ウインドウォッシャータンクASSY 新車時仕様戻し VOL.1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
コスモスポーツのウインドウォッシャータンク
これはこれで純正部品ですが後年供給仕様
(今となってはこれも製廃)
2
新車時装備のタイプはこのタイプ
モーターが最上部に付く仕様。
これを付けていなかったのは
壊れてしまっていたからです。
この仕様の物は
モータ―軸最先端部のインペラゴムが経年劣化による破損(羽が硬化して捥げる)する
ウィークポイントがあります。
羽が捥げてしまったインペラ(右上画像は新品)
丁度モーターボートの船外機の海水循環用
インペラを超ミニサイズ小さくしたような形状。自分で流しの栓をベースに切った貼ったで作ろうとしても、所詮小さすぎて製作不能なのですよね。マブチモーターのギヤを改造して作ろうともしましたがそれもダメ。メドが見えない放置過年状態になっていました。
3
やっとこさ同じ仕様の中古物を見つけても
まず同じところが傷んでおりダメなのですよね。
ちなみにコスモスポーツのウインドウォッシャータンク。新車時装備仕様は前期型と後期型で違いがあります。タンク側面の凹凸がそれぞれ逆に
なっています。
凸型仕様:コスモスポーツ前期型
凹型仕様:コスモスポーツ後期型
モーター部、電源端子位置にも仕様が異なります
左が後期型、右が前期型
モーター部、タンク部ともに前期型の仕様は
初代キャロルのそれを実は流用しているのですね
4
内部構造 コスモ前期と後期の違い
モーター軸を延長固定するステンレスフレーム
インペラを回すポンプ室の内部形状に違いがあります。
後期型のステンレスフレーム 肉抜き加工が見られます。ロータスヨーロッパの特製軽量スパイダーフレームみたいですね。(妄想ができるうちは
マダ苛立っていない状態です)
閑話休題
さて修理不能で長期眠らせていたタンクASSY
やっとのことでインペラ新品を入手
リプロ品で高額でしたが、同じ金額投資で自分で
作ろうとしても無理なので某有志企業に感謝。(ダメもとでひさびさ再捜索したらリプロ品作って販売してる所をあっさり見つけた(◎_◎;)
復旧に向けて一筋の光が射したのは嬉しかったです。思えば25年以上これを作ってくれないか
アチコチに打診しては小馬鹿にされておりました。蔑まれ蔑視される場数だけが積まれたもんです。
5
ポンプ室とインペラの関係
これはゴムが硬化して羽が捥げたインペラ
これではモーターで回転させてもポンプ機能が
働きません。
新品のインペラを組み込んだところ
これでポンプ機能は復活
新品のインペラ
オリジナルは羽がまっすぐですが、これは湾曲
されており耐久性はこちらの方がありそうです。
6
ポンプ室を密閉したところ
真鍮製のネジがこ汚い
同サイズのステン物に変更
ついでに経年でクラックが入っていた
モーター基部、プラスティック部を修復。
微粒子コンパウンドで表面を磨く。
画像のコンパウンドは最終仕上げ段階、使っているのはプラモ飛行機模型のキャノピー研磨用。
7
モーターの黄色クロメートの経年劣化は
いかんともし難い。他モーターの外側部のみ移植を目論む。
長さを合わせてインナー部品をスワップしようと
したら・・・
最上部の軸受け位置、仕様が微妙に異なる
8
どうするか・・・・
結局今使っているウォッシャータンクの
モーター部の外側のみ(B)を移植することにする。
ツヤは(C)に負けますが、元の(A)よりは
キレイなので・・・・
モーターのステーターコイル&ローター
アーマチュアは直径が小さすぎるので
研磨修正は真円度狂わせそうなので
洗浄のみに留める。
ウインドウォッシャッシャーの作動時間など
たかが知れてますね。まして車検時にしか
作動させたことがない(雨天未使用車)モーター
ですから、ブラシの減りは気にならぬレベルでした。
9
新品とまではいかないですが、新品と並品との中間よりちょっと上の質感レベルにはなりました。
モーター単体での回転試験
主要部の完成
ビニールホースは既に準備済み
ここまではサクサクと・・・・
だがこの先は辛抱/長期作業となるのでした・・・
→次回
ウインドウォッシャータンクASSY 新車時仕様戻し
VOL.2へ続きます。
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