そうだ、マフラーを作ろう(ダルマセリカ編、最終幕)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
触媒側のハンガーは、確定しました。
さて、あとはサブサイレンサー側のハンガーを、どこにしようか・・・
プロペラシャフトのセンターベアリング固定ボルト(M8)にステーを付けて共締め?
シートベルトバックルの固定ボルト(M10)を長い物に変えて(センタートンネルに先端が出る)、そのボルトに共締め?
サイドブレーキケーブルの固定ブラケットのボルト(M6)にステーを付けて共締め?
あっ、こんな所にボルト穴が!
アッパーアームブラケットの側面に、何故かM8のボルト穴がありました。
・・・何の穴だろう?スタビリンク用とか?(初代セリカには、リアスタビライザーの設定は、無いはずです)
マア、いいや!ベストポジションだし!
ここでも、毎度お馴染み建材フックの端材を活用します。
ブラケットと垂直になるように位置付けます。
2
取り付け対象がパイプなので、曲面に乗りやすいように、一部削っておきます。
印に合わせ、先ずは点付け溶接を。
3
再び仮付け。角度・・・ナイス!
当てずっぽうの、精度が高まった?
イメージとしては、アッパーアームブラケット側面のボルト穴にステーを付け、そのステーにハンガーゴムを付けられるようにして、マフラーと繋ぐ・・・
ステーの必要な長さを探ります。
試しにハンガーゴムを付け、穴から覗くと・・・
80ミリあれば、間違いなく届きそうです。
4
テキトーな端材を用意、多分、カローラの2GR搭載時に、自作したエンジンマウントブラケットの解体材だったと思います。
ちょうど開いているボルト穴がM12なので、建材フック端材がボルトとして固定できる!
その穴を残すように、切り取りました。
5
ボディー側との固定ボルト穴を開け、ハンガーの長さも調整します。
バリを取って、角にもRを付けて、指に刺さったりしないようにしておきます。
装着してみると・・・
おお!上手く行きました!
当てずっぽうの、精度が高まった?
6
では、パイプ側のハンガーも確定、本溶接します。
7
さて、ハンガーゴムも付けた上で、中間パイプも付けてみます。
この状態では、当然重力で下向きに垂れ下がっていますが、それでもかなりフロアに沿っていました。
後は、重量物である触媒を、なるべく上に上げ、かつ、パイプ全体に、変な方向に力が掛かっていない状態にして、点付け溶接します。
え、また印を打って、外す?
8
※ようせつまじんが あらわれた!
※コマンド?
触媒(厳密には、触媒後方のパイプ)を上げた状態を保って、点付け溶接!
スパッタをセリカちゃんのお腹に飛ばすな!
ダンボーーール!
9
ブスブス…
ザッバーーーン
「フッ、この程度、何てことないさ・・・」
むしろ、照明のレンズの焼けが痛いです。
10
まあ、こんなモンでヨシとします。
もう今さら、どうこうできないし。
点付け冷え固まったら、外します。
11
14インチホイールとの比較。
長いよ・・・長すぎるよ・・・
ミスター平均値、身長172センチの私と、ほぼ同じタッパでした。
12
最後の繋ぎ、本溶接をして、汚れを取ります。
・・・改めて見てみると、触媒直後の切り方を工夫して、30度曲げパイプと、ストレートを上手く微調整すれば、良かっただけでした・・・
というのは、完成してからでないと分かりません。
ここも、ワンオフマフラーの奥深さです?
この日は時間切れ、溶接盛り削りは後日〜
13
次の休み、早速始めました。
せっかくの溶接が割れない程度に、しかし、なるべく平らに均します。
まあ、後で塗装&バンテージ巻きするので、結局必要無いといえば無いのですが(塗装乗りが良くなるのと、変に太くならなくなるのがメリットでしょうか?)。
14
ハンガーとステーも、同様に塗装します。
耐熱塗料は、モノタロウ1択です。
安いもん。
15
ここで、改めてメインサイレンサーを外し、こちらのパイプにもバンテージを巻いておきます。
50mm巾、10メートルで1980円、ずいぶんお値打ちになりましたね(ブランド物と比べると、品質はそれなりですが)。
このバンテージを巻くのは、よくメーカーは
「熱効率を向上させて排気を促し、出力を高めます」
的なことを謳っていますが、私的には、フロアに近接させる分、コレで熱害を抑えるのと、溶接痕隠しです。
16
この後、センターパイプ(触媒〜サブサイレンサーのアレ)にも使うので、巻重ねを荒目にしてあります。
いいんです、しょせん不細工隠しです。
こんだけ残っていれば、何とか足りるかな~・・・?
17
そして、巻き始めます。
少しだけ意識したのは、入口から触媒までのパイプには、少し厚めに巻きました。
触媒までは、なるべく排気温度を下げたくないのです(触媒の浄化能力を高めるため)。
多分、必要無いですけど、仕様が特殊なだけに、排ガスでケチつけられたくない、といったところでしょうか。
何と・・・
驚くほど、ちょうど使い切りました!
当てずっぽうの精度が高まった?
18
塗装したハンガーも装着、また、パイプの上に通るミッションメンバーフレームにも、排熱対策をしておきます。
ここまで慎重に仕上げてきたつもりですが、いざ、全体を装着(ボルトも締め付け)してみると、実はズレがあった、なんてこともザラです。
19
キモになる、前方ハンガーゴム。
【センターパイプの装着手順】
1.球面フランジを合わせつつ、前方ハンガーゴムをフックに掛けます。
2.後方ハンガーゴムをフックに掛けます。
3.球面フランジのスプリング付ボルトを着けます。
20
4.後方フランジにガスケットを挟み、ボルトを装着します。
5.後方ハンガーゴムの角度を整えながら、仮留めのハンガーステーのボルトを締め付けます。
21
躱しながら攻める!
躱しながら攻める!
躱しながら攻める!
22
センタートンネルには、離れ過ぎず、近付き過ぎず。
なお、2軸(センターベアリングより後方)プロペラシャフトと接触しそうですが、現状でフルリバウンド(伸び切り)状態なので、当たることは有り得ません。
23
むむむ!?
攻めが甘かった・・・掌が入ります。
もう10ミリは、フロアに沿いたかった・・・
24
下を覗き込むと・・・
酷い出っ張りは無いかと思います。
接地状態で、ホーシングのデフ釜より上に収まりました。
25
課題は・・・ここでしょうか。
セリカの1ミリです。
ボディー側を加工するか、いっそマフラーハンガーにスペーサーを噛ませて、サイレンサーを少し落とすか・・・
せっかくここまで攻めたんだ、ボディー加工しようかな!
それは、またいずれ。
よーーーし!マフラー終わったー!
9話ですよ、時間掛け過ぎました・・・
さて、次はどこに行くのか!?
私の明日はどっちですか?
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