カーテシスイッチの清掃(接触不良解消)

以前のブログにも記載しましたが、最近ドアを開けた際にインデックスシステム(開閉時に自動でウインドウを上げ下げするシステム)が勝手に動作するのに加えヘッドライトの消灯やカーテシランプの点灯もしない状態が起きました。

最初はドアハーネスの損傷かと思いましたが、これらが共通しているのは「ドアを開けた際」に起きること。

ということはハーネスではなくこのカーテシスイッチが悪いんじゃないかと思い、ドアを開けた状態でスイッチをグニグニしてみたところ症状が発現。

スイッチが原因みたいです。

ということでスイッチを交換しようと思ったのですが、その前に外して清掃してみる事にしました。

これで治ればいちいち部品発注しなくても良いですからね。

外し方は簡単、10mmのボルトで固定されているので、それを外せば抜き取ることができます。

外してみてわかったのですが配線は1本でボルトでアースを取っているよう。

なるほどね。

ゴムをめくるとこの様にスイッチがありました。

とりあえず左右に揺すってみてもガタは無し。
ということはスイッチの接点の接触不良でしょう。

可動部には少しグリスが付いていましたが、これも接触不良の一因かなということで、これも落とします。

まずは全体的にブレーキクリーナーでキレイにします。

ボルトがアースということはボルトと接触しているスイッチ台座も綺麗にしておいたほうが良いということで磨くことにしました。

本当はピカールがベストなんですが、持ってくるのを忘れたのでアストロのコンパウンドで。(^_^;)
それでもこれだけ汚れが取れました。

汚れ落としが完了したらスイッチ接点部とコネクタ部にクレの接点復活剤を塗布し、ゴムを被せて元に戻します。

元の戻してドアを開閉させたところ、以前より無茶苦茶の動作になりました。

あれ～？
そんな精密部品でもないだろう・・・


もう一度外しよく観察したところ、スイッチ脇から接点部がわずかに見えました。

そしたらどうにもまだ接点部の汚れが落ちきれていないよう。

ということで、もう一度内部を清掃。
細い綿棒があったので、接点復活剤をぶち込み綿棒でグリグリとしたところ、これだけ汚れが取れました。

んで、その穴からブレーキクリーナーをぶち込み再び接点復活剤を塗布。

ついでにボルトもよく見ると青錆で汚れていたので真鍮ブラシで擦り洗い→ブレーキクリーナーで脱脂。

ちなみにカーテシの配線はボディ内部に引っ込んでしまうと大変なので、気をつけてください。

再び取り付けてドアを開けた状態でグニグニしたところ、症状は解消。(∩´∀`)∩ﾜｰｲ

一件落着です。

今回はスイッチ部のグリスを除去しましたが、出来れば導電性のグリスをちょっと塗っておけばさらに寿命延長できるかもしれませんね。

このスイッチは中央で嵌合されているので、それを外せば端子部にアクセスでき、直接清掃出来るのですが、予備がない中それをやるのはちょっと怖いし、高いものでもないので、其処までやることは無いかなぁと思います。

それに普通こんなところ悪くはならないのですが、もし似たような症状がでたのであれば、この記事を思い出しカーテシスイッチを清掃もしくは交換してみてください。


あとで助手席側も清掃しておこう。