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むらんげのブログ一覧

2023年10月15日 イイね!

道産子が行く関西ツーリングのススメ 第1弾 設計ミスなBMWと太平洋フェリー

はてさて、日本一周が終わってから、そのツケがやって来たかの如く忙しない日々が続き、気が付けば関西ツーリング目前……。
やらなきゃいけない整備&モディファイは色々ありますが、重要なのは

・ステムベアリング交換
・パニアケース大容量化


この2点です。

で、まずは酷い状況だったステムベアリングです。
実は沖縄上陸前の12月、鹿児島入りした辺りで気付いてはいたのですが、まだ総走行距離が1万kmにも到達してなかったのでタイヤのエア圧から来る若干の渋さと考えていたんです(少し圧が低下してたんです)。
そして沖縄へ上陸してしばらくしてから『あれ? これ、やっぱステムベアリングじゃね?』という症状が顕著になり始めました。
普通、1万km程度でステムベアリングが逝くなんて事はそうそうありませんので、生産年式を考えるとBMWが中国であれもこれも大量生産しまくり始めた時期と重なりますし『もしかするとステムベアリングのコストをケチって中華産にしたんじゃなかろうな?』という疑念が浮かび上がってきました。
そして日本一周の終わり頃は何とかまっすぐ走れるけど、それ以外は洒落にならないって状況にまでに至り、これ絶対ベアリング中華産だろ!と決めつけておりました。

んでもって整備です。



もう外した後ですが、フォークを外してクラウン単独で動きを確認したところ、コクコクでもなくカクンカクンでもなく……

































ガッキーン!
って状態でした。
何じゃこりゃw
こんな状態なの初めて見ました……あまりの酷さに唖然とするより笑い転げてしまいました(≧∇≦)
よくこれで乗ってたな、オイラ……まぁ身体の一部に実際のダメージ与えるレベルの酷さだったんですが、その辺は日本一周ラスト・SSTR編で書きました通りです。

で、バラしたところ、中華疑惑のあったベアリングはNTN……あるぇ?
どゆこと?
更に言うなら、バラす際も不思議な構造をしていました。
アッパークラウンをアダプターで嵩上げしてたんですよね。
そしてSSTでベアリングを抜こうとした時に全ての原因が判明しました。
SST使っても抜けなかったんですよ……

































ステムシャフトが短過ぎて!
つまりこれが原因だったんです。
オンロード基準でステムシャフトの長さ決めたのかは分かりませんが、この長さじゃオフロード用サスペンションの長尺を支えられないから嵩上げした……けどステムベアリングスパンは短いままでクソ長いフロントフォーク&大径ホイールによる過大応力がベアリングに向かう事に思いが至らず……こんな感じじゃないですかね。
とにかくステムシャフトが短い事で滅茶苦茶負荷が掛かって、あっという間にステムベアリングが逝く……これがF650GSが抱えている解決しようのない問題の様です。
おそらく更にサスペンションストローク伸ばした&21インチ化してるダカールですと、もっと寿命が短くなっていると思われます。
下手すりゃ5000km位から症状出始めるんじゃないですかね。
こんな感じですので、自分の場合は走行距離的にステムベアリングは毎年交換ですね……(-_-;)

原因は分かりましたので、とにかく交換です。



クラウンの受け側もキレイにしようかなと思ったのですが、時間が無かったのと『どうせ来年も交換するからその時でいいや』となりましたw
勿論この後グリスまみれにしてから組み付けました。
ちなみに交換したブツはこちら。



NTNの4T−320/28Xになります。
モノタ○ウ辺りで取り寄せると安いです(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)



んでもって、もう1つがパニアケースの大容量化
前オーナーさんが用意していたパニアケースは大容量ではあったものの厚みが足りずヘルメットが入らなかった為、ツーリング毎にヘルメットを北海道から持っていく&持ち帰るを繰り返していましたが、さすがにめんどくさいですし四国ではキャンプもする予定なので(お遍路さんで野宿文化があるそうなので)、その辺を考慮して特大サイズにしようかなと思ったわけです。
そこで用意したのは純正オプションのパニアケースマウント一式。



トップケース用マウント部分がそれになります。
シートフレームへのごっついマウントバーもあって強度はなかなかのもの……と言うより、このごっついマウントが無いとパニアケースなんて装備出来ません。初期F650GS最大の問題がパニアケースを殆ど選べないって事じゃなかろうかと。
勿論今までのGIVIとかは選べますが、選択肢の自由度が無いんですよね。
自分の場合は大容量化と予備タンク増設が必須なので、こいつを取り寄せました(ドイツより)。
専用の蓋も必要でしたが、これは何故か中国で新品が売ってたので(日本も米もドイツ本国も欠品)、それを取り寄せキーシリンダーを移植。
それで完成したのがこちら。



100Lのアルミケースです!
デカい!(≧∇≦)
でも、実際にあれこれ突っ込んだらギリギリでした……。

そして上には書きませんでしたが、残すはタイヤ交換。
本来ならリヤタイヤのみ交換でフロントはまだまだ山が残ってるってのがお約束なのですが、ステムベアリングが逝った事でフロントタイヤに異常な負荷が掛かったみたいで、前後が超摩耗……交換不可避でタイヤは用意していたものの(正規ラインナップ無しの非売品)、四国のスーパー林道対策としてオフ寄りのタイヤにしよう&タイヤ処理に困るからバイク屋に頼むかぁ〜と決めた訳ですが、そんなオイラに連絡が。































タイヤ入荷しません!
なぁ〜にぃ〜っ!?
出発明日やぞ?
もうちょっと早く連絡ちょうだいよ!
もう仕事に行かなきゃいけないから、作業時間無いんですけど!?
仕方がないので、あっちでなんとかしましょう……。

そして翌朝。



まずは新千歳空港C駐車場へ。
これで北海道へ戻ってきた時の足は確保しました。
あとは飛行機に乗らず自宅に戻るだけです。
札幌市在住とはいえ外れな田舎住みなので、戻るのが超大変……でも、これで準備は整いました。
ホントはこの後バイク屋でタイヤ交換して、慣らしがてらに高速で移動して……という予定でいましたが、狂った予定はどうしようもありません。
兎にも角にも。



大阪に向けて出発!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

晴れ男らしく、雨予報がどこかに飛んで、定刻通りに苫小牧着。



過去、フェリーのスイートルーム(名称はデラックスだそうです)で灼熱地獄を味わった経験から個室を予約するのを躊躇してしまい、この辺から船旅が微妙な感じになっていきました。





まるでホテルみたい……ホント、定期航路の中で一番豪華と言われるだけはありますね。
ですが、上記の通り個室を避けた私は2等和室……つまり雑魚寝です。
ここがですね、分かっちゃいましたがコンセントが無いんです。
37時間の船旅なのに!
有料&低速とはいえ衛星回線でネットに繋がるのは助かるのですが、バッテリー切れは不可避……。
一応1ヶ所あるにはあるのですが、普通なら皆で時間ずらして使い合うのが2等客室のマナーだったりするんですが、この日は裸族みたいな格好のバックパッカーが占領して『ここは俺のスペースだ、文句あっか!?』状態……(-_-;)
おのれ、裸族めっ!(>_<)
まぁパブリックスペースに行けばコンセントはあるんですが、客が多くて使えない&船酔いする人にはパブリックスペース自体に行けない(笑)という問題が。
しかも、理由は分かりませんが船内で酔い止めが売ってないんです!(ToT)
登録販売者って比較的ハードルが低い筈なのに、何故売ってないんですかね?
自分は何とかなりましたが、トイレに行ったら死屍累々でしたよ?(-_-;)
あと、出航直後にBSテレビが観れる個室が空いてますよ〜と館内放送があったものの『テレビとか全然観ないしなぁ……』とアップグレードをやめてしまったのも悪循環……変更すりゃコンセント問題は解決したのですが、コンセントの為だけに今さら数千円追加するの何だか負けた気分……素直に出しとけよって話なんですけど、灼熱地獄の経験が個室を拒んでしまうんです……おのれ、商船三井め!(>_<)

大洗便で洗礼を受けました。
下の画像がそれです。



あまりの腹立たしさに、未だにチケット持ってますw

で、結局2等和室にて荒天で酔わない様に寝たままタブレットで本を読みまくるも途中でバッテリー切れして、夜中にパブリックスペースで酔いと戦いながら充電して……。
そんなこんなで仙台港に到着した辺りで波は穏やかになり、甲板に出ることも可能になりました。







酔いはキツかったですが、自走だったとすると雨の中走り続ける事になってた筈なので、何とか満足出来る結果になりました(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

で、朝まで酔いで何も食べられなかったので、昼がこちら。



年寄りの食う飯じゃね〜とかいうツッコミはスルーします。
だって、某瀬戸内クルーズ?のレストランで痛い目見てますもん、そりゃレストラン使うの躊躇しちゃいますわ……。

んでもって波が穏やかになったことで自由度が増したので。



風呂に入りまくりました(≧∇≦)
ジャグジーとかあって感動しました……定期航路フェリーなのに、スゲーッ!(>_<)

そして夜。



身体が野菜不足を訴え出したので。



こいつをポチッとし。



ビュッフェを満喫。



サラダ3杯目。



知多三元豚ローストポークも遠慮なく盛々。

























この後動けなくなる程食いまくりました!(>_<)

いや、某瀬戸内クルーズとは別物で美味しかったです(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)
日本で一番豪華な定期航路ってのは伊達じゃないですね。

そして朝を迎え。



朝風呂を満喫してから人気の無いパブリックスペースで充電しながらニュースサイトを読みつつマッタリし。



いよいよ名古屋着。



晴れ男健在♪



最初は味噌カツでも……と思ったのですが、調べたところが定休日だったので、面倒臭くなって通りすがりの食堂へ。



地元に根ざした食堂って感じで、リーズナブル且つ美味しかったです。
写真で分かる通り、ボリューム満点で腹一杯です!(>_<)

後はもう走るだけ。
鈴鹿まで南下し、そこから西へ。





伊賀を抜け。



針でバイクのちょっとしたトラブルに対応し。



鳥居にドキドキしつつ。



青空を満喫し。



大阪ローカルな粉もん屋へ。



なかなかにリーズナブル(^-^)
庶民の味方ですね♪
で、翌朝も早いので(4:30出発予定)、ホテルではなく定番のこちらへ。



快活クラブさん、いつもありがとう!(>_<)

夕食はこちら。



粉もんだらけで、ジジイの夕食じゃね〜とかいうツッコミは無視します。
いや、美味しいよ、ホント。
炭水化物上等じゃ~っ!(>_<)
次はたこせん頼んでみよっと。
『たこせんってどんなのですか?』って聞いたらポカ~ン( ゚д゚)とされたのはここだけの内緒ですw
地元に根ざし過ぎて観光客なんて来なそうな店ですから仕方がないですね……。

で、翌朝バイクを指定場所に置き(初F650GS駐車なので、準備にたっぷり時間取りました)。



関空へ移動し。



知らないおば様から抹茶ラテを奢っていただきました(未だに意味が分かりませんw)。
おば様ありがとー!(≧∇≦)



で、いつものピーチさんのお世話になり。



地元・新千歳空港へ降り立ち。



仕事前に山岡家で鬼煮干しラーメンをかっ喰らって仕事に向かいました。





フェリーが殆どで走行距離は僅か200km程度と全然走った気がしませんが、今回はあくまでバイクを運ぶだけの予定でしたので仕方がありません。
次からは関西満喫ツーリングです(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)
Posted at 2023/10/15 17:32:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | F650GS | クルマ

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「アフターSSTRもこれにて終了。あとは自宅まで……最後にネタが用意されていない事を祈ります(既にネタは3つ喰らってます……)。」
何シテル?   06/03 12:23
札幌近郊をうろちょろしているむらんげと申します。 R52MINI Cooper-S ConvertibleとR53 Cooper-SのMINI二台に初代ハスラ...
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