Androidタブを車載化計画　その③

前回（https://minkara.carview.co.jp/userid/1755063/car/2648764/5179859/note.aspx）の続きになります。

今回は、車の始動と合わせてナビとしてある程度自動で動いてもらうための設定をします。
自動化にあたっては「MacroDroid」というアプリを使用します。
尚、現段階ではroot権限を取得する予定がないので、電源自体のオンオフ等タブレットの一部制御は出来ません。

前提として、
・「マルチディスプレイでハイドラを起動しながらほかのアプリを同時に使用する」という事を目標する。
・「マルチディスプレイどうこうを直接制御することはできない」、「すばやく起動、かつ簡単な設定にする」の点から、「マルチディスプレイでハイドラ（メイン）とミュージックプレイヤー（サブ）を起動している状態のホーム画面でスリープしている」という状態からスタートする。
とします。

この画面の状態からホームに戻り、スリープさせておきます。
そして、その状態からエンジン始動とともに自動でナビの準備をし、エンジン停止で戻ってくるようにします。
尚、給電中は画面が自動で消えないよう設定してありあます。

まずは起動時
キーをACC以上まで回すと給電が始まるので、それをトリガーにマクロを開始させます。
最初の5秒はホーム画面の壁紙を見せびらかした後、待機状態だったミュージックプレイヤーの再生をスタートさせ、ナビを起動します。

キーオフ時、給電が止まるのをトリガーにマクロを開始させます。
まずミュージックプレイヤーの再生をストップし、その後30秒待ち時間を設定。
この待ち時間の間にハイドラを休憩中にするなりドライブ終了させるなりします。
30秒後、ホーム画面に戻りナビをタスクキル、画面を消灯します。
これで最初の状態に戻ります。

以上で最低限の自動化はOKだと思います。
動画を撮ってみましたので、参考になれば。
（動画撮影時の設定はエンジン切後、すぐにホームに戻るようになっています）

あとは完全に電源オフにしていないので電池の持ちが気になりますね。
電池が大丈夫なのであれば、起動の早いスリープの方がいいかな？
節電や勝手な通信を防ぐ為、モバイルネットワークとGPSは給電中のみオンになるよう設定しておこうかと思います。

これで、タブの設置、給電・接続、タブレットの設定が出来たので、基本的なナビとしての機能は持てたかなという感じですね。
あとは自分好みにマクロを組んだり、Android機ならではのアプリを入れていったりすれば良いと思います。

現在はtorqueを使ってOBDからの情報を表示させようとアレコレやってますが、ブースト圧等上手く拾えない情報があったりレスポンスがちょっとイマイチだったりと四苦八苦しているところです。
この辺りもある程度ちゃんとした進展があったらまとめようかと思いますが、とりあえず一連のタブ車載化のお話はここまでということで。
お付き合いありがとうございました。