PIONEER / carrozzeria TS-T930  

いかんともしがたい981の純正オーディオ。カーオーディオはツイーターがキモだと思っているので、３台を聴き比べしました。
右から、
①enough EN-T2
②carrozzeria TS-T930
③ALPINE STE-G160S　です。

専門家じゃないのですが、試聴の感想です。ご参考まで。
①enough EN-T2
少し前のパーツレビューのとおりです。
きれいな高音がキラキラ聴こえますが、サ行の突き刺さりがなく好印象。ボーカルが前に出てくる感じは少ないのですが、全体的な音圧はかなり強いです。個性が強いツイーター。

②carrozzeria TS-T930
期待して購入しました。口径も大きく、ずっしり重たいので存在感あります。吹き付け塗装もかっこいい。ただ、どちらかといえば中音域に振られていて、フルレンジっぽい鳴り方をします。中音域の音圧が強くなる一方で、enoughできれいに聴こえていたバイオリンの高い音などが聴こえない場面も。

③ALPINE STE-G160S
次は物置に放置されてた、ALPINEのセパレート式2wayのツイーターです。
バランスのいい音でした。高音域はTS-T930よりは澄んでますし、ボーカルも前に出ます。ただ、キラキラ感が薄いので、純正ツイーターの性能を相似形に高めた感じ。

【まとめ】
TS-T930は守備範囲が広いものの、981のような3wayシステムでは、かえってスコーカーの良さをスポイルする気がしました。TS-Vシリーズのツイーターとしてペアのミッドウーファーと組む方がよさそうです。
（エージングもしていない状態だったので実力が出なかったのかもしれません。carrozzeriaファンのみなさま、すみません）
中年の私の耳には、個性の強いenoughの刺激が魅力的でした。7倍以上の価格のTS-T930よりもいい音を出すenoughには、感服です。