
ヒッチメンバーのお取り付けをご依頼頂きました(╹◡╹)。
お車はマツダのCX-8、バリバリの新車です(*´꒳`*)。
トレーラーコネクタの為のハーネスも同時にお取り付けさせて
頂きます。
なんと、さすが世界のマツダ!。
トレーラーコネクタ接続に必要なランプ類電源を分岐出力する純正オプションハーネスキットが設定されているのです。
国産車初、の様ですヾ(๑╹◡╹)ノ"。
お客様はこちらのハーネスキットをご購入して頂いてお持ち込み頂きました。
最近の車両はLEDランプ類を使用していたり、多数あるLEDをダイナミックドライブしていたり、ホットチェックの為デューティ点灯させたりと、色んな制御が施されているので、単純分岐だでの一筋縄ではいかないのが悩みどころ…。
同時に走行充電用の電源も確保してトレーラーコネクタに接続です。
さすが純正オプションキット!同時にご用意頂いたマニュアルを
熟読して改めて確認すると、お客様のおっしゃる通り、
リアフォグランプだけ、出力が無い事も確認できました。
トレーラー側にリアフォグランプが装備されているので、やはり接続して点灯できるようにしたいですよね。
ちなみに、ですがリアフォグランプの点灯には色々と条件(保安基準)を満たさなければなりませんので、やはり純正リアフォグランプ点灯時に連動させるのがベストです。
もちろん、任意で消灯もできる様に組みました。
さて。リアフォグランプ消灯時と点灯時のチェックから…。
LEDのリアフォグランプです。
点灯時は12Vで駆動(デューティ制御など無し)ですが、消灯時はやはり0Vにはなっていない…( ˘ω˘ )。
カプラーを外すと球切れ警告がでます…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
この状態からリアフォグランプスイッチをONにしても12vの電圧は来ません。断線もしくはLEDランプ異常で電源出力をカットします。
やはり、マツコネ、そう簡単には繋がせてもらえない( ・∇・)。
なぜ、消灯時に1.5Vなのか…は察しが付きますね。
そしてフツーに分岐してリレーやバルブを接続してもコールドチェックにてアース側へ短絡と判断されて、これまた警告灯が点きます。
ま、そんな事は想定内なので…
ちょちょっと回路を組みまして、リアフォグランプ点灯信号
を検出します。
こんな感じで、車両側の消灯、点灯の電圧を検出してリレーにて制御してます。
動作チェック用のLEDは車両取り付け時には非点灯として、暗電流対策をしてあります。もちろん待機電流は極小すぎて測定不可。
仮接続で正しい動作と車両側に影響がない事を確認して取り付けです。
基盤内はマイクロリレーなので、(1Aまで)ISOリレーとヒューズホルダーを取り付けてここから増設リアフォグランプへの電源供給となります。完全に回路を分ける事で万が一の際に車両へ影響を出さない事はもちろん、保守点検もしっかりとできる様になっています。
そして、走行充電の電源は、車両バッテリーより分岐、サーキットブレーカーとリレーを介してトレーラーコネクタへ供給です。
このリレーは運転席に取り付けしたスイッチで任意にオンオフ可能として必要な時にだけ供給できる構造としてあります。
以前のお車はヒューズが装備されていたとの事ですが、今回はサーキットブレーカーにする事で、安全と利便性を向上させました。
4つあるヒューズホルダーにはIG-ON検出やスモールランプON検出する為の信号検出線のヒューズです。分岐した配線は必ずヒューズ(2A以下)を介し、直接負荷やリレーなどを直接駆動をせずにPCBで回路を組んで確実に車両と切り離した回路で動かすのが安全です。
やり過ぎでは?と言うお話もありますが、今時の複雑な制御がされたクルマはとてもデリケートです。
安心して乗っていただくためにも安全性最優先です。
トレーラーコネクタ〜車室内、ラゲッジルームから助手席グローブボックス裏側、そしてエンジンルームのバッテリーまで、ハーネスを通しますので、今後の発展や断線時の奥義などに使える様に予備配線も含めて制作してあります。
ハーネスはTESAテープとコルゲートチューブを使い保護、特に車外から出た後からトレーラーコネクタ接続までは完全な防水処理をしてあります。
ヒッチメンバー本体の取り付けはバンパーカットなどを必要としないタイプですので、車両の外観に変更が無いのはとてもスマートですねヾ(๑╹◡╹)ノ"。
少し時間を頂いてしまいましたが無事に完了致しましたヾ(๑╹◡╹)ノ"
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Posted at
2022/05/18 13:29:57