日本と北米と欧州の良いとこどり

外観はダミーダクトなど機能的に意味ないデザインが多くあり当初好みではなかったが、乗ってみると左右の窓の高さ、スカットルの高さなどからの解放感など、最近のドイツ系欧州車にありがちな閉塞感がなく、よく考えられていると思う。

シルエットが独特な車なので、すごく格好良く見える角度と、不自然に見える角度が混在している。見慣れるとよく見えてくる不思議なデザイン。

デザインは個人的にはスポーツラインのスポイラーつけてからは☆４つ（つける前は☆３つ）

室内は後席の頭上が、ハッチのヒンジのためか低め。170㎝程度の人までと割り切る必要あり。
その他の空間設計は素晴らしいと思う。左右方向の広さはほどよい解放感もありながら、センターコンソールは高めでシフトもハンドルに近く操作が行いやすいなどよく考えられている。

ECUチューン（Hondata FlashPro）をしていることもありますが、ターボラグが最小限でいつでも希望のトルクを引き出せる。
コーナリング限界もかなり高い。ただ純正のGoodyear Eagle F1 Asy2は、自分としてはタイヤの癖が強すぎ。（特にコーナリング時）
コンチのPremiumContact６に変えてからコーナリング中の動きが素直になりわかりやすくなった。
ハンドル操作とロールの進行が一体感にかける時がある。ただ自分の基準がハンドリングに定評のある欧州フォードなのでこれは仕方ないのかも。姿勢が決まればこれまで乗った車のなかでもニュートラルなハンドリングで駆け抜けることが可能。

高速走行も素晴らしく安定している。もはや日本のメーター表示内では何も不安感を感じない走行安定性。（高速走行テストはサーキットで行いましょう(^▽^)/）

可変ギアステアリングも、昔乗っていたアコードとは異なり、まったく不自然さがないのに、持ち変えることなく左折できる程度のクイックさ。素晴らしいです。
デュアルピニオンのパワステは、入力のフィーリングは薄いが、ステアリング系の精度や剛性感は高いと思う。

フロア振動の遮断もよく、自分には脚のレート等もちょうどよい。しなやかと表現しても良いレベル。
静粛性はCセグの車としては最低レベルと思われる。特に後席頭周りに入る音は、もう少し遮断してもよいかも。ただ不満な点の箇所にも書いたが、純正タイヤがうるさすぎるだけなので少しコンフォート寄りのタイヤにすれば解決。

結構広いが、高さがあるものは載せられない。
ハッチは大きく、傾斜しているので、開ける際に後方への張り出しは少なく、狭い場所でもハッチを開けやすい。

１．５ターボとしては標準的。
高速では慎重に走れば20km/Lは出せそう。しかし、総合的には今の時代、良いとは言えない。
通勤の渋滞含むと10km/Lなんて日も。

カローラ、マツダ３、インプレッサ等と比較すると高めに感じるが、個人的にはこの走りなら高くは感じない。