九州北部地方の大雨による被害が大きく深刻ですね。インタビューに答えるお年寄りが、「長年住んでいるがこんな大雨は始めて…」と皆口々に仰る。近年大雨による被害が出ると何処でも過去に無い大雨だと言っています。このような大雨被害は全国何処で起こっても最早不思議ではないのでしょう。幸いな事に今現在大雨被害の出ていない地域は、数百年に一度の大雨を想定し何をすれば最小の被害で済むか、どうすれば命を守れるかを個々で考えておく必要が有りますね。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると共に被害に遭われた皆様に心より御見舞い申し上げます。
https://docs-donation.yahoo.co.jp/report/kyushu_heavyrain2017/
有る情報を聞き付け居ても立っても居られなくなり行って来ました梅雨の晴れ間ツーリング。
長野自動車道を快調に飛ばしていると覆面オーラバリバリ出してるクラウンを発見。
法定速度に落として並ぶとメットに水色の上着。覆面ビンゴ。一先ずケツに付いて左カーブのトンネル手前で追い越しを掛け、カーブ頂点でブラインドになった途端に一気に法定速度内で引き離すと遥か後方で赤灯回った。誰か捕まったか!「他人の不幸は蜜の味」と取り敢えず走行車線で様子を見るとちょっと違う??一気にREO号に並びPさん満面の笑みで「運転手さ~ん、もう少しスピード落として下さいね~」とスピーカーを使って言うからトンネル内、声響きまくりでこっぱずかし~。行動読まれて威嚇されました。松本4871
上信越道信州中野ICで降り長野オリンピックで女子大回転とスノボハーフパイプが行われた山ノ内町を通り志賀高原へ。そこから志賀草津高原ルート.
長野県湯田中・渋温泉郷と群馬県草津温泉を結ぶ約41kmのダイナミックな山岳景色を望む事が出来る観光道路。国道最高地点(標高2,172m)を通る道路は、沿道から北アルプスや信州に上州の山並み、富士山までも眺望できる人気のドライブルートです。
長野県の陽坂から群馬県草津町天狗山の区間は、11月中旬から4月下旬まで冬期閉鎖ですのでご注意ください。
長野県と群馬県の県境となる渋峠、峠には渋峠ホテルが有ります。この渋峠ホテルは2,000m超えの高地に建っていることも珍しいのですが、さらに県境上に建つホテルとしても有名で、ホテルの中で長野県と群馬県を行き来ができる、珍スポットとして有名なんです。
写真の様に分かり易く、ホテルの壁に「ぐんま」と「ながの」の表示と、玄関前にも県境のラインが引いてあり、両県境を自分の足で跨いで記念写真する方が多いです。REOは、他に観光客が居なかったのでREO号で県境を跨いでみました。
で!目的地は長野、群馬県境の草津白根山(2160メートル)山頂近くの「湯釜」。
草津白根山の噴火警戒レベルは2014年6月に2(火口周辺規制)に引き上げられた為「湯釜」には近付け無かったんです。湖水に含まれる火山ガスの濃度低下が確認され気象庁が噴火警戒レベル1へ引き下げ北コースのみ3年振りに「湯釜」展望台へ行けるようになりました。
web引用画像
(火口展望台他火口500メートル圏内へは行けません)3年ぶりに眺められるようになったんですから、たまらず来ちゃいました。
警戒レベル1に下げられましたが、小規模な火山灰、火山石などの噴出には注意が必要です。シェルターの位置は確認しておきましょう。
此処が登山口、20分ほど登山道(一応コンクリートですが、途中からかなり急です)を歩きます。トレッキングシューズ迄は、いりませんが靴ご留意ください。ハイヒールの方いらっしゃいましたが大変そうでした。
登山道から志賀草津道路が見えます。断崖絶壁を通っていますから高所恐怖症のREOビビりビビり走って来たんです。
息も絶え絶えも「湯釜」の絶景に苦しさ忘れて言葉も出ません。トルコ石の水色とも表現される「湯釜」(火口湖)。志賀高原や草津温泉が晴れていてもガスって見られない事が有るんです。途中のスポットを割愛してぶっ飛んで来た甲斐あって幻想的な「湯釜」を見る事が出来ました。
ピーカン晴れより雲が流れる晴れの日がお勧め。この日は正にその日。光が雲間から湖面に落ち流れて行く、湖面は色変化や表情豊か、エメラルドグリーンや濃薄に変化する乳白色、日が入れば薄い水色。風が入れば僅かに波立つ景色が幻想的で1時間近く立ち尽くして見入ってしまいました。
その美しく変化する表情は湯釜の水に溶け込んでいる鉄イオンや硫黄などの影響で特定の波長の光が吸収される事によって起きる現象だとのことです。
その時々の空模様によって湯釜の色が変わります。是非、実際にご覧になって下さい。
湯釜(ゆがま)は、直径約300m、水深約30m、水温約18℃の火口湖。pHが1.0前後で、世界でも有数の酸性度が高い湖との事です。これは火山ガスに含まれる塩化水素や二酸化硫黄が水に溶け込み、塩酸や硫酸となったためと考えられています。酸性が強い為真冬でも凍らないそうです。
こんな急なダウンヒルもあります。この時は所々に雪渓が残っていました。
ちょっと一休み
♪♪草津よいとこ 一度はおいで ドッコイショ
♪♪お湯の中にも コーリャ 花が咲くよ チョイナ チョイナ
の「草津節」で有名な草津温泉を散策。
日本三名泉の一つです。お湯の自然湧出量は日本一で、毎分32,300リットル以上、ドラム缶にして約23万本もの温泉が吹き出しているのだそうです。
御座之湯と光泉寺。江戸から明治にかけて草津温泉に存在した5つの共同湯。
その中の1つである共同湯を再現して建てられた「御座之湯」。湯畑と万代の2つの源泉が敷かれているので、それぞれの泉質比較が楽しめます。向かって左に有るのが「光泉寺」。伝えられている「温泉奇巧記」には、全国を巡錫していた奈良時代の高僧行基が開湯したと記されています。草津で道に迷った行基は、神仙に導かれるままこの地に辿り着き、そこで病人のために祈祷したところ、霊泉が湧き出したとか。この霊泉が万病に効く温泉と悟った行基は薬師如来像を自ら彫刻し、この地に薬師堂を創建したそうです。その薬師堂が現在の「光泉寺」です。
散策の前に腹減った。観光案内所でお勧めは信州から伝えられたとの蕎麦と上州豚だと!信州人だしここは上州豚。
分厚い生姜焼きを頂きました。ミニトマトと比べればその厚さが分かります🐽
「湯畑」は、温泉街の中心部に湧く源泉で、ロータリー状に整備されています。そのデザインは岡本太郎氏です。
八代将軍吉宗、御汲み上げの湯枠ここの枠の中の湯を汲んで江戸まで運ばせたそうです。
ズラズラ~っと並んだ木の樋と湯の花を沈殿させておく木の樋。お土産に「湯の花」をどうぞ!
「湯滝」草津にきました的な記念写真はやっぱここかな。遥か江戸時代・文政13年(西暦1830年)から湯滝を見下ろすように立っているのが湯滝シンボルの燈篭。
旅行会社の投票で決まる「にっぽんの温泉100選」(観光経済新聞社)で13年連続1位を獲得するなど、さまざまな温泉地の人気ランキングで常にトップを争う群馬県の草津温泉。バブル時代から減った観光客が戻り、温泉街が活況を呈しています。寂れていく温泉街が多い中に有って草津は巧くギアチェンジ出来た代表ですね。2010年就任した黒岩町長の敏腕は有名な話。
で!今夜の泊り、草津温泉では無く万座温泉。万座温泉(まんざおんせん)は群馬県の西にある標高1800mの高地に有る温泉地で、1年を通じ自動車で行ける日本最高標高の温泉地なので「星にいちばん近い温泉」として知られています。
万座温泉に有る他ホテルのweb引用画像
御宿は万座高原ホテル。プリンスホテル系列のホテルです。万座プリンスと迷ったのですが、今回は露天風呂目的でしたので万座高原ホテルに。
web引用画像
4つの源泉が、湯船の大きさ深さを変える事により色や濃さが異なる8つの石庭露天風呂となります。それぞれに趣があり、湯あみ又はタオル巻の混浴にすることで広くて開放感のある石庭になっていて露天風呂アミューズメント的で本当に楽しめます。
web引用画像
ここにも居ましたよ色白で丸丸太ったワニさん。女性は皆さん湯あみ又はタオル巻なのに何期待して長風呂なんでしょう?色が白いから体中火照って真っ赤っか茹だこのようでした。(混浴ワニをご存じない方に説明すると湯船につかって待ち、女性客が現れるとそばに近づく様子が、ワニに似ていることから、彼らは「ワニ」と呼ばれるんです。当然女性から嫌がられ苦情となる訳で、混浴が減っている原因の一つと言われています)
REOと言えば、こんな尾根遺産方と水入らず💘
web引用画像
じゃ無くって、関西からお越しの40年ほど前に乙女だったであろうお嬢様方と「何処から?」から始まって盛り上がって、ついつい長風呂に…。最後に「兄ちゃん色男(関西おばちゃん持ち上げ上手)だし、面白いから夕食一緒するか?」と御誘いを頂くも丁重にお断り。
プリンス系宿泊者は近くに有る2つのホテル(プリンスと高原ホテル)の風呂にも無料で入れますので、チェックアウト後にプリンスの露天風呂に入るべく向かうも湯船に足を入れたら痛くて飛び出した。昨日関西のおばちゃん達と足浴状態で長風呂した為、湯かぶれしたらしく脹脛から下が真っ赤。万座温泉は硫黄濃度が全国一で湯かぶれや湯あたりしやすいって事を忘れてました。
万座プリンスの露天風呂は諦め、帰路へ晴天の中志賀草津高原道路を楽しもうと登っていくと標高が高くなると霧。湯釜も霧ん中。昨日行っといてよかったぁ。と!いう訳で絶景ドライブの筈が視界10m程のおっかなびっくりドライブへ
県境渋峠から群馬県側に僅かの所に日本国道最高地点(2,172m)が有ります。
最高地点を示す石碑があります。ここからは、眼下に草津温泉街を望み、天気の良い日には浅間山や富士山まで眺めることができる展望スポットにもなっていますが、霧で何も見えません。
県境の渋峠まで来ると霧が晴れました。渋峠ホテルの前で昨日とは逆、群馬県側から県境を跨いで
「のぞき展望台」
「横手山」 標高2300mをバックに
このまま帰るにゃちと早いと言う事で、栗の里で有名な小布施町に鎮座する「岩松院」さんへ、此方のご本尊は釈迦如来様。
本堂大間の天井に 葛飾北斎が描いた 大鳳凰図(八方睨みの鳳凰天井絵、畳21畳の大きさで桧の板に描かれています)が、有名で小布施の人気スポットです。経年を感じさせない鮮やかな鳳凰は迫力があり必見です。
web引用画像
又、小林一茶が『やせ蛙まけるな一茶これにあり』と詠んだ 蛙合戦の池があります。
ファンも多い戦国武将の福島正則が、広島50万石から信濃国川中島4万5千石に減封されこの地で最期を迎えておりこの寺に霊廟がございます。
web引用画像福島正則束帯肖像
「岩松院」さんで一番逢いたかったのは、仁王様。ここの仁王様は、「戸隠山 顕光寺」が、明治政府の神仏分離政策で廃寺にされ、無理矢理「戸隠神社」にされる前まで中の院の仁王様だったのです。多くの国宝級の仏像が首を刎ねられ道端に転がされる中、仁王様は、密かに「岩松院」さんに移されたのです。その御姿は古い仁王様に良くあるように彫は深く大きく大胆、木の持つ力が噴き出す様な迫力が有ります。「戸隠山 顕光寺」創建に近いものなのでしょうか?暫しその力強さに圧倒され立ち尽くしました。
草津白根山「湯釜」が3年振りに見られるようになり思い付きで出掛けた今回のコース。
「湯釜」の神秘的な色、「志賀草津高原道路」の絶景は感動モノでした。この2つポイントを中心としたドライブコース界隈には他にも沢山魅力的なスポットがございます。是非、お出かけください。皆様のコース設定の参考になれば幸いです。