シフトノブの交換 (分解・外し方)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
GXS12クラウンのシフトノブを他の物に交換したくなったので、外してみました。
<ノブの外し方>
1.ノブ下部のカバーを引き下ろす
2.シフトレバーに留まっているビス2本を外す
3.まだ引き抜けません。ちょっと休憩^^;
※この写真では、シフトノブの2つのボタンを外していますが、やり方によっては 外さなくても引き抜くだけで交換可能です。その理由は次で説明します。
2
ゲート式シフトのノブなら ボタンやスイッチが無いので クルクル緩めるだけで簡単に外せますが、GXS12のようなストレート式シフトでは オーバードライブスイッチの配線ケーブルが交換を面倒なものにさせています。
スイッチ部分で外せればよいのですが、車両側と接続するコネクタは アクセスしにくいシフトユニット底部にあるのです。
コネクタを脱着しなくても、ゲートパネル等を外して ユニット底部のケーブルを露出させて配線をカットすれば、シフトノブは ケーブルとともにそのまま抜けます。
(作業工程1からの続き)
4.自分は面倒くさがりなので、プログレ君でやった時と同じように スイッチ付近で ニッパーで配線カットしました。(スイッチ枠の外し方は 作業工程3参照)
当たり前ですが、これで 気持ち良く抜けます。
写真右:ODスイッチのケーブルをカットしたところ
写真中:ノブを挿し込んだ時のビスの位置
(「P」位置でほんの少しセレクター棒を押し下げた状態が ビス穴が中心にくるデフォルト)
写真左:アンロックボタンを押し込むと、横方向の動きが縦方向に変換され、セレクター棒が押し下げられる、の図
3
<ODボタンスイッチ枠の外し方>
1.精密ドライバー等で、ボタン(のカバー)底面の穴を押して、ボタンカバーを抜く
2.ボタンを「OD ON」位置にしてから、内張りはがし等で 枠を外す
(「OD OFF」位置だと、引っ掛かって抜けない)
※ボタンを含むASSYごと交換する場合は、外す必要はありません
4
<アンロックボタンの外し方>
ピンセット等で、銀色の細長いピンを引き抜く
※ボタンを含むASSYごと交換する場合は、外す必要はありません
5
GXS12クラウンセダンのシフトノブ
・細長いピンが アンロックボタン乳白色のコの字部分に引っ掛かることで、抜けないようになっている
・スプリングは約14巻き
(他車種のノブと同時に作業すると どっちのスプリングかわからなくなっちゃうので注意)
・留め用の皿ビス太さは5mm
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<おまけ>
170系クラウンロイヤルのシフトノブ
1.ノブ下部のカバーを引き下ろしor下部カバーのプレートを取り、ビス2本を外す
2.内張りはがし等で、ボタン周辺のプラ枠を外す
3.アンロックボタンのプラスチックのストッパー(写真 緑矢印の部分)を 精密ドライバー等でずらすと、ボタンとスプリングが外れる (ストッパーは細くて折れやすいので、力の入れ過ぎに注意)
・スプリングは約14巻き
・留め用の皿ビス太さは4mm(皿に少しふくらみあり)
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<おまけ>
プログレのシフトノブ
1.ノブ下部のカバーを引き下ろしor下部カバーのプレートを取り、ビス2本を外す
2.アンロックボタン底面の隙間を精密ドライバーでえぐりおこすと ボタンのプラスチックのストッパーが動き、ボタンとスプリングが外れる (170クラウンのノブと同じパターン・力の入れ過ぎに注意)
3.シフトノブ内部のタッピングビスを外すと、ボタン周辺のプラ枠が取れる
・スプリングは約17巻き
・留め用の皿ビス太さは4mm(皿は平ら)
[プログレのノブを車体から外す時の注意点]
(ODスイッチ付近で配線カットする場合)
ノブの構造上 まずアンロックボタンを外す必要があるので、断線しないよう注意しながら セレクター棒が干渉しない位置まで引き上げる
※3車種とも ODスイッチはおなじみのオルタネイト式ですが、下手に分解しないほうがいいかもです。仕組みの勉強にはなりますが、元に戻すのがけっこう大変です^^;
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