パワステベルトの、交換。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
※整備の記録というよりは、備忘録としての掲載となります。
ブログにも書いたのですが、この車のパワステベルトの交換や張り具合の調整は、12ミリのアジャストボルトが全ての鍵を握っております。しかも、パッと見には分かりにくい感じで、サビているときております。
更には、パワステポンプの下側にある14ミリのボルト。これを締めたり緩めたりするのには、手のひらサイズのスパナが必須です。つまり、ロングタイプやラチェット機能が付いているタイプのスパナは使えません。
以前のコルサは同じ型式のエンジンが搭載されていたのですが、下側の14ミリのボルトが無かったので、少々勝手が異なります。そこで作業スペースを稼いで状況を把握しやすくするため、ラジエーターファンを外すことにしました。
2
上の画像ではラジエーターホルダーまで外してますが、その必要は無さそうです。吸気ダクトは、10ミリのボルトを外してから避けておきます。
次に、ファンモーターのコネクターを分離します。かなりきつく差し込まれているのですが、内装のクリップを浮かせる工具を使うと、すんなり外れます。
3
上側に1本、下側に2本ある10ミリのボルトを外すことで、ラジエーターファンを引き抜けます。
いよいよ、パワステポンプ本体を上下させるべく、各ボルトを緩めていきます。ますは、ポンプの下側の14ミリのボルトを、12ミリのアジャストボルトの右側にある隙間にスパナを差し込むようにして、2回転分ほど緩めます。
続いて、アジャストボルトを緩めて、ポンプを押し上げてテンションを調整する働きをするお皿をポンプから離します。ステーに押しつけるようにして固定して、アジャストボルトの緩みを防止しているナットを緩めておくのを、忘れずに。
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最後に、上側の14ミリのボルトを緩めます。画像の赤丸で囲っている部分です。これも、2回転分ほどで止めておきます。
ポンプ本体を押し下げて、古いベルトを外して新しいベルトを掛けていきます。クランクプーリー→A/Cコンプレッサープーリー→パワステプーリーの順番で掛けると、やりやすいと思います。
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新しく掛けたベルトを掴んで、半周程度回してみます。全てのプーリーに正しく掛かっていることを確認してから、ベルトの張り具合を調整します。
画像の赤丸で囲った部分を押し込んで、メーカーが指示している12ミリから15ミリの範囲に収まるように、アジャストボルトを締め込んでいきます。お皿が密着した状態になったら、ステーと接するナットを締めてアジャストボルトを固定します。
パワステポンプを固定している下側のボルトを締めて、最後に上側のボルトを締めます。メーカーの整備要領書には、ポンプの固定が終わった後に、テンションを調整するお皿をポンプから離しておくように指示してあるそうです。私の場合は、あえてそのままにしました。
新しいベルトは固くて弛みにくいのですが、緩いとベルト鳴きの原因になります。そこで、12ミリの間隔を測れる自作のスケールを使って、13ミリ程度となるように調整しました。
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