サンキューホーン・サンキューハザードのスイッチ新設
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
CEP(コムエンタープライズ)の『サンキューホーンキット【GREETING】Ver1.1』を取付けた際、製品付属のスイッチをどこにも設置せずブランブラン状態を仮固定のまま使っていましたが、自分好みのイルミ付スイッチに替えて設置しました。
技術的な難しさはありませんが、私は割と手間取り時間がかかりました。
はじめは夜間の視認性のため単にイルミ付きにしたいって希望だけで、使いやすければ自分だけが見える位置でもいいやと考えでいたのだけど、スイッチを物色しているうちに「どうせなら見栄えと使い勝手を両立して付けられないかなぁ」と思うようになりまして(^^;
2
じゃあどこに付けるか・・・
いくつかの案の中で、第一希望はセンターインパネのハザードスイッチの右側。
CW系ランダーのこの部分は、何が付くわけでもない見た目だけの造り。
反対側にはセキュリティーのインジケータがあるけど、それもこの箇所のデザインを活かしているわけでもない。
できれば右側のココに収まりよく2個設置したい。
「スイッチを入れるくらいのスペースはあるだろう」とパネルを外して裏を見てみると、基板が(画像左上)
表に何の機能もないのにハザードとセキュリティー関連の基板がこっちにまで張り出している。
しかも基板を外すと、基板を固定するためのりっぱなリブがそびえ立っているではないか(画像左下)
つまりパネル裏の奥行きはほとんどなく(18〜19mm前後)しかも邪魔なリブがあるわけです。
この位置は諦めるしかないかと悩んだ末、うまくいく確証はないもののとりあえず思うままにやってみることに(^^;
最悪のオチになっても、センターインパネ自体はもう一つ予備があるので(アクセントパネルの際に入手)
3
スイッチはその制約を考慮して選定する必要がある。
パネル表面のスペースとしては意匠部Φ18(取付穴Φ16)の製品でもよさそうだけど、それに伴ってスイッチ全体の造りが大きくなるので、パネル裏の奥行きにはとても収まらない。
仕方ないので、このデザインのイルミ付きスイッチで最小と思われる意匠部Φ14(取付穴Φ12)のスイッチをチョイス。
それでも奥行きはギリギリだけど、収まらなかったらその時また考えることにします(^^;
このサイズになるとボタンとして押せる部分の大きさがΦ7とかなり小さく、ボタンが意匠面とツライチのタイプだとかなり押し難くなってしまうみたい。
ツライチタイプの方が好みなのですが、スイッチとして使い難いのは論外なので不本意ながらもボタンが飛び出しているタイプに決定。
本体カラーは、ブラックもイイなと思ったのだけど昼間の視認性も考慮してシルバーに。
4
スイッチが決まったので、その形状とパネル裏のリブを考慮して取付け位置を決めます。
取付面(表面)の形状と裏のリブ形状を現物からトレースして、収まりよく且つリブへの被害が最小限になる位置を割り出します。
リブと一体の基板固定のネジ穴を残しつつ、リブとしての強度も弱くなり過ぎないように考慮して、こんな感じになりました(画像)
これでリブを落とす範囲と穴あけの位置が決まりました。
ちなみに表面のデザインからして、2つのボタンをキレイに水平に並べると右のボタンが下がって見えてしまうので、右のボタンだけ位置を0.5mmくらい上げています。
リブを落とす範囲を現物に反映したら実際にリブをカットしていきますが、その前に意匠面にキズを付けないように表面全体を養生しておきます(ピアノブラックなので特に)
5
リブのカットは、超音波カッターが入れられる範囲で縦に切れ込みを入れてから不要な個所をニッパーで地道に切り取っていきます。
ニッパーで勢いよくバチンとやると亀裂がはしってしまうかもしれないので、一回の切取り量は欲張らず、いきなり力をこめて握らず、少しグニグニと動かしながら亀裂が起こらないように進めていきます。
最後はエンドニッパーでなるべく凹凸を残さないように仕上げます(スイッチの取付性に影響するため)
切れ味の良いエンドニッパーのおかげで想像していた以上にキレイに仕上がりました(画像左上)
カットが完了したらスイッチを取付ける穴をあけたいところですが、何の役目なのかパネルに四角い穴が開いている(表から樹脂シートを貼付けて意匠面にしている)
この四角の穴をそのままにして進めても、スイッチがしっかり固定できないので一旦埋めます。
幸い同じような材質(PC+ABS)で近い厚みの樹脂片が手元にあったので、合うサイズに切り出しエポキシ系の接着剤ですき間と段差を埋めるようにして接着(画像右上)
工程4で作った物を台紙にして穴中心の印を付け、面直方向に気を配りながら、キリ→ドリル(遅い回転)で慎重にΦ12の穴をあけます(画像下)
これでパネルの加工は完了しました。
6
スイッチ側で結線しておける所は先に作って準備しておきます。
スイッチ裏での配線着脱には、細線用3極コネクタ(ロック機構付)を採用(画像右)
今後スイッチをパネルから外すことがあっても容易なように、Φ12の穴を通り抜けられるサイズの物を選定しましたが、これでも微妙に通らなかったので赤矢印の部分を切り落としました。
ココを落としてもオスメスの嵌合やロック機構に影響はありません。
エーモンの接続コネクタを使うほうが簡単(被膜むき不要で線径変換も対応できる)だけど、3極コネクタの方がスマート且つ接続間違いの心配もないので。
ここは手を抜いて細線取付け済みの製品を購入しました。
スイッチ本体端子への結線はショートに気を付けながら直角に線を出すようにはんだ付けします(画像左上)
定電流ダイオードと整流ダイオード(一部付属)を間に入れつつ各結線をして保護処理。
コレを2つ準備(画像左下)
ヘタクソはんだで、汚い出来なうえに時間もかかりました(-"-)
念のため結線に問題ないか導通確認をしておきます。
問題はなかったけど、今後断線や接触不良が起きませんようにと祈っておきます。
7
配線が下に向くようにして完成したスイッチをパネルに取付けます(画像左上)
問題の基板が取り付けられるかどうか・・・ギリギリ収まりました!(画像左下)
接触しているかもだけど絶縁処理はしっかりしてあるし、無理な力がかかっているわけではなさそうなのでヨシとします。
最悪はスペーサーかませて、基板自体を後にズラしてスペースをとろうと考えていたけど、そこまでにならなくてよかった。
SW側の基板のさらに後ろは何やら車両部品があって邪魔になるため、SWの配線は長めに作って左側に逃がせるようにしておきます。
ちなみに防水のためにOリングが付属していましたが、ボタン自体が浮いて見えるので今回は使用しません。
スイッチの設置もできてパネル側が完了したら、車両側(製品側)のスイッチ線もコネクタ処理しておきます(画像右)
※この作業の前にバッテリーマイナスを外しておくのを忘れずに
8
あとはスイッチのコネクタを接続、イルミ点灯とスイッチの動作確認。
問題なければパネル等を復元して完成!
見栄えはすごく良くて満足なのだけど、イルミが明る過ぎるのでいずれ減光処理したい。
あーじゃないこーじゃないの時間も含めると、サンキューホーン自体の取付けよりも時間がかかったな(^^;
でもまあ、色々考えて試している間も楽しみの内だし、それがうまく完成すれば本当に嬉しい。
ちなみに左がサンキューハザードで右がサンキューホーン。
ホワイトとブルー(ブルーは肉眼では光源自体がキレイな青です)で色分けしたけど、個人的には統一の方がいいかも。
両方ホワイトか両方ブルーもいずれ要検討。
あと、どうしてもツライチのボタンの見た目も気になるので、いつか余裕があれば実際に取り付けて見た目と使い勝手を確かめて判断したい。
要改善があるものの、ひとまず見栄えよく完成しました♪
サンキューハザードに関しては、今までしていなかった程度の車線変更でもサンキューするようになったので明らかに頻度が増えました(^^;
経緯を含めて書いたらダラダラと長くなってしまい申し訳ないです。
読んでいただきありがとうございましたm(__)m
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