維持費がかからないセブンなので、趣味車としてはまさに打ってつけです。しかし新車を買うとなると、他のメイクスも十分狙えてしまうので、スーパーセブンに - その他

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維持費がかからないセブンなので、趣味車としてはま…

まっちーｐａｐａ
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フレイザー　ＦＣ－４(5MT) 1ドア(1ドア_5MT) (2001年)
- レビュー日：2006年1月8日

おすすめ度： 3

エクステリア：5
インテリア：3
装備：3
走行性能：4

満足している点: 軽登録のスーパーセブンということで、最大のメリットである維持費からお話しします。軽自動車税が年間７２００円　ユーザー車検で通すと最低限の費用は検査料１４００円＋重量税８８００円＋自賠責保険２２５４０円の３万円ちょっと、任意保険も車両を含んで年間５万円ちょっとぐらいです。（３５歳以上・１８等級・ゴールド免許の場合）
エンジン（Ｋ６Ａ）や駆動系はカプチーノから流用ですので、部品は近所の部品屋で容易に入手可能ですし、いじくるにしてもパーツが安いのも魅力です。
エンジンは６６０ｃｃ＋ターボなので他のセブンのように暴力的な加速はありませんが、（タービンキット等を付ければ別）車重が４００キロ台と普通の軽の２／３なので、十分な加速はします。
それより走らせることにより他のメイクスと同様、ドライビングプレジャーを十分感じ取ることが出来ますし、季節の良い時期に空いているワインディングロードを駆け抜ける気持ちよさは何事にも代え難い物があります。
不満な点: 車体価格２２５万円（税込み）ですが、オプションを付けていくと乗り出し価格は３００万円くらいはすぐ行くと思います。ところがこの値段はＮＺ＄が５５円ぐらいの時を想定されているのですが、このところＮＺ＄が高値を付けて２００６年１月現在ですとなんと７９円と１．４倍以上になっており、そのまま車両価格に反映されてしまいます。
ですから今新車でＦＣ－４を求めると４００万円以上と程度の良い他メイクスも十分狙える価格になってしまいます。（これについては総評で）
また、新車を注文した場合、シャーシ周りはフレイザーの新品ですが、エンジン等はカプチーノからの中古流用ですので、ドナー車によってかなりの当たりはずれがあることは免れません。（カプチを所有されていてドナー車にするのが一番信頼できます）ドナー車のカプチ自体程度の良い物がどんどん少なくなっていますので、この状況は悪くなる一方でしょう。（新しく軽のＦＲが出れば話しは別ですが）
これに加えてコストダウンを図るが上に、制作過程で本来新品を入れたい消耗部品も流用品が使われていたりするので、初期化費用も多少なりとも必要になってきます。また、手作りであるがうえに例えばブレーキの前後バランスが悪かったり改善の余地は残っています。
どうしても軽規格なので幅的に狭くなり、小さな印象を受けがちですが、他のメイクスと並べて凝視しない限りそんなに気になるものでもありません。
総評: 維持費がかからないセブンなので、趣味車としてはまさに打ってつけです。
しかし新車を買うとなると、他のメイクスも十分狙えてしまうので、スーパーセブンに何を求めるかが重要になってきます。
サーキットでのタイムアタックや暴力的な加速を求めているのであれば、あまりお勧めしませんが、ツーリングを主体と考えスーパーセブンの持つ風と戯れる開放感やライトウエイトの軽快感をただ感じたいのであれば良い選択であると思います。（ただしＮＺ＄が下がることが必要）