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午前3時半自宅を出発。
栃木県にある、ヒロタエンジニアリングさんへアルト ワークスRのエンジン出力試験へ行ってきました。

JIS規格での測定方法に基づき行う方法です。
皆様が想像しているようなショップさんで行うやり方ではありません。

ユーザー参加型ヒロタエンジニアリング式エンジン出力試験をダイナパック2000にて行います。

https://youtube.com/@user-hirotaengineering?si=IyTFJ9hlp9YSqyRM

測定方法の詳細は
ヒロタエンジニアリングさんのYouTubeをご覧ください。

私が運転席に座り、アクセルを踏む係。
5速ギアにて2000回転から計測開始。
400回転ずつ測定してきます。
8000回転まで行いました。

助手席には友達の#44さんがHALTECHのソフトウエアに表示される空燃比、インテークエアーテンプ、点火時期、クーラントテンプ、マックスエアープレッシャーを表示させ動画撮りながら各種数値を監視をしてもらい、私はアクセル操作。
ヒロタエンジニアリングさんは各回転におけるデータの取り纏めやソフトウェアの監視、車両の状態を常に監視してくださってました。
測定は凡そ50分。

結果はこのグラフの通り。
私のアルト ワークスは150馬力。
トルクは15.5キロ。
という結果です。
この測定方法はメーカーのカタログに書かれている馬力とトルクとほぼ同じ。
つまり、もし私のアルト ワークスが販売されたとしたら諸元表に書かれる値だそうです。
メーカーさんはエンジン単体での出力測定を行うため、フライホイールのところに試験機を取り付け行いますがエンジンを下ろし。。
何て無理なので各種ロス（ドライブシャフト、トランスミッションロス、プロペラシャフトなどの動力伝達装置分をデータ化し、Excelのマクロを使い計算してくれました。
ショップさんが行う4速ギアで2000回転からアクセル全開で行う測定方法とは全く違います。
TCF1.15とか補正数値を掛けずにこの値。
因みに係数を1.15掛けると172.5馬力となるようです。

このグラフから読み取れること、沢山あります。
トルクの谷間がないこと。
このアルト ワークスは富士を走るためにセットアップしたマシン。
どの回転でどのくらい最大トルクが出るのか?
自分の考えていたトルクの出方、それが100Rには適している。
ストレートにも長けてるセットアップとなっていることも立証されました。

ダイナパック2000は水冷式。
水を循環させるため、このようなタンクの中にクーラント液が入っておりそれで循環させ冷却させてました。
あとは近所さんの問題もあるのでマフラーを延長、消音効果は抜群ですした。
詳細はまたレポートをくださるとの事。
楽しみだなぁ。

そして気になるアルト ワークスRのパワーウエイトレシオは。。
車両総重量660kg÷最大出力150PS＝4.40kg/psという結果。

前期のGRヤリス、グレードRCのパワーウエイトレシオは 最高出力272ps
車両総重量1480kgなので、パワーウェイトレシオは5.44。
パワーウエイトレシオだけだけで言えばGRヤリスより良い値でした。