
昔の車と今の車では考え方が少し違うようだが。。
アルト ワークスやヤリスには空冷式オイルクーラーを取り付けてます。
勿論サーモスタット入り。
アルト ワークスは水冷オイルクーラーが標準で付いてます。
しかし、私のアルトワークスは水冷オイルクーラーを作動させないようにメクラをして空冷オイルクーラーだけで動かしてます。

街乗りでのオイルテンプチャーは88度前後かな。
サーモが開いたり閉じたりする感じです。
元々K6Aはハイカロリーエンジン。
水冷オイルクーラーを殺した訳。
それはアクセルを踏んでブーストがかかると水温上昇が一気にあがる。
とにかく凄いんです。
シリンダー内部の熱が一気に上がって油温が上昇。
そして水温も引っ張られる。
悪循環でした。
そこで空冷式オイルクーラーを取り付けました。
するとどうでしょう。。
アクセルを踏んでブーストが掛かっても水温上昇は少しはするが一気に上がることはなくなりました。
そこを分離することによってお互いが良い方向となることに。
アルト ワークスでサーキットを走ると油温が105度程度。
ちょうど良い感じですね。
因みにエンジンオイルはモチュールの5W50を入れてます。
油膜は大切。
さて、GRヤリスはどうでしょう??
先ずはエンジンオイルが0W20と昭和のジジイでは考えられない粘度。
エコカーオイルのレベルです。
そんなシャバシャバエンジンオイルでどうやって油膜を確保するのか?
トヨタの斎藤さんが絶対に他のエンジンオイルは入れちゃダメと断言する程自信のあるエンジンオイルなのでこれ1択なんだけど。。
あまり高い温度にしないこと。
と私は思ってます。

これはパンデム号のメーターパネル。
左側は油圧計
右側が油温計
目盛を見ると120度はイエローゾーンと私は解釈しますが違うかな?
130度がボーダーラインってところかな。
イエローゾーンには入れたくないですね。
それと後期のヤリスには水冷式オイルクーラーのコアが増しましたね。
2段増えた。
20パーセントは容量を増したんです。
ということはどういうことでしょう??
そう、メーカーさんも、前期のコアでは油温上昇しすぎを認めたんでしょう。
つまり油温をもう少し下げたいという狙いがあるんですね。

とあるショップでは120度は問題ないといったそうですが、私はそうは思わない。
100度以上120度以下を保ちたいですね。
低すぎても高すぎてもダメ。
純正水冷式オイルクーラーの状態で富士を30分間走ると油温が140度に達します。
ずっと140度。。
エンジンオイルに成分等にダメージが出ちゃいます。
酸化するのが早くなるし劣化もかなり進みますよね。
これではダメ~!
ということで水冷式オイルクーラーを残したまま空冷式オイルクーラーを装着。
装着後は一番上がっても油温は110度くらいです。
理想的な数値ですね。
そして水温も引っ張られるのが低減。
G16Eもハイカロリーエンジン
後期型の水冷式オイルクーラーを取り付けたら少しは改善される?
サーキットを走行するならサーモスタット式空冷式オイルクーラーを付けるのがベスト。
実際に水温も下がりました。
ノーマルの時は水温90度。
今は86度から87度。
高速で100キロ巡航で86度だから良いと思います。

実際にダイナパックを回して馬力測定をすると水温が低い時(72度)、油温も低い時の方がマックスパワーが出てます。
油温が120度ではパワーも落ちることは実証済。
あのシャバシャバオイルの油膜を守るためにも油の温度管理をしっかりしたいですね。
GRヤリス開発主査の斎藤さんから直接アドバイスをもらいました。「高速運転後では必ずアフターアイドルしてくださいね」と油膜を守るために行動するよう言われましたよ。
今は人的ターボタイマーをしてます。
斎藤さん曰く、「タービンの軸、油膜が切れちゃうですよ」と話してました。
サーキットを走ったこともない方にパーツ選択をしてもらうのは、そもそも間違いだと思う。
自分が走るサーキットで速く走られてる方からの情報がパーツ選び、セッティング情報が一番近道だと私は思うな。
現に私は富士を走る一番時計を出すドライバーに頭を下げて色々と教えてもらって友達となる。
私のやり方です。
素人の話なので間違った情報かもしれませんので鵜呑みにしないで下さいね。
Posted at 2024/11/04 20:36:06 | |
トラックバック(0)