過走行・整備歴不明車の恐怖?のATF交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
このクラウンセダンですが、購入当初から停止直前に(恐らく1速へ落ちる時)微かなショックが出ていました。また通常の走行で4速→3速あたりでも少しですがシフトショックがある様な気がします。
そこでATFを交換してみたくなったのですが、40万キロ走行の過走行車で、しかもATF交換歴不明のATFを交換してくれるショップはあるのでしょうか?
ネットなどで調べてみると、関西に過走行車でもしっかり対応して下さるショップがあり、遠方から個人タクシーの方もATF交換のために訪れているみたいでした。
しかし、遠方まで回送し相応の費用を掛けてお願いするほどの事もない(症状が改善するとも限らないし…)と、結局自分で交換してみる事にしました。
実は私はMT党のため、今までDIY・外注問わず一度もATF交換はやった事が無かったのです。(←後で思い出しましたが、お客さんに納めるマイクロバス・トヨタ コースターのATF交換を外注したことが1度だけありました)
ATFその物は純正タイプの「オートフルードD-2(20ℓ)」を調べた限りで一番安かったア〇ゾンで購入、ついでにシールパッキンも注文しました。
やるからにはオイルストレーナー(フィルター)も交換したかったので部品商に注文、オイルパンセパレーターと漏斗を陸運支局に行ったついでに観音のストレートという自動車整備工具屋さんで買っておきました。
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以下、作業中の写真は無く申し訳ありません。
ATFをまずはオイルパンのドレンから抜いて、オイルパンを外します。
中がどうなっているかドキドキの瞬間です。
結果、ATFはかなり黒っぽく変色していましたが、オイルパンの底にはまったくと言って良いくらいスラッジや金属粉は無く大変綺麗な状態でした。磁石やストレーナーにもほとんど異物はありませんでした。前々オーナーさんが個人タクシーの方だったはずなので、40万キロATF無交換という事はさすがになさそうです。
ストレーナーを交換してオイルパンも綺麗にして組付け、ATFをレベルゲージの差し込み穴から漏斗を使って流し込みます。
ATFを入れるのが大変かと思っていたら、漏斗から流し込むだけで簡単に入りました。なにか拍子抜けです。
その日のうちに少し走り回って4~5回位ドレンから抜ける分だけATFを抜いて新しいATFを補充する作業をし、一週間位空けてもう2~3回位同じ作業をしてみました(なにしろATFは20ℓも買ったので、相当余っていますので)。
最後の方は抜けるATFもだいぶ綺麗な赤色になってきました。
それではお待ちかねの結果発表です。はたしてATFを交換して走りが激変したのでしょうか?
まず、交換後最初の試乗で、わずかに加速にダイレクト感が感じられる様になりました。停止直前のシフトショックは完全には無くなりませんでしたが、確実に走りのフィーリングは良くなったと思います。
何度かATFを交換し、暫く走ると最終的には停止直前のシフトショックもほぼ無くなり(意識しないと聞き取れない程度の「カチャ」というATミッションからの音だけは残った)ました。
費用対効果で言えば、なにもATF交換しなくても良かったのかもしれませんが、走行フィーリングは確実に良くなりましたし、作業も良い経験になったという事で良しとしておきます。
※大量に余ったATFフルードはその後パワステオイルが大量に漏れているバスに補給しなければならない時に役立ちました。大型バスの場合、ハンドル切ったら音が出るくらいパワステオイルが無くなっているところに補給すると、なんと2リットル位一度に入ってしまいます。
※こぼれたATFを拭いたウェス・軍手を洗濯してしまったら大失敗。普通の洗剤などではとうてい歯が立たず、まったくATFが落ちない。乳化して余計べたつく。最初から焼却処分すべきでした(汗)。
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