2014年09月04日
怖い話、、、お聴きになりたいですか??(Nyarrariさん向け編)
Nyarrariさん!お待たせ致しました。。。
今回は不成仏霊に纏わるお話をしようかと。。。
皆さん!霊が彷徨うところってどんなトコを想像しますか?
病院?廃屋?死亡事故現場?海?山?川?
基本、、、霊って、、、不慮の死を遂げれば何処の土地であっても地縛になりますし、浮遊すれば限定されずに何処にでも居ます。。。
もっと言えば、、、見知らぬ方々の霊が今こうやって普通にインターネットを楽しんでいるアナタの背後で見ているかも知れません。。。単にアナタが気付いていないだけで。。。
さて、今日はそんな不成仏霊に纏わるお話を致しましょう。。。
昨年の夏のお話です。。。
日本海に面する北陸地方に海水浴旅行に出掛けた東京都在住のDさん一家が体験した実話です。。。
8月初旬に臨時で休みが取れたDさんとDさんの奥様H美さん。小学五年生の長男S夫君、小学三年生の長女E子さんの一家四人で夏休みの海水浴旅行に出掛けました。
早朝に東京を出発し、現地までは車で高速道路をひた走り、、、北陸道で目的地最寄りのインターチェンジを下り一般道へ。。。
一般道で走るコト約40分。。。予約していた宿に無事到着。。。
まだ、時間も13時と早く宿に荷物と車を預けDさん一家は近くの海水浴場まで徒歩で移動しました。。。
海の家で軽く昼食を済ませ、、、砂浜にテントを設営。。。強烈な日差しを避ける為にDさんは手際よくテントを完成させ、、、息子と娘を連れて砂浜に近い浅瀬で遊び始めました。。。
奥様はハンディカムで楽しそうな光景をビデオ撮影。。。
波が打ち寄せる度にはしゃぐ我が子。。。
浮き輪でプカプカと浮く長女。。。
しかし、、、ここで不思議なことが起こりました。
浮き輪で海面に浮いた長女E子さんがDさんの近くで何かブツブツと笑顔で話し始めたのです。
そう、まるで誰かと話しているかの様に。。。楽しそうに。。。
勿論、娘が会話出来る様な周囲には誰も居ません。
長男S夫君はシュノーケルをつけてDさん達の居る場所より若干沖に近い場所、、、少々深い場所で潜っています。。。
Dさんは娘の名を呼びましたが、、、娘E子さんは聞こえないのか浮き袋で浮いたままどんどん沖の方に泳いで行くので危険を察したDさんが泳いで追いました。。。
すると、、、長男のS夫君が妹の異変に気付いたのか妹の浮き袋の紐を掴み、岸まで何とか戻しました。。。
砂浜のテントでDさんが落ち着いて娘のE子さんに事情を聴くと、、、
おない歳位の男の子と女の子から声を掛けられ一緒に泳ごうと誘われ、浮き袋の紐をグイグイ引っ張られた。。。だけど、、、何か怖くなって「もうここでイイ!」と叫ぶも二人の子供はE子さんを更に沖に連れて行こうとする。。。
しかし、、、そんな少年少女はDさんも息子のS夫君も見えておらず、、、見えていたのはE子さんがどんどん沖に流されそうになっていた姿だけだったのです。。。
取敢えず、、、Dさん一家はその日の海水浴は切り上げて宿に戻りました。
案内された部屋からは海が一望出来る絶景の宿でした。。。
先程の事などすっかり忘れ、楽しい夕飯を済ませ明日の一日を楽しむべく温泉に入り子供達は早くに寝入ってしまいました。。。
子供達が寝静まった頃、Dさんは奥様のH美さんがハンディカムでビデオ撮影していたことを思い出し、、、昼間の不可解な事態を確認しようとビデオのモニターで映像をみていました。。。
すると、、、海の中でDさんと遊ぶE子さんの背後に男の子と女の子が確かに映っています。。。
それだけじゃなく、、、Dさんと海に入る時点で浮き輪姿の長女E子の脇で海の水に小学生位の男女2人の姿が写っているのをビデオが捕えていました。。。
水面に映っている子供を見ると明らかにE子さんの真横に居る筈なのですが実体が真横に居ない。。。
DさんもH美さんも背筋が凍る様な気がしました。。。
でも、Dさんは「まあ、これが仮に幽霊だったとしても悪いコトをする子達じゃないだろう。」などと都合良く考えてしまい、、、因みに奥様のH美さんは霊魂など全く信じないタイプでしたもので。。。
夜も更け、Dさん夫婦も床に就きました。。。
どれだけ寝たでしょうか。。。DさんはE子さんの話声で目を覚ましました。。。
E子さんが起きて海に面した窓際で何やらブツブツと話しています。。。
まさかと思い、窓際に目をやると。。。
2人の少年少女が窓の外に立って何やらE子さんを誘っています。。。
Dさんは咄嗟に「君たち!こんな夜中に・・・」と言い終わる前に2人の少年少女は消えてしまいました。
E子さんもその場ですぐに寝入ってしまい。。。
翌日の朝は昨晩の出来事に腑に落ちないDさんでしたが。。。
朝食を済ませ、再び家族で浜辺に海水浴を。。。
テントの設営を済ませ、今度は奥様のH美さんもE子さんと波打ち際で一緒に遊び。。。
小一時間位経った頃でしょうか。。。
Dさんと息子のS夫君は二人でシュノーケリングを少々深い岩場周辺で楽しんでいました。
H美さんとE子さんは疲れて砂浜に設営したテントで暫し休憩。。。
30分程度の後、、、H美さんはハンディカムを取り出して再び海に入ろうとするE子さんを撮影。。。
カメラのレンズの向こうには水面に男女二人の子供の姿が写り。。。
E子さんを呼んでいる。。。
慌てて、H美さんはハンディカムを置いてE子さんを追うも。。。
E子さんは浮き袋で沖に向かって泳ぎ出してしまいました。。。
それも、、、中学~大学時代に水泳一筋で泳ぎの得意なH美さんがE子さんに追いつけない位の速さで。。。
岩場でその異変に気付いたS夫君はDさんにその旨を伝え、急いでE子さんの泳ぐ方向へ。。。
E子さんはとても小学校三年生とは思えない速さで遊泳区域を超す寸前まで。。。
S夫君は遊泳区域ギリギリのところで何とかかんとかE子さんを確保!
そしたらですね。。。
「邪魔するなー。一緒に行くんだ~。」と、S夫君の耳元に何者かが囁く声。。。
海面に浮くH美さんは何か体全体に重いものを感じる。。。
水中を覗き込んだH美さんは思わず「キャーッ!」と声を上げた。
H美さんの胴体に数人の子供がぶら下がって沈めようとしている。。。
Dさんも、S夫君とE子さんの浮いている地点まで急いで泳ぐのですが何か背中が重い。。。
振り返ると顔がガイコツの少年がDさんの背中に乗ってDさんを沈めようとしています。。。
「わあ~ッ!」と、Dさんは溺れそうな状況で何とかその場を逃れるかどうかで・・・。
Dさんの視界の向こうにS夫君が沈んで行くのがみえました。。。
S夫君の足元には二人の子供がぶら下がっているのですから。。。
その奇妙な光景に気付いた浜辺のライフセーバーがS夫君を救出。
E子さんもDさんとライフセーバーに救われ何とか無事に岸に戻り。。。
奥様のH美さんも別の海水浴客に助けられ一瞬意識は失ったものの回復。。。
何とか家族四人、、、無事に帰還出来たそうですがね。。。
その浜辺でパトロールをしていた地元の漁協の方によりますとですね。。。
以前、何年か前に小学生の兄妹が波にさらわれて溺死した事故があったそうです。
丁度、時期的にも8月の初旬。。。
それ以前も子供が亡くなる事故があり、この浜辺に地縛霊となった不成仏な子供の霊が誘うのだと言われたそうです。。。
恐らく、、、小学校三年生のE美さんを誘って連れて逝くつもりだったのでしょうね。。。
翌日、この忌まわしい海水浴から東京に向かってDさん一家は車で帰途につきました。。。
そして、、、高速道路で長いトンネルにさしかかった時です。。。
Dさんの乗用車のルームミラーに「あの」小学生位の子供が映りこんだそうです。。。
一瞬だったそうですが、あれはDさんの単なる疲れや精神的なものだったのか。。。
その後のSAのトイレの個室で奥様のH美さんは子供のヒソヒソとした話声を聴いたそうです。。。
気のせいだったのですかね。。。
自宅の娘の部屋からヒソヒソと話声がしていたり。。。
あれからどうなったかは私、、、聴いておりません。。。
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Posted at
2014/09/04 20:23:54
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