
今日は朝からブレーキパッド交換作業を実施しました。
まずはフロントから。後々、考えてみたら一気に前後全てを交換した場合、交換作業によって何かしらのアクシデントが発生した場合を鑑みると、まずはフロントのみを交換して、しばらく様子を見た後にリアの交換を実施したほうがリスク管理的にいいなと思いました。本当の理由は前側だけで、体力の限界になったことは言うまでもありませんが・・・
用意した道具は、
・7mm レンチ
・ジャッキアップ
・ピストン戻し
・マイナスドライバー
・トルクレンチ
・17mmソケット(ホイールナット外し用)、21mmソケット(ジャッキアップ用)
・ソケットエクステンダー
です。
1.
まずはジャッキアップして、ホイールを外します。
ホイールボルトが、タイヤ全部浮かせてしまうと空回りするため、タイヤ面を接地したまま、車重が全てかからないくらいに、ちょっとだけジャッキアップさせてからホイールボルトを半分緩めて、その後、完全にタイヤを浮かせてボルトを完全に緩めます。
ボルトが短いくせに、深リムなせいかボルトがなかなか外れません。磁石付きのソケットだと外すの楽かな~
2.
キャリパーを取り外すために、裏側にある2箇所のボルトを7mmレンチで取り外します。あまり整備されていないようで、張り付いていてボルトが中々抜けませんでした。
短いレンチでも写真のように下側に下がるように挿さないと、回せません。しかも、これが力が入れづらい。
3.
キャリパーを固定している、前面側のプレートを取り外します。
これが個人的には一番の曲者でした。中々、簡単に外れない。これを外すだけで15分くらい奮闘し、そのせいで15分休憩が必要になります。
4.
キャリパー本体を外します。外す前にパッドをマイナスドライバーで開くようにセンターの穴から抉ると引っこ抜きやすくなるそうですが、見えないのでどこにどう差し込めばいいのか分からん!ってのが個人的な感想です。
ガシガシ上下に動かしながら引っこ抜けば、取り外せます。
5.
パッドセンサーを取り外します。多分、キャリパーを外す前のほうが取りやすいかも?!
一応、キャリパーを外した後でも外せたのですが、フロント側は助手席側にパッドセンサーがついているので、気をつける必要があります。人により色々置き方はありますが、私はウマを用意してそこに乗っけます。
6.
パッドを取り除き、新品パッドと交換します。純正パッドは、ただそこにあるだけで墨化していて、ボロボロとパッドの粉がめちゃくちゃ吹いています。ブレーキ洗浄で奇麗にしてあげてから、新品パッドを取り付けします。
今回は、EBC製 YellowStuffと交換。以前、DIXCEL Z-typeも使ったのですが、個人的に感触が好みでなかったことと、ちょっと走っただけでパッドと固定プレートが外れてしまってから、製品としての個人的信頼性が最悪に落ちたことで、もう2度はないので、次に価格と感触も好みなYellowStuffが主に好んで使う理由でもあります。しかも、こいつは800℃まで大丈夫。もてぎなどのような最高速から一気に車速を落とすような厳しい利用でも問題ないことは実証済み。
7.
ピストン戻しでピストンを戻します。
8.
パッドを取り付けします。新品パッドは固定金具が固いせいか、奥側パッドがピストン内に収まるのに苦労しました。なので、予めペンチで窄めておくと、少しだけ楽に取り付けが出来るようになるようです。
9.
パッドセンサーを取り付けします。これが金具ピンをうまく填め込んでそれに差し込むような感じにしなければならず、しかも見えづらいのも手伝って、なかなか難儀な作業です。
今回、交換した時は純正パッドの残りが8mm程度残っていたこともあって、パッドセンサーはまったくの無傷でした。
10.
後はキャリパーを元どおり填め込んで、裏側のキャリパー固定ボルト2本を填め込み、前面のプレートを元に戻します。基本的には、パッドの交換作業はVW Golf Variantの時とまったく一緒でした。
苦労する箇所が前面プレートとパッドセンサーの2点という感じです。
11.
ホイールを元通りボルトで固定して作業終了。ボルトは、M12xP1.5なんでVWの時に買ったホイール取り付け時の作業用ボルトが使えない。新しく買わないといけないようです。
ボルトもエクステンダーを利用して、全てのボルトを一旦軽く締めておいてから、ジャッキを降ろして増し締めします。トルクは110との情報をネットで見つけたので、Golf Variantの時は120でしたので、ちょっと緩めのトルクとなります。黄色のパッドがチラリと見えて、ちょっとお洒落?な感じ。そうなるとキャリパーも塗装したくなります。
12.
キーを差込みます。ブレーキがふかふかからカツっと抵抗が出るまで数回ポンピングします。
エンジンをかけて、数回さらにポンピングした後、ゆっくりと動かしブレーキの感触を確かめます。
問題なければ、試運転します。まずは低速で走行しブレーキの効き具合を確認し、奥に抜けるような感じがなければ、少し速度を上げて通常通りのブレーキングをテストし作業終了となります。
フロント側2箇所交換するだけで、2時間くらいかかりました。Golfのときは慣れてきたこともあって、30分程度で作業出来てたのに・・・(><
実際、試運転でつくば方面~牛久~取手~守谷とドライブしてみましたが、やっぱりこのパッドのタッチは最高です。初期からカチっとしつつも奥に行くほどブレーキ力が増す感じ。そもそものブレーキ力も純正品からするとかなりアップするため、かなりブレーキを踏むのも遅らせることが出来るし、踏力も軽く乗せるだけで十分となりました。325i ツーリングのような重量級(1.5t以上は重量級)の車にあっている感じです。まだ、フロントしか交換していないので、リアも交換すればよりバランスが取れるでしょう。
パッドの粉は純正品と同様な感じ。まだ、交換して純正品の粉がキャリパーなんかにこびり付いているので、暫く走っていくうちに減ってくれることを祈るばかりです。
取り外した純正パッドはこんな状況。煤けて触るとパッドの粉ですぐに手が真っ黒になります。まだ、十分使えるため何かあった時用に保管しておきます。
