルで言うならスロットルも切れたら困りそうですが、これはモンスター系のパーツが流用出来る事を期待してます……が、こっちが切れる事はまず無いので、無視していいかもしれません。
とりあえず書き出してみると、コケさえしなければ維持には困る事は無さそうです。
これなら関東圏まで行けるぞ!(たぶんですが)
でも、当面は青森・秋田方面のツーリングが目標ですね。
あ、もちろん分かってる人は既に予想ついていると思いますが、このままでは乗りません。
だって
赤だもん!
自分にとっての鬼門色である赤のままでは乗りません!
オールペンしちゃいますよ!
さて、何色にしようか……純正色ではこんなのもあるんですが……。
候補としてはシルバー・ガンメタ系、黒系、それに黄色でしょうか。
VTR1000FやF800GSがいいなぁ……と思った時、欲しくなった色はどちらも黄色だったんですよねぇ……なんかスズキっぽい気もしますが……。
でも一番無難な候補はMINI君と同じダークシルバーかなぁ……。
気合が入れば上の銀・青を基本に黒&ダークシルバーのツートン、そこにイエローラインを入れて、シートを黒・黄色に張り替えると思います。
一応初期チェックで問題らしい問題があったのはタイヤだけです。
元々林道と無縁だったみたいでオンロードそのもののタイヤを履いていたのですが、サイドがひび割れててこれじゃ乗れない……。
コンチネンタルKTC80かピレリのカルーが定番でしょうが、耐久性まで考えたらハイデナウが候補筆頭ですかね。
とか言いながら、もう注文済みなんですけどね……うーん、かなりの勢いで散財してます(-。-;
フロントフォークの右側が若干オイル漏れ気味なのでシール交換はした方がイイかな。
エンジンの始動性問題無し、オイル漏れ無し、タペット音正常、クラッチはジャダー感皆無で問題無し、リヤダンパーもオイル漏れ無し、チェーン問題無し、バッテリー若干弱り気味、タンク内錆無し(樹脂なんで)、シート表皮劣化で走り込んだら破れそうかな……と、こんなところで年式考えたら極上と言って良いかと思います。
現状でやらなきゃいけないのはタイヤ交換だけってところですが、タイヤ以上に一番最初にやらなきゃいけないのは
タイミングベルト交換!
年式と距離考えたら必須でしょうね。
う~ん、なんのかんのと動き出すまでに結構お金が掛かりますね……年式考えたら当たり前ですが。
車検費用込みで20万位掛かりそうな気が……。
余談ですが、このバイクは元々福岡のオーナーさんが所有していた個体で、その時にフェラーリのロッソ・コルサだかにオールペンされてます。
で、どういう経緯かは分かりませんが2年ほど前に某オークションに出品して結局売れなくて、福岡の業者さんが買い取り、そこでも売れなくて山陽地方の業者へ渡り、更に流れて和歌山県の業者さんに行き、最後に自分の手元に来たという個体です。
現存台数が少な過ぎて、そこそこ経歴が分かってしまうという嬉しいけど嬉しくない寂しさ……。
さて、どこまで維持していけるのやら……とりあえず頑張るぞ~っ!
むしろ乗る機会がどれだけあるか……とりあえず来年のお盆はなんちゃってミツバチ族にでもなって、どこぞのキャンプ場にでも出没しようかな……。