酸化してみます？

先日、某SNSで、エンジンオイルを20リッター（ペール缶）でまとめ買いする、
という書き込みに対して、

油は酸化する、20リッターなんて使い切れないからやめた方が良い、

というアンサーがあった。

ま、オイルは酸化する、というのは間違いではない。
しかしだ、、、、


大気中の酸素量で、熱の入っていないオイルがエンジントラブルを引き起こすほど酸化するものなのかと疑問である。

当然、現在のエンジンオイルには酸化防止剤という物が添加されている。
それに、常温保存していることよりも、過酷な状況であるエンジン内で
熱やブローバイに晒されているのである。

大気中で半年から1年で酸化して終わるような、貧弱なオイルだったら
エンジン内の熱で、あっという間に劣化して1ヶ月も持たずに交換サイクルになりますよね？
ま、大気中の酸素濃度が80％とかなら、また話は変わってきますが、大気中の酸素量は約２１％です。

温度変化の激しいような炎天下にでも置いておくなら話は別であろう、、、が
冷暗所に置いておけば、開封後の劣化なんて些細な物である。

それに、缶を開封したら大気中の水分が結露して、水分混入も考えられるから、

とも言われた。

缶の中（容器の内側）が油だらけ（いわば油膜が出来てる）で、どうやって結露すんねんｗ

かりに結露したとしよう、するとエンジンオイルは乳化して白く濁る。
心配ならこの時点でエンジンに入れなきゃ良いだけのお話。

間違ってエンジンに入れたとしよう。

目に見えるか見えないか程度の乳化（水分混入）ならば、エンジン内部の熱で蒸発して
普通の状態に戻ります（ヘッドガスケットでも抜けてる、ウォーターハンマー起こすほどの水分混入なら話は別）。

まともなオイルを正しく保管出来ているならば2年から3年は普通に持ちます。

サラダ油が酸化したら、健康にも良くないし胸焼けも起こしますが(笑)エンジンオイルは
植物性でもありませんし、人間の胃袋ほどシビアな機械でもありません。

良きオイルの性能は、もっと信頼しても良いと思いますよ？

、、、、という訳で10年以上ペール缶愛用でのオイルトラブルフリーのオイラでした。