大型バーガーにウェンディーズが参戦

大手ハンバーガーチェーンが肉の量を大幅に増量した“大型バーガー”を相次いで発売している。

ゼンショー傘下の日本ウェンディーズは、肉の量を２枚で２００グラムとした「パインＢＢＱバーガー」を２８日に発売する。「モスバーガー」のモスフードサービスも３月２４日に肉の量を２倍に増やした「Ｗ（ダブル）」シリーズを発売した。

　バーガー市場は消費者の節約で低価格志向が高まる一方、割高でも「おなかいっぱい」食べたい人という消費の二極化が進んでいる。“がっつり”食べたい消費者の需要を取り込むことで販売単価の下落に歯止めをかける狙いだ。

　ウェンディーズの新商品の肉量は１枚１００グラム。価格は肉１枚のシングルが３５０円、２枚のダブルが４５０円とした。同社の国内７１店舗の平均の客単価は約５００円とみられており、今回の高額商品の投入により客単価を平均約１００円に引き上げることを狙っている。

　大型バーガーは、２００７年１月に日本マクドナルドが通常のハンバーガーに比べて肉量を４倍の１８０グラムとした「メガマック」が走り。その後、同年６月に日本再上陸したバーガーキングが２２６グラムタイプを発売、ロッテリアは０８年５月に１６０グラムバーガーを投入した。また、マックは昨年１１月に関東圏で発売した「クォーターパウンダー」の販売地域を今月２８日から全国に広げることで、客単価の上昇を目指している。

　■【予報図】朝食めぐるメガ戦争激化


　日本マクドナルドの３月の全店売上高は４９６億４７００万円となり、昨年８月に記録した過去最高（４８６億９０００万円）を更新した。肉量２２６グラムの「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」などの大型バーガーの好調が単価上昇を牽引（けんいん）したためだ。同商品は価格が４８０～４９０円と通常の２００～３００円が中心の単品メニューに比べ１．５～２倍ほど割高。同社は「１００円マック」など割安な商品で顧客を呼び込む一方、高額商品の投入で３月の既存店の売上高は前年同月比６．８％増加。外食産業の多くが消費不振にあえぐ中、前年同月を１１カ月連続で上回っている。

　好調なマックに対抗し、モスフードサービスは価格が２００円以下の低価格バーガーを７月初旬に発売。一方、３月２４日に肉量２倍の「Ｗシリーズ」を発売した。同社の桜田厚社長は「低価格を求める客とたくさん食べたい男性客需要の双方を取り込みたい」と狙いを説明する。

　モスフードが大型バーガーをそろえたことで、各社の大型バーガーが出そろい、この分野を巡る競争が激化するのは必至。さらに、マックは朝限定メニューに通常の２倍のソーセージを使った「メガソーセージ」を発売。朝メニューでも“がっつり”食べたい顧客の需要を取り込み、他のチェーンを引き離す方針で、今後は、朝食をめぐる“メガ”戦争が激化する可能性もある。



メガも一通り沈静化したかに思えましたけど、
どっこいまだまだ新メニューがでてるんですねぇ（＾＾

ハンバーガー・イーターなオイラとしてはうれしいニュースですわ（笑
会社帰りに試食せねば（￣▽￣