
初日1回目で観てきた。
どうでもいいことだが、ちょっと早めに並ぼうかと思っていったのだが、すごい行列。
昔のアニメブームみたいじゃないか!?と思った。
映画館まで来た物はしょうがない、最後尾に早く並ぼうかと思ってとりあえず、並んでいる人に聞いてみた。
「この行列。何で並んでるんですか?」
「ワンピース。」
そうか、そちらも今日が初日か。
映画館の入り口まで行くと反対方向にも行列が。。。
おそるべし。
ワンピース。
行列を尻目に中に入り、「済みません。ヤマトは入れますか?」
「どうぞ。3番の方に。」
誰も並んでおらず、もうお客さんは客席の方に座っていました。
人のことをいってられないが、オッサンばっかり。
ひどいやつは(後でわかったんだが)前後左右の座席を荷物や服で占領していました。
というくらい空いていたってこと。。。。
とりあえず、始まるまで時間があるのでパンフレット、設定資料集、メカニックファイルを購入。
キーホルダーやストラップ、ボールペンなどグッズもあったが高いだけだと思い購入せず。
さて、、、
う~ん、期待はずれじゃないかと思っていたのだが、ちゃんとヤマトになっていた。
ネットでプロモーションビデオを観たときは、なんだこのキャラクターは。。。と思っていたのだが、
ちゃんと古代になってました。
もちろん方向性は違うんだけれど。
懐かしい湖川キャラでした。
狙ったかどうかはわからないけれど、古代は最初ひげ面で出てきます。
その時は全く別のキャラ。
髭を剃ったら若返ってこれが新しい古代だと印象づけるのに一役買ったのではないだろうか。
雪は最初の方にちらっと出てきて、後は回想シーン(声だけ)のみ。
たぶん出番は第2部かと。。。
(映画の最後に「第1部 完」と表示されました。。。。まだやるつもりでいるのか。。。西崎め。)
真田さんは前情報通り地球防衛軍の長官に。
独特の眉のないキャラはちょっと難しいか。
でも声で真田さんに思えてくる。
長官になって偉くなったが、最後まで「科学者」であり続けた真田さん。
いい仕事をしてくれました。(映画見た人しかわかりません)
真田さんについて出てくる副官?参謀?は、島にそっくり。と思ったら、島次郎だった。
佐渡先生は声が年取ったなぁ。
ミーくんは一体いくつなんだろう。
アナライザーも健在。
人じゃなく、動物病院に戻っちゃってました。
避難したスタッフの数からするとすごい病院なのか?
徳川太助はおデブさんからすっかりマッチョなかっこいい大人になってました。
調子の悪くなった波動エンジンを「スパナ」で直します。
さて、本命のヤマト。
今回は、CGということもあって、いつ出てきても絵が崩れることなく、美しいです。
ミサイルが当たっても、ビームが当たっても壊れません。
それはさておき、外観に大きな変更を加えず、CGにして見栄えの良くなるようにデザインしたのはすごく偉いです。
例のプライズ版のヤマトは貴重だなぁ。
PV観たときは、パチンコヤマトのようにリアルなCGがいいなと思っていたのだが、アニメの世界だと今回の映画のヤマトが正解だと思いました。
宇宙の色にうまくマッチしています。
リアルすぎるとCG過ぎて浮いてしまうかもしれません。
宇宙の色というと、海外の映画で出てくる宇宙の色と違ってます。
星とかもCGで書かれているんだろうけど、いかにもアニメ風です。
(と始まってすぐに思った。)
最初は、すごく違和感があったのだけれど、赤い宇宙とか出てきて、よく考えるとヤマトの世界ってこんな宇宙だったんだなって思いました。
アクエリアスに沈んだヤマトを改修したんだと思っていたけれど、新造だったんですね。(たぶん)
上で壊れないと書いたけれど、第3艦橋はお約束通り壊れます。
それがすごく気になる終わり方につながっているんだけれど。。。
コスモパルサーは、PVでは何じゃこれと思っていたんですが、アップ(パンフ)でみるとディテールがすごいなと思います。
ミサイルを全段撃ちきると、コスモタイガーII風になります。
コスモゼロは、「えっ、こんな構造になっていたの?」と、ビックリするような登場の仕方をします。
音楽は、これまでの作品の使い回しです。
が、作曲陣が亡くなられているので、しようがないです。
使い回しですが、ヤマトの世界観を壊さないのに一役買っているんじゃないかと。
足りない部分は、西崎のオッサン曰く「精通しているクラッシックを使いました」。。。。
ストーリー的には特にすごいとか、感動したってことはないんだけど、いい意味で古くさいヤマトの世界観を守っていると思います。
ちょっと前に書いたROCKSという雑誌では、今のアニメ達にないロマンがあるということになりますか。
まあ、ちょっと無理のある展開になっているところもありますけど。(敵がちょっと。。。)
一応、今回の映画だけでSTORYは成り立ってはいます。
が、ちゃんとというか、何というか。。。。続きがある終わり方です。
でも、今日の客の入り方からすると、興行収入はあまり期待できず、第2部はないかも。。。
来年の実写版は出演者で何とかってレベルですかね。
しかし、西崎のオッサン。
自己主張しすぎ。
始まってすぐと、終わりのスタッフロールで自分の名前を大画面いっぱいに出すな!
せっかくの作品が台無しじゃないか。
もし次があるなら、もっと遠慮しろ。
でも、西崎のオッサンだからちゃんとヤマトになったのかもしれないと思うところもある。
松本零士じゃたぶんだめなんだろうな。新宇宙戦艦ヤマトは何のこっちゃわからん作品で終わっちゃったからなぁ。
それにしても、最後のスタッフロールはすごかったなぁ。
これまでの作品の主要メンバーがずらり並んでいた。
よく集まったなぁと思う。
今まで何されてたんだろう。
ともかく、ヤマト好きな方は是非劇場にどうぞ。
来年の実写版と比べるのもいいかも。
Blu-rayが出るのが楽しみだが、たぶん、とんでもなく高い価格設定になるんだろうなぁ。