アルパイン製製品でヘッドデッキ以外の外付け製品(CDチェンジャー・MDチェンジャーなど)の音声出力を独自規格、Ai-NET経由により2基まで接続できる他、AUXによる外部音声入力についても2基まで自動的に切替を行う機能を搭載した変り種の切替器。
導入の発端はHDDナビを譲ってもらったところに遡ります。この譲ってもらったHDDナビはカロッツェリア製で、私の車のヘッドデッキとして使っているアルパインとは互換性がありません。ヘッドデッキもカロであれば、規格が同じなので車のスピーカーからヘッドデッキを通じて出すことが可能になりますが、現状の環境だとDVDを再生しても音声の出力をさせる手段は、ナビ本体に搭載されたスピーカーからのみになります。
加えてシステム構成を複雑にしていたのがアルパインのCDチェンジャーを使用しており、これを殺さずにシステムを組まなければならない点でした。
よって車のスピーカーからカーナビに搭載されたDVDの音声を出すようにするには、ヘッドデッキに外部入力の切替を行う設定をセットアップするだけでなく、実際の入力に対してスピーカーへの音声出力を自動的に切替を行う切替器の存在が不可欠でした。こんな都合のいいものがあるのかと探したら出てきたのがこの切替器。
現状では左側にある接続端子の内、一番上のヘッドユニットからの入力と、チェンジャー1がCDチェンジャーに接続されており、もう一基アルパイン製の外部入力製品(音声のみ)が接続できる他、一番下のAUX2にカロナビの音声出力をAUXに変換することによって、接続してあり、AUXも1基空きがある状態です。
AUXに変換さえできれば他社の製品であってもこの切替器によってヘッドユニットで制御できる他、車のスピーカーから音声を出せますので、その気になれば大容量ノートPCに音質を全く劣化させないWAVE形式で音楽ファイルを保存して持ち込み、繋いで再生したりと言った事も可能。アルパイン製×2、AUX×2と言う入力数の多さも魅力で、音声出力に限定するならば汎用性に富んだ切替器と言えます。
音声出力に機能が限定されているので、最近のニーズとして多いビジュアル面は、VPE-S431(http://www.alpine.co.jp/products/headunit/ai-net/2006/vpe-s431.html)を使えば同じようなことが可能になります。
関連情報URL:www.alpine.co.jp/products/accessory/naviaudio.html
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