リヤウイング可動機構清掃・注油

964からエンジンフードに付く可変ウイング
Facebookの整備情報で固着の例を知り、
予防点検してみます。

モーターから延びるワイヤーが固着する様です。

ギア側のカバーを外して点検
長年の汚れが堆積してます。

諸先輩方のワイヤーを外して注油出来るって情報で
ワイヤー分解を試みますが、分解方法が見付かりません…
アチコチ触りながらパズルを解く様に。
しばらく悩んで分かりました！
ワイヤー根元の白い樹脂を
スクレーパーなどで引き出せばワイヤーを固定する
黒い爪にアクセス出来ました！

パズルが解けた様な高揚感（笑）

端っこが角断面のワイヤー登場！
固着しては居ませんでしたが、少し抵抗感があるかな。

諸先輩方の整備情報を参考に
ワイヤーアウターの先にシリコンチューブ接続
バイク用のワイヤーオイルを流し込みました。
ワイヤーを指で回して軽く感じ位に成りました。

注油に使ったシリコンチューブは何処かで見たアレです。

そう。熱対策のコレが見えたので…
こちらも長年の汚れで汚なかったですが、
他のチューブを探すより早かったので、
外中両方を洗浄して利用後は綺麗に成り、一石二鳥！

洗浄して組み立て、動作確認。
すると、ウイングが止まった後、
少しモーター音が残ります。
どうやらオーバーランしている様子。

仕組みを観察すると全開、全閉地点にスイッチがあり、
モーターの動作範囲を決めていますね。
全閉側は青矢印の突起がスイッチを押すと停止。

オーバーランで無理な力が掛からない様に
スイッチを調整出来るネジ（赤矢印）がありました。
何度かコンソールの手動スイッチで作動させ、
自然な位置でモーターも停止する様調整。

ギア側も丁寧に清掃して、シリコングリスを塗布。
少しでも延命出来ますように！