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大門 圭介のブログ一覧

2021年01月18日 イイね!

なんで??ひどいです・・・(._.)

なんで??ひどいです・・・(._.)みなさまこんにちは(^^)。

さて今日は何とも困ったちゃんな結末です。

自動車販売店のお客様より、

エンジンが始動できないんです。
数日前にオークション会場で現車の下見をしっかりしてから
落札して購入したのですが、陸送屋さんが引き取りにいったら
エンジンが始動できないので困っている。
と、連絡が入った。そして、
陸送屋さんの提携する修理部門で4~5日かけて見てもらったが
原因不明でお手上げ状態。
しかたないのでエンジンかからずのまま、積載車で回送されてきました

との事です。
当然、下見の段階ではエンジンはふつうに始動でき、バッテリー上がりや
燃料切れもないが少し給油(10㍑給油した)そうです。

早速診断テスターにて故障コードを読み込みます。
すると・・・
なんと。
イモビライザーのキー不一致のコードが出ています。



なんとも珍しい・・・。

そこでまずキーの確認ですね。
うん。社外のスペアキーです。何度か見た事のあるこのキーは、
内部にイモビのチップを埋め込め、板キ―部分がメーカーや車種により
選択できる賢いスペアキーであることは知っております。
下見した時もこのキーだったと思う・・・との事でした。
オークション会場からはスペアキーは届かず、このキー一本しかない
と言う事ですので、まずはこのキーのトランスポンダーを確認して
見ようと分解した所。。。。。。

な、な、な、な、なんと。

ない。



あるはずの・・・トランスポンダーチップが・・・

ない。

無いんです。



ここに



この様なトランスポンダーチップが入っているはずなんですが。。。。

これでは。。。エンジンはかかるはずがりません。
イモビライザーの機能ですもの。。。

とりあえずはイモビライザーのブランク(未書き込みの物)トランスポンダーチップを。。うんと。。。こうして。。。こうやって。。。よいしょして。。

(ここは重要なセキュリティ部分ですのでゴメンナサイ・・・)



こんな感じで。。。(度々でゴメンンサイ)





作成したチップをキーに収めて組み立ててテスト。無事にエンジン始動しましたので完了となりました。

腑に落ちないのはなぜこのチップが無かったのか。。。
①下見の段階では間違いなくエンジンがかかっており、異常はなかった。
②キーは簡単にバラけるようなことは無く、ツメを押さないと開かないタイプ
③スペアキーは無い
となると。。。意図的に分解して中身を抜かなければこうはならない。。。
うーん、謎だ。
疑いたくはないですが、誰かが嫌がらせの為に???なんてことも
頭をよぎります。

何はともあれ、無事にエンジン始動できましたのでOKです。

あ、そうだ。。。陸送屋さんの整備部門の方々はイモビが動作している為に
エンジンが始動できなかったと言うことまでたどり着いていませんでした。。。
どこを点検されていたのかちょっと気になりました(●´ω`●)。


Posted at 2021/01/18 18:34:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | お仕事 | クルマ
2020年10月02日 イイね!

ドラレコの駐車監視ユニットにご用心!

ドラレコの駐車監視ユニットにご用心!みなさまこんばんは(^^)/

さて、今日は駐車監視ユニットを装備した時のご注意のお話です。

先日ご依頼者より、「2週間車を使用しないとエンジンがかからない」との
ご連絡を頂き点検いたしました。
2か月ほど前にカー用品店でドラレコを装着されたそうです。
その際にバッテリーも弱っていますね、との事で同時に交換されたそうです。
総額10万円オーバーのレシートを見せて頂きました。
ドラレコ4.5万円。
電源ユニット1万円。
取付2万円。
バッテリー2.5万円。。。
すご。。。。
ドラレコは国内有名メーカー製の前後2カメラタイプ。
大体この時点でエンジンがかからない原因の判断が付きますね。

まずは暗電流チェック。



800ミリアンペア。。。
この点検時は当然ですが
各ドアを閉めてドアロック施錠した上での計測です。
メーター内のイルミが消灯する前の計測でしたので少し多め。
通常の暗電流の何10倍も流れています。これではバッテリー上がりは当然です。
交換されている新品のバッテリーが空っぽになっています。
まあ、これだけ流れていればこのバッテリーサイズだと1週間でほぼかからなく
なってしまうレベル。
調べるとドラレコ本体は600mA程度(2カメラだから?けっこう流れるのね)
バックアップユニット本体の消費電力が100mA程度(そんなに食うの?)
メーター内のイルミが点灯(約150mA程度と確認済み)
バックアップユニットを取り外してメーターイルミが消灯するまで待機後に
測定すると19mA。はい、OK(。-_-。)。

ここでご依頼者様に原因の報告と修理内容のご提案です。
ざっくり簡単にご説明を。
①駐車監視ユニットを諦める(確実に直ります)
②バックアップ用バッテリーを増設して対策(追加費用がかなりかかる)
③駐車監視ユニットの設定を見直して様子を見る(また上がる可能性あり)
④購入店に相談。

等のご提案をして回答を待ちながら手直しを進めます。


真っ先に駐車監視ユニットの電源配線から点検してみます。
バックアップ電源はどこから取っているのかな?と調べると、



ストップランプスイッチからエレクトロタップ"(-""-)"。
うーん、万が一の際にしっかり働いてもらうドラレコの電源をエレクトロタップ。
電装整備をされる方はまず使わないでしょう。汎用のエレクトロタップなんて。
しかも、ストップランプスイッチから電源。。。
うーん。どうなんだろう。
最近の車両はストップランプスイッチはブレーキランプを点灯するだけのスイッチ
ではなく、ABSやアイドルストップ、HSA(坂道発進補助)オートパーキングブレーキ、停車時の停車アシスト等多岐にわたり制御に必要なスイッチになっています。
これらの機能の為にストップランプスイッチが2回路になっている車両やスイッチとは別にストロークセンサーを装着して制御、ストップランプとは別回路の車両
が多いとは思いますが、やはり精神衛生上ストップランプスイッチから電源を取る
のはあまり気持ちが良いものではありません。
LEDストップランプ採用車も増えてきましたし、何らかの不具合でストップランプが不点灯や点灯しっぱなしになってしまう可能性も出てきてしまいます。

ここでエレクトロタップを使用すると配線がどうなるのか見てみましょう。



タップを噛むことで被覆を破り、芯線に接触します。この時にサイズの合わないものを使用してしまうと写真のように芯線が一部切断されます。
逆に緩い時は接触不良を起こします。最悪の場合は発熱から発火することも想定されますので、使用する際はこれらのリスクを回避できる様にしましょう。
当然ですが、ストップランプスイッチのハーネスを修復して電源取得場所を変更します。



元通りに戻しました。あ、本題と逸れました。。。(._.)すみません。

さて。ここでご依頼元からご連絡がありました。

所有者様に確認した所、点検結果にかなりお怒りの様子だったとの事。
「店員に勧められ、お金出してつけたものが原因でバッテリー上がり?」
とかなりのご立腹。。。お話を聞けば「バッテリーも交換してから1年くらいしか
経っていないのに弱っている」、と言われたことにも不信感を持っている、との
事でした。
何となくですが、駐車監視ユニットはバッテリー負担が大きい事が承知の上で
取付を勧める。すぐにバッテリー上がりを起こさないように新品のバッテリーへの
交換をしてトラブルを回避するのでは?との推測ができます。
あくまでも推測です。はい、推測ね。

さて、ご立腹のお客様でしたが、正確な点検結果とご説明にご納得して頂けた様で
「バッテリー上がりを起こさないようにしてほしい。できるだけお金をかけないで」との事で、駐車監視ユニット取り外し、配線もご判断に任せます。
とご指示を頂きました。
合わせて、外出先などの駐車時の録画機能が働かないこともご説明しました所、
「ドライブ・レコーダー!なんだからドライブしてるときに録画するもの!」
としっかりご理解されており、事故の時などにしっかり動作すれば良いと
お考えでドラレコを付けたから。。。とお話して頂けました。
まさにその通りだと思います(#^.^#)

早速、駐車監視ユニットを取り外してみた所、完治。



社外のドアミラー自動格納ユニットも付いておりましたので、こちらの電源も
エレクトロタップでしたので、しっかりと




接続をし直してご納車となりました。
ターゲットの配線が細すぎるため、エレクトロタップの金具が芯線に接触する程度
でしっかりと噛んでいないことが分かります。
走行中の振動でも緩んできますのでやはり確実な結線をしたいところです。



スプライスを使用してしっかりと接続して完了です。
あとはしっかりとバッテリー充電をして。。。
修理完了のご報告をいたしました所、
「ドアミラーの自動格納、時々動かなかったんだよね」との事でしたので、
こちらも合わせて直ったことに喜んでいただけました。

駐車監視ユニットはバッテリー電圧を監視して動作をさせています。
設定電圧が数種類選択できるようになっておりますが、申し訳ないがこんな
設定は無意味です。毎日お車を何10キロも乗られる方でしたらバッテリー上がり
をすぐに起こしてしまう事は少ないと思いますが、バッテリー寿命を縮めることには間違いありません。
短距離のみの使用の方や月に数回しか乗らない方は間違いなく慢性的なバッテリー上がりを起こしてしまいます。
駐車監視ユニットをご使用の方は簡易的なチェックではなくしっかりしたバッテリーチェック(比重点検・CCA計測含め)を専門店に定期的に見て頂く事をお勧めいたします。

補足ですが、最近は駐車監視用のバックアップバッテリーが販売されています。
私も研究用に購入してみました。
エンジン始動時はパススルーで電源供給してドラレコとしてしっかり機能。
エンジン停止時は車両バッテリーには一切負担をかけずバックアップバッテリー
から供給すると言うものです。


何度か充放電を繰り返してドラレコの動作時間を計測したりしながらテストしましたが、2カメラタイプのドラレコの場合4時間程度の動作をするものの、充電時間が4~5時間程度かかることを考えると、なかなか実用には不向きかなという結論
になりました。
しかし、駐車監視しておきたいシチュエーションの時にスイッチONすることで有意義に使用できたり、駐車時はソーラー充電と組み合わせれば稼働時間を延長できるのでは?など遊んでおります。
駐車時の当て逃げやショッピングモール等でのカート攻撃などの対策をしておきたい気持ちは皆さまお考えのことかなと思ったりします。
バッテリー容量が大きい=稼働時間が長い
バッテリー容量が大きい=充電時間が長い
なんとも歯がゆいですね。。。

後半は本題とかなり逸れてしまいましたが、ドラレコの駐車監視はセキュリティ性を取るかバッテリー負担を取るかの天秤となります。
駐車監視ユニットはそういったマイナス面(ばかりではありませんが)もご理解を
された上でのご使用が良いですね(^^ゞ。

本日も長文ありがとうございました。





Posted at 2020/10/02 10:44:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | お仕事 | クルマ
2020年07月23日 イイね!

コペンのルーフ警告音が鳴りやまない?

コペンのルーフ警告音が鳴りやまない?皆様こんにちは。
今回はコペンのアクティブルーフ修理のお話です。
症状は、手動のルーフロックを外した途端にロック不良の警告音が
なってしまう(ロックせずに走行するときになる音)とのご依頼です。
もちろんルーフ開閉はできない状態です。
ルーフECUやパワーウインドECUを交換してみたり(中古の動作良品)、
ル―フロックスイッチやトランクロックスイッチを交換しても直らなかった
というご説明を頂きました。
ディーラー点検するも症状が頻繁に出ないのでわからない、ハーネスを
含めてすべて交換する必要もあるので。。。と何とも恐ろしい回答だったそう。

早速点検を開始いたします。
最初は全く症状が出ず、試運転してみたりエンジン始動・停止を何度も
繰り返してみたりしても一向に症状がでませんでした。
1晩開けて翌日点検すると、エンジン始動とともにピピピピピピピピピピピピ!
とけたたましい警告音が発生しました。(ルーフロック解除状態です)
まずは手っ取り早く診断機による診断を行おうと準備をすると。。。
ルーフ診断の項目を開こうとした瞬間、症状がおさまってしまうと言うなんとも
車にあざ笑われているようで凹みます。。。。
そこで色々テストをしているうちに症状発生のコツ?が分かりました。
症状発生時にエアコンONにしたり、ヘッドライトを点灯させる等、
電気負荷をかけるとと症状が発生します。
どうやら、電気負荷が多くなると症状が出やすいような感じです。
電圧低下で症状改善??にわかには受け入れられない症状です。
もしやオーバーチャージ??まで疑いましたのでオルタの発生電圧を正確に
点検するも。。。異常なし。。。。
ボディアースも各部しっかりと点検してアース不良も見当たりませんでした。
(アース不良が濃厚かな?予想をするも外れてしまいました)。
電気負荷との関連性も見出せませんでしたので、改めて診断機の出番です。
すると、症状が出ている時にあのピピピピピピ音を出す理由がわかりました。




なんと、ルーフECUは車速信号を検出しています。
もちろん停車中。。。なんとも不思議な現象です。

この状況からいくつか推測をしてみます。

①クランク角センサーやカム角センサーなどの信号のリーク
②ルーフECU本体の不良
③社外装備品による誤動作
④アース不良による他信号の回り込み

等でしょうか。。。

簡易チェックとしてスピードメーターは動いておりませんので、
やはりルーフECUが濃厚か?と思いつつもエンジンECUに車速信号
の入力があるかをチェック。するとエンジンECUは車速を検知していない
事が分かりました。もちろんメーターも車速信号を検知していませんでした。
やはりルーフECU不良が濃厚な感じがしますがもう少し点検を。。。
同時に改めて各部のアースのチェックを念入りに。

なんとなーくですが違和感があるんですよね。。。なんとなーく。
社外品パーツ、特に車速が関係するような部品がついていないか?
と。。。
例えば走行中でもルーフが開閉できるキットやリモコン操作でルーフ
開閉できるキットとか。。。あとはスピードリミッター解除とか。。。

すると。。。見つけました。



接続状況から察するに分岐されている配線2本が電源、アースがの各1本。
ハーネスをカットしてこのユニットに入る配線が2本、ユニットから出て
エンジンECUに入る配線が2本。
スピードリミッターカットとブーストリミッターカットでもしてるんだろうなあ
との仮説が立ちます。

そこで、またまたオシロの登場です。



①の青いラインが車両からの入力信号側波形、黄色い波形がエンジンECUへの
出力側の波形です。
わずかにですが、入力信号にリップルが見られます。

ご依頼元の許可を頂いて、このBOX部品を分解してみます。










なんともあやしげな。。。
妙なジャンパー線やカッターで切ったようなパターンカットもありますね。
そしてこの基板、ベーク基板です。申し訳ありませんが高温多湿の厳しい
条件下となる自動車用にはちょっと向かないかな。。。
吸水率も高く、絶縁もガラスエポキシ系から見るとだいぶ劣ります。
IC(あえてICと呼ばせていただきます)の型番は削られていますが
回路を見ればどのようなことをさせているモノなのかはわかります。
せっかくICが乗っているのに電源パターンがカットされ供給されていないって・・・。
基板の車速信号の入力部分を見るとコンデンサと電流制限用抵抗のみで
いきなりロジックICに入力とは。。。(。-_-。)。やばくね??
部品のスペックのお話ではありませんでした、失礼しました。

基板の絶縁が落ちているせいでしょうか、221Hzのノイズが入力側に乗って
しまっているようですね。140㌔のリミッターを回避するには。。。。
おっと本題からそれてしまいましたね。
どうやらこの基板が発生するノイズが車速センサー信号に乗ってしまい、
ルーフECUが「走行中」を検知しているものと判断いたしました。
この状況で車速と検出してしまうルーフECUもナーバスすぎる?と思いますが
意図しない信号が入力されることは想定外ですので。。。

ということでECU延長分岐ハーネスとともに取り外しの許可を頂きました。

取り外した後は警告音も鳴らず、信号波形のノイズもなくなりました。
快調にルーフ動作します(#^.^#)
やっぱりオープンカーはいいなあ(^^)/。

無事、ご納車となりました。








Posted at 2020/07/23 17:53:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | お仕事 | クルマ
2020年05月19日 イイね!

CR22S 加速不良?頭打ち??オートマ不良???

CR22S 加速不良?頭打ち??オートマ不良???
みなさんこんにちは(^^♪

本日のクランケはこちら、アルトワークスieです。
とても大事にされている綺麗なお車ですね。



症状は・・・
加速不良?上り坂で失速する感じ??がする。
変速していないような感じだけど普通に走行はできる。

と、ちょっと難解な雰囲気が漂います。
実はこのお車、ちょっと前にノッキングのような症状?
で一度点検をさせて頂いております。
その際は、

あっさりと原因判明、プラグコード不良でした。
コードを交換してとても調子よくお乗り頂けることとなりましたが
まさかの再入庫です。

さて、気を取り直して試運転チェックです。
ん?ん??
遅い。加速が遅い。
しかし、こんなもんか??と思うくらい走ります。
停車状態から発進すると・・・うん。こんなもんかな?
いや、遅いかも。。。
なんとも微妙。
と思ったときに違和感が。。。
そう、変速がスムース・・・いや違う違う。
どうやら2速発進しています。
そして広い道路へ出てからアクセルオフをしても3速に入りません。
ATセレクトレバーをLに入れると1速に入ります。

こうなるとシフトソレノイドかATコンピュータあたりが疑われます。
ATコンピュータのカプラーで各入出力の点検ができますのでまずは
ATコンピュータを点検します。

またずいぶん良いところに・・・(._.)
コンピュータを外すためにはメーターを外さなければならず、そのためには
メーターケーブルを外さなければ。。。。と付随作業がどんどんと。。。
サクッと外してコンピュータとご対面。

内部の基盤を確認すると・・・やはり。

コンデンサーが液漏れしています。
この電解液が基盤を腐食させています。
久しぶりの基板修理ですね。
この状況ですとソレノイド不良による過電流ではなさそうです。
サクッとコンデンサーを取り外してパターンの確認。
清掃してパターン修復。
ここで交換するコンデンサーは高耐熱タイプに変更します。

下側茶色が液漏れを起こしてしまったもの、上側の青いほうが高耐熱タイプです。


交換後は基板コート剤を塗布して仕上げました。



コンピュータ装着前に電源、アースの確認とソレノイドの抵抗値をチェック、
基準値内にある事を確認してからの組付けとしました。

一応、部品商に確認すると、89800円!!で、生産終了。
これでNGの場合は・・・と心配がよぎります。

交換後試運転するとなんともワークスらしい鋭い加速!。
1速から発進して2速、3速とキレイにシフトアップします。
45km/h以下でのキックダウンも良好でグイグイと加速します。
ワークスの名に恥じない力強さが戻りました(^^♪

しかし、2速固定となっていながらも思ったより走ってしまう事に驚きました。
街中のお買い物程度なら2速オンリーで十分???

ということで無事コンピュータ修理で修理完了いたしました。


Posted at 2020/05/19 20:32:03 | コメント(2) | トラックバック(0) | お仕事 | クルマ
2020年03月12日 イイね!

ヘッドライトの違反?投光色の判断について。。。

みなさまこんにちは(#^.^#)。

さて今日はちょっと気になるツイッターの記事を教えて頂きましたので、
ちょっと考えてみたいと思います。
元記事はこんな感じです。





どうやらこの方、淡黄色ヘッドライト光で取り締まりを受けたようです。
車はCS22Sのアルトとの様です。
ちょっと調べましたが平成5年頃の生産の車ですね。大切に乗られてる愛車
なのは私も良く分かります(^^)。

さて、、、どこから話そうかと思いますが、まず黄色の灯火の〇✖からですね。


平成18年1月1日以降の車両のヘッドライトは白色のみ、と定義。
平成17年以前には適用しない。

これは法律で決まっています。なので平成17年12月31日以前の生産の
車両は淡黄色のヘッドライトも大丈夫です。例に挙げれば70スープラの
ホワイトパッケージというグレードは淡黄色ヘッドライトが標準装備でした。
なので、この方のお車も淡黄色ヘッドライトはOKと思われます。
例外としては、逆輸入車や一度輸出されてまた再輸入や輸出抹消したのちに
輸出抹消取り消し・・などの場合は変わってくるかと思いますが、この様な事は
ごくごくまれなケースであるので除外しておきます・・・。

取締の理由の記事をよく読んでみると、白色のところ黄色の灯火を点灯となっています。そして、この方の使用されているバルブはIPF製のバルブでした。
IPFでは平成17年以前の車は車検適合、18年以降は適合不可と明確に
アナウンスしています。
さらにツイートのやり取りでは、この取締に対して不服を警察に言って納得できないことを言ったところ、
淡黄色バルブとはいわゆるハロゲンバルブの事を指し、この場合は違反になる
との補足の説明もありました。

そこで疑問になるのは淡黄色、白色、の定義です。
実は、色にはJIS規格があり、厳格に定められています。
ちなみに色温度(いわゆるケルビン数)もこの表の中で表されます。



この様に警察官の主観で決まるものではなく、JIS規格として定義されています。
この表からも分かる通り、淡黄色と白色はかなり近似していることが分かります
というよりも目視で白色か?淡黄色か?の見分けはつかないのでは?とさえ
思います。
ここで淡黄色というとレモンイエローのようなごく薄い黄色を指すと思われる
方もいらっしゃると思いますが、淡黄色とは道路交通法では黄色を指します。
参考までにですが、IPFのイエローバルブはディープイエローと呼び、かなり濃い黄色の光ですが、メーカーも車検適合(平成17年以前車)としっかり謳っておることも踏まえれば開発段階でしっかりと基準を満たしたうえで販売してると思います。
なので、淡黄色の「淡」の部分だけをとらえて、薄い黄色だという判断では
ありませんのでご注意ください。
淡黄色と文字にすると濃い、薄いがあるのでは?と思ってしまいますよね。
でも、濃黄色という表現は灯火色での表現では出てこないのですが・・・。

他に色を決める要素としては、ヘッドライトレンズが着色されている、または劣化で黄ばんでしまっているとか、リフレクターが着色、変色、退色。錆が出ている、などがあげられると思いますが、これらの場合はそもそもの発光色が左右で違ったりすると思われますし、改造や加工されている場合は素直に違反である
と言われたことに対して反論しないでしょう。

そして、警察官が言っていた「淡黄色はハロゲンバルブの事を指す」という理由を主張しての取り締まりだとすると、平成18年以降生産のハロゲンバルブ装着車はすべて保安基準適合違反となります。

だって、ハロゲンバルブ=淡黄色 なんですもん。
そして平成18年以降の車両は淡黄色はNGなんですよ・・・。

何万台が違反なのでしょう???( ゚Д゚)。
最近はLEDやHIDの普及に伴い、ハロゲンバルブの使用率は減ってはいるものの、街中走行している車の半分、いや6割くらいはハロゲンバルブのように
感じます。また、東北・北海道などで発熱量の少ないLEDヘッドライトは、堆積した雪が電球の熱で溶けないため、あえてハロゲンを選ぶといったっ事情さえ
あります。
このことからハロゲンバルブはまだまだ現役であり、当然保安基準をみたして
いるものが大半です。
個人的には、紫色のようなHIDや無灯火で走行している車の方がよっぽど
危険であるのでは?と感じてしまいます。

ちょっと脱線しましたが、個人的にも今回のこの方の取り締まりには問題が
あるのではないかな?と感じました。
わたしの以前の投稿の「安全に追い越しをさせなかった義務違反」よりも説得力
の無い違反ではないかなって感じました。

個人的には整備命令を出してもらい、陸運局で検査してもらうことをお勧め
したいですね。可能であれば警察官立会いの下で、違反を受けた時のままの状態
の車両を持ち込んでの検査をして頂ければ、と思います。
その前に違反切符を交付した警察官がJIS規格による色分けがある事、淡黄色の意味、実際に車検場での判断状況などを確認して頂ければと感じますが・・・。
検査場では灯火色の確認を公正にして頂けますので、保安基準適合違反との
判断が出れば、オーナー様も納得できると思いますので、可能ならばそうしてもらえるように警察に打診してみるのも一つの方法かと思います。
でも、後日そのような申し出をすると、「電球を交換してきたのでは?」と
疑われて門前払いになる可能性が高いので、さらに血圧が上がってしまうかも
しれませんが・・・(●´ω`●)

あ、今回は色のお話ですので、光量(カンデラ数)のお話ではありませんので
ご注意ください。色味が適合していても、光量の基準を満たしていない場合は
保安基準に適合しなくなりますのでご注意くださいね。
ケルビン数とカンデラ数を混同されている方もいらっしゃいます。
6000ケルビンだから車検適合などの表記は色としては通るが光量まで通るとは
表現しておりませんので誤解しないでくださいね。

また、ハロゲンバルブは点灯回路の配線やアース不良に起因する電圧変化によっても色味は変化します。電圧が高い場合は白味が強く光量も増えますし、電圧が低い場合は橙色味が強くなり光量が落ちます。
アース不良などでうすぼんやり点灯してる場合などは基準以下となりますよね。
その前に暗くて運転できなくなっちゃうかな・・・。

上記とは別件ですが、、、
リトラクタブルヘッドライトを知らない警察官に
、ヘッドライトを外しての走行なので違反扱い(ライトが格納状態で見えないので、外してると判断)
された方がいるとか、ヘッドライトが動くのは違反だと言われた方も
いらっしゃるとか・・・( ゚Д゚)。

わたしの世代ではリトラ=スポーツカーの王道と刷り込まれている世代です
ので、リトラが廃止になった昨今は悲しくてしょうがないのです・・・(T_T)

またもや脱線してしまいましたが、一方的に警察が悪いとか、違反切符に
文句を言うな、といっているわけではございません。警察官も知らない事や
勘違いもあります(あってはいけませんが・・・)。なので、違反だという
しっかりした根拠と理由をしっかりと調べて頂く事と、違反の内容に関して
質疑があるときは聞く耳を持たない、門前払いではなくきちんと聞いたうえで
精査して頂く事を積極的にやって頂きたいな、と思います。そして判断がつかない場合や納得できない場合はぜひ公正・公平に判断して頂けるように検査場で審査して頂く事をやって頂けるよう願います(._.)。

追伸・・・

フォグランプ(前部霧灯)も黄色は違反だと言われて取り締まられたという
話も耳にしますが、前部霧灯に関しましては、年式に関係なく白色・淡黄色
どちらでも大丈夫です。ただし、3個以上点灯するものはNG(切り替えスイッチで同時に2個以下の点灯であればOk)左右の灯火色が同一である事が条件
となります。
あとは、取付位置の寸法や突出(車体外側からの位置等)の規制がありますので、念のため・・・。

最近はフォグランプとして点灯していない時はコーナーリングランプになる
車両や、同一レンズの中に複数のバルブが入っていて、状況によって
点灯状態が変化する車両も増えています(輸入車に多いかな・・・)が、
この辺の機能の違いって人によって解釈がかわりそうだなーって危惧しています。例えば・・・。
左折時に左のフォグランプがコーナーリングランプとして点灯していた場合、
見かたによっては右のフォグランプの不点灯・球切れと判断されそうでこわいです・・・。

と、今回はちょっといつもとちがう投稿でした。
長文お付き合いありがとうございます(^^)/。


Posted at 2020/03/12 11:22:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | お仕事 | クルマ

プロフィール

「こんなのアリ?ヤバいと思うヨ。。。 http://cvw.jp/b/1685619/48453554/
何シテル?   05/27 10:51
大門 圭介です。よろしくお願いします。 デビューしてみました。 自動車電装整備士をやってまして、いつも車に囲まれて生活しています(^^)。 車輌診断機をは...
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