以前から社設備の天井クレーンの操作ボタンのゴムが劣化して破れていたのと、ボタン表示が判別できなかったので、これを安全規則に基づき保全実施
当初 H社のクレーンペンダントの補修部品では部品が検索できなかったのですが、
別の会社 国家権力の緊急用車両でおなじみのPライト社で部品単位の取り扱いがあることを発見。
安いものでしたので、ダメもとで取り寄せてみる。
破れたボタンと表示が不鮮明なボタン
取り外したボタンと新しいボタン(上下)
ペンダントを開けてボタンカバーを交換、メーカーは違えどジャストフィット、
形状も全く同じなので、H社のクレーン操作ペンダントも、Pライト社の
OEM品なのか...
これで関連省庁の定期検査があってもご指摘回避
第35条あたりの自主検査項目で操作装置損傷有りと判定されるのかな...
確かに表示項目不鮮明だと誤操作→事故になりますね。
先日も静岡県で橋げたの落下事故ありましたね。 90年代初頭では小生が住む街の新交通システム建設中に同様に建設作業中に落下事故がありました。
この時代は今みたいに、親切な事前KY活動とかも無かった時代で、丁寧に教えられるのではなく、当たり前のことは観て学べみたいな、大手企業でも大日本帝国上がりの定年前職人が多く居た時代。そりゃ事故起こりますよ。
地に付いていないものは必ず落下します。 ”事故の99%以上はルール違反”と、前職時代の安全担当上司が、名言を口うるさく言っていたのを思い出します。
移動式クレーンでも転倒事故も年に数回はニュースになりますね。
これもブーム角度と吊荷の関係や、アウトリガーの設置状況でしょうね
最近はコンピューターで制御されているから移動式は危険領域になると
動作ロックが掛かったりしますね。
それでも吊荷は重たいものですので、バランスが崩れたりすると一気に倒壊します。
今回みたいに大きな橋桁ではなく、軽量な数百キロのものでもバランスを崩しそうになると、人間心理で重たくて支えきれないのに手を出したりするんですよ
それも挟まれなどの2次災害になったりする
今回当然元受け業者と現場安全管理者は労基と警察にやられてるでしょうね。
警察に関しては不慮の事故なんですが、殺人の観点からも見ていて亡くなられた方の人間関係や最近の行動なども、事情聴取されますからね。
かわいそうに現場監督が一番やられると思う 当然しばらく立ち入り禁止で仕事も出来ない
→というかまずは現場再開してからは後片付けですな。
倒壊して変な格好に着地しているので、これを玉掛けするのも結構面倒だと思いますわ。 神戸の震災の時に落下した高速道路の高架もよく吊ってきたと思います。
皆様も 事前KYと作業の指差呼称をお忘れなく!! ご安全に!!
また事故でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。
Posted at 2023/07/15 06:57:03 | |
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