三菱 RVR

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ЯVRスポーツギアX3 - RVR

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ЯVRスポーツギアX3

  • 対厳山

  • 三菱 / RVR
    スポーツギアX3_4WD(AT_2.0_4人乗) (1997年)
    • レビュー日:2016年2月2日
    • 乗車人数:1人
    • 使用目的:レジャー

おすすめ度: 3

満足している点
4人乗りという割り切りから
「要るものは充実、要らないモノは排除」
と言うほかの国産車に乏しい合理性が充満している。

SUVやミニバンのように大きなボディーじゃなくても車内は持て余すほど広く、自宅ではスライドドアから乗降してるが車内移動が全く苦にならない(+ドアを開け放してどこかぶつける心配がない)。

三菱乗用屈指のエンジンと信頼の4駆システムで、GFインプと対照的にドライハビリティー要素は薄いがこっちはGFインプ同様安心して何処へでも走っていける。

デザインもワゴンの野暮ったさが皆無で製造後18年という年月を感じない。
不満な点
X2Limitedにも乗ったが、スポーツギアである事に不満が集中する。

ガス食いのターボと過重なシャシ、小回りの利かないワイドハイトサスには閉口する。
なのにコンパクトボディーから路面の傾斜をよく拾い揺れる。

タイヤ換装も考えたがフロントのマウントがキツキツで7JJ(インチ幅)前後からワイドフェンダーからはみ出てくるため18インチ以上でタイヤを扁平化するのさえおぼつかない(写真)。

N20W系にあったナローのターボで「N63W(実在せず)」とか、まだN64Wのスポーツギアエアロ2WDのほうが良かったかも知れないと思うことがある。

2022年夏加筆
2018年夏に追突事故をやらかしたが、その際から「部品終了」のジレンマが付き纏い修理ができない状況が相次いでる。月単位で待つことでだいぶ修理できてるが5年目の夏から毎年冬まで休眠するようになった。
メーカーサポートはもう受けられてない。
総評
N60W系ЯVRは2台目だが、この車に惚れ込んだら他の車に満足が出来ない。
それぐらい唯我独尊な存在。
前にも書いたがこの車が新車で買えなくなって久しいところに年ごと歯がゆさが募ってゆく。

そこそこチョコマカして時々500km単位で遠乗りでき(特にココ!)て、家族の野暮用にも付き合うには申し分ないフォーマット。
なのにこのモデルでさえその合理性を失してきたこと(側4ドア化などの没個性)が惜しまれる。
それ故中古購入にもグレードの極め打ちを強いられるなどずいぶん往生した。

要らないモノやスペースをゴテゴテ着けたがる今の車の買われかたが続く限り、こんなЯVRのような粋な車は発売されないだろう。

今でも車の素性は素晴らしいが、経年条件以上に三菱のお家事情がひどくサポートされてない状況では常用は不可能なレベルになってる。
大きな修理はまず再生品待ち。
デザイン
5
走行性能
4
エンジンは三菱の名機である4G63ターボが遺憾なく高出力を発揮、総重量2トンに迫ろう重機をたやすく思うまま操れる。
最大250馬力よりは同35kg/mの低回転から盛り上がるトルクがありがたい。

一方で足回りががっしりワイド+ハイトサスで組まれてるため応答性が乏しい。
ムチャが効くシャシだけに破綻のボーダーラインが解らず操縦不能になった時を思うと博打が打てない。
なお、無理して2cm積雪時に夏タイヤで走行したが、速度を抑えオートマで速度調整を行えば凍結路でない限りスリップしなかった。

また4速INVECSオートマも2速で50km/hぐらいまで引っ張れる一方でエンジンブレーキを多用するとマニュアルモードでもほとんどシフトアップしてくれない。これも燃費悪化の一因。
出来れば5速が欲しいところ。

全体的にターボの加速以外は安定志向で、絶望的に小回りが利かず折角のコンパクトボディーが活かされない。

スポーツの名においても挙動はマイルドすぎる。
乗り心地
5
乗り心地はまさに船そのもので、もっと路面からの情報が欲しいと思うぐらい。
とにかく今時70タイヤを履いているソレで足裏の感触が薄くバスケットシューズの如く。
ただサスは堅めでカーブ時は柔軟性こそ欠くがよく踏ん張る。こちらは下駄の如く。

それでいてショートホイールベースから踏切などでこまめに揺れ、二社共用やかまぼこ形踏切が多い近所ではよく車内の荷物がひっくり返る。
積載性
5
4座状態でもその後ろは高さ(意外と席下の深さ)もあって意外とモノが積む。
無論後席が綺麗に縦に畳めるのでそれをすれば詰めない物はベッドかタンスくらいしか思い当たらない。

一方で小物入れは豊富だが、すべてデッドスペースに押し込んでるため寸法的にはどこも少し足りない印象がついて回り嵩のあるモノが収まらない。
側4ドアモデルだったら収納不足が懸念される。
私のはMMCSが更にその小物入れスペースを塞いでるので、サイバーナビを着けたらMMCSモニターの前まで物を置くぐらい小物の取り回しが苦しい。
燃費
2
さすがに1.57tの車重と2.0lターボと来れば燃費は褒められない。
先記のINVECSの変速反応もあって5km台/lが標準で、長距離巡航をしてやっと8km台/lに乗る。
(ちなみに標準装備のMMCSは7km台/lを弾くがそんな良くは無い)

その上ターボを効かせてぶっ飛ばそうモノなら目に見えて燃料系の針が下に傾く。

レギュラーを常用してるが、下記の踏み込み不良以外の不具合は見受けられず。
ハイオクでもその車重から発進は2500rpm近くまで回さないと初速が着かず却って燃費を悪くする。レギュラーだと1500rpm以下はほぼ発電機状態で回すだけガスの無駄食いになる。

GDIモデルとも違ってエコランとは無縁の車である。
価格
1
車は素晴らしいが、もうメーカーは臨終扱い。
故に点数は無い。
故障経験
10万キロ前後でオルタネータ、タイミングベルトの交換、失火と思われるエンジン不調が続き、現在ドライブシャフトブーツ交換ができない状況。

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