フロントV字バー補強　（自作）

正式名称は知りませんが・・

純正のエンジンルームの補強バーですが、良く弱いと言われますけど、鉄棒自体はそんなこと無くて十分な強度がありそうです。弱いのは取り付け部だと思う。
衝突時のダメージを考慮してわざと弱く造ってるふしもあるな。

自分が付けてる、オクヤマ製タワーバーは、純正バーのストラットタワー側の取り付け部を補強してくれる超親切な造り。

よって、問題解決すべきはバルクヘッド側。

アイディアはずいぶん前から温めていたのですが、機は熟したということで制作にかかります。

この部分、確か後期型では補強されてるんですよね？　やれば効果あることが保証されたようなモンです。

左右独立のバーを連結して強度を上げる方向です。連結すれば、片方への入力の一部を、反対のバーが肩代わりすることとなり、２倍とまでは行きませんが、1.3倍の剛性が出せるかも？

前準備でプラバンで補強部材の形状・寸法を吟味する。

何パターンか型を作ってみるが、なかなかしっくりこない。

こちら本番の鉄板。

厚さ3.2mm
幅32ｍｍ。

長さ160ｍｍにカット。


折りやすくするため、0.5mm程溝を切る。


材質の選定ですが、もっと強度のあるステンレス材とかでやりたい気もしますが、実はそれは間違い。

実際、ステンレスは軟鋼の２倍程度の引張強度(≒曲げ強度)が有りますが、剛性（ヤング率）は全く同じ。

これがヤング率です




画像間違えましたすいません

ヤング率は、材料力学とか材料工学とかの基礎の基礎で、最近、自作補強ばかりやってるので、ちょっとだけ勉強しました。

興味ある方はご自分でお調べになって(^^);


にわかには信じ難いですが、縫い針と、同じ太さの針金の剛性は同じ。
妖刀村正とホームセンターで売ってるナタの剛性は同じ。

非常に強いとされるクロームモリブデン鋼も、非常に硬いタングステン鋼も、剛性は普通の鉄と同じ。

近年の車に多用されてるハイテンスチールも然り。だから、強度が保てるからとやたらに板厚を薄くすると剛性は落ちちゃう。

大いに脱線しましたが・・

穴あけまで完了