
走行会に向けて着々と準備を始めました。
まずは、ブレーキフルードです。
一応、もてぎの本コースを走行するとなると、フルードも熱で問題になるだろうと思い、1Lのフルードで安価なものを購入してきました。
1,690円/1L (送料込み)
と結構、安く買えました。お友達の推薦では、
BILLION BB4が安くて実績もあり良い商品だよと教わったのですが、そちらだと送料別となり、総額4000円近くもなってしまうため、ちょっと気が引けて諦めてしまいました。
主成分は、「エチレングリコール」なんで、ゴムに対しての攻撃性やライフサイクルが極端に短いといったことがありません。
ドライ沸点: 273℃
ウェット沸点: 173℃
pH: 7.88
BILLION BB4と比較しても、多少は劣りますが、まあ、私の運転であれば問題ないでしょう。
フルード交換するだけで、意外とブレーキタッチの感覚も変わるので、どのように変化するのか、ちょっと楽しみでもあります。とりあえず、サーキットに行ったときに会社の同僚にDIYで手伝って交換したいと考えております。
■補足
→沸点に関する規格
この規格の判断基準となっているのは、「ドライ沸点(フルードの水分混入率が0.1%以下の時の沸点)」と「ウェット沸点(フルード内の水分混入率が3.5%の時の沸点)の2種類の沸点です。ご承知のとおり、ブレーキフルードのスポーツ性は沸点で決まります。なぜなら、ブレーキフルードが沸騰すると、べーパーロック現象(ブレーキペダルからの圧力が、沸騰による気泡の発生によって、ブレーキキャリパーまで届かない現象)によって、ブレーキが全く効かなくなってしまうからです。また、ブレーキフルードは水分が混入すると沸点が低下してしまう性質を持ってますので、長期間の使用により水分が混入することを想定し、ウェット沸点という基準が設けられています。
→ウェット沸点の規格
この20年間でブレーキシステムはドラムブレーキからディスクブレーキへと進化を遂げました。また、リザーバータンクのシール性の向上など、ブレーキフルードに水分が混入してしまう確率は、大幅に軽減されました。通常使用(サーキット走行をしない使用用途)において3年間無交換の場合でも、フルードに混入する水分量は、1%程度です。また、「DOT規格」ではドライ沸点とウェット沸点のみの表記ですが、スポーツフルードにとって、本当に重要なのは、実用域での沸点低下をいかに抑制することができるかなのです。
→動粘度の規格
動粘度とは、ブレーキフルードの粘度、いわゆる硬さを表す規格です。この粘度では、100℃と-40℃の2種類の粘度を計測します。100℃では、一定レベル以上ブレーキフルードがさらさらに柔らかくなり過ぎないこと。そして、-40℃では、反対にブレーキフルードが一定レベル以上、硬くなり過ぎないことが規格で取り決められています。
100℃の規格では、柔らかすぎるとリーク(漏れ出し)の原因となり、-40℃の規格では、極寒冷地でブレーキフルードが硬くなり過ぎて圧力伝達が的確に行われないことを未然に防ぐためです。
Posted at 2009/10/15 20:59:54 | |
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