久々読書なんてしています。
もう10年以上振りでしょうか・・・こんな本を読んでいます。
そんな中で、印象に残った部分があり・・・
(以下抜粋)
たとえばひとつの例ですと、MP4/5が初めて走ったブラジル・テストでは、高速コーナーでオーバーステアになって、低速コーナーでアンダーステアになる傾向がありました。
セナが1日目に乗るでしょ。
彼はエンジニアから「今度のシャシーは、リアのダウンフォースが旧型より増えているよ」というのを聞いて、それを信じきって乗る。
それでもオーバーステアになるのを、メカニカルな問題だとばかり思っている。
空力に関しては、風洞実験は実走と合うものだと信じきってやっているわけで、その上更に理論的に原因を追究する姿勢でやっているから、結局一日やったけれども「お手上げ」になってしまう。
それでプロストが2日目に乗って、ちょっと走ってくると、さっさとフロント・ウィングを寝かせてしまうわけですよ。
風洞がどうかは知らないけど、とにかく乗って、高速でフロントが押さえすぎるのだからと、ウィングを寝かせてしまう。
そうすると素直に走れちゃうわけです。
(中略)
セナのように「考え」でいくよりも、自分の持っている過去の記憶を引き出しにしてみて、ああいう時はこうだった、こういう時はああだったということで、感覚的にやっていくと、だいたい良いところにすぐに到達出来ます。
ある程度中心に集まってきちゃえば、そこから先はプロストがやった方が良い時もあれば、セナの方が良い時もあるのですけどね。
(以上抜粋)
あの当時、この意味がさっぱり分からないで読んでいましたが、今読むと・・・
「思い込み」というのも・・・大切な時もあれば、そうでない時もあり・・・
天才・アイルトンセナと、プロフェッサー・アランプロスト・・・
アイルトンのファンですが・・・
アラン・・・判るぞ~~~!
Posted at 2009/09/02 22:35:09 | |
サーキット | 日記