
こんにちは。しんぼぽんこです。今回は、ポルシェ993カレラ4 3.8 2014年のつい先日の話で、993で612スカリエッティを見に行って来た話です。
自分で850csiのネタを書いたのが原因で、最近V12エンジンの2ドアGTが気になって仕方ありませぬ(; ̄ェ ̄)
というわけで、612スカリエッティです!5.7L V12エンジン搭載の4座GTです!家族四人乗れます!
なぜに612スカリエッティか!?
このクルマって、フロントマスクが個性的なデザインなのに、それ以外の部分のデザインやボディラインは本当にシンプル!そこらへんのギャップがデビュー当時から好きですね。
フロントフェイスの雰囲気が、眺めるアングルひとつでこうもガラリと変わるクルマも珍しいですね〜(≧∇≦)
(個人的には、E31 8シリーズもアングルでかなり雰囲気違いますね。特に非Mテク)
あと駐車しているときより、走っているほうが断然かっこいい〜気がしますね、612。
家族旅行で自分が運転している姿を英BBC「TOP GEAR」のジェレミーが612スカリエッティで大陸縦断している姿とダブらせます(≧∇≦)
てな具合で妄想を膨らませながら、中古車屋さんへ向け、993を飛ばします。3速、4速をテキパキと使用しながら空冷サウンドを楽しみます。やっぱり空冷ポルシェサイコーです。
中古車屋さんに到着して612スカリエッティを見に来たと伝えると、営業マンが申し訳なさそうに現在室内展示でなく屋外ストックヤードにあります=雨ざらしで汚れています、と。
(やっぱりミッドシップフェラーリより回転は悪そうですね。悔しいですが;^_^A)
こちらはアポイントを取って訪問したわけではないので、気にしません、是非見せてくださいと伝えます。
で、ご対面。屋外ストック故、お世辞にも綺麗ではありませんが、やはりフェラーリ。オーラが違います!1960ミリの全幅は伊達じゃないし、ドアミラーの出っ張りも中々ご立派。こりゃ離合は大変でしょうね!そしてめちゃくちゃロングノーズ!!
圧倒されていると営業マンが汚れていることの埋め合わせ?に、「車内エアコンいれますんでどうぞ車内もご覧ください!」と、キーを持ってくるではありませんか!
えっ、座っていいの?
やった〜!
♪───O(≧∇≦)O────♪
フェラーリあたりのクルマを見に行くと、指一本触れられないケースが多いですが、このお店はごく普通の中古車を見せてもらうのと同じ感覚です。
やっぱりフェラーリといっても、ただのクルマなんですから、「走ってなんぼ」 ですよ。美術工芸品じゃあるまいし、こうじゃないとね!!
12発にしては短めのクランキングで、612スカリエッティのV12エンジンに火が入ります。フルノーマルですが、なかなか勇ましい音。フェラーリの12気筒サウンドですぅ(≧∇≦)
停車中のアイドリングでもはっきりフェラーリV12と分かる音、ほんと素晴らしい。
運転席に座り、シートとステアリングの調整をします。ステアリングはもちろんチルト、テレスコ付きです。面白いほどぴったりポジショニングできました!また、足元も自然に右足を伸ばした先にブレーキペダルがあります!これは有難い!!
どちらかというとドライバーがクルマに合わせる形になる昔の355、512では考えられないことですね!!
メーターパネルは、計器盤好きとしてはたまりませんね。左側が液晶、中央と右側はアナログメーターなんですが、左側のフルカラー液晶に水温など各種情報が棒グラフで表示されるのですがそのレイアウトといい、表示される字体といい非常に洗練されていてかっこいいです!
ポジションを決めてから、幅を確認すると意外に右端が近く思え、サイズがギュッと縮んだ感覚です。凄い!
しかし、ネックはフロントノーズの長さ。現行Z4の比じゃありませぬ。長〜い。とにかく長い!ジャガーXKもロングノーズと聞きますがそんな感じでしょうか?ちと運転に気を遣う長さです。
リヤシートもチェックしましたが、456より拡大させたというだけあり、大人でも普段乗りに出来ますね。BMWで例えたら、E46カブリオレより少し狭い(ホールドがきつい)感じです。うちの娘二人は難なく乗れそうです。少なくとも911よりは612の方が広いです(; ̄ェ ̄)
リヤシートとトランクの間にボーズのサウンドシステムがビルトインされているためかトランクが意外に狭くこの点は残念でしたが、スクエアなので993よりは扱いやすい印象です。
営業マンと色々話をしているうちに打ち解けて来て、何故に4座フェラーリなんですか?と聞かれ、いや、2座を買って私一人フェラーリに乗ってたら家庭不和になりますんでね、4座フェラーリで可能な限り家族であちこち行きたいんですと話すと、やはり不思議がられました(; ̄ェ ̄)
変ですかね;^_^A
あ、維持費のウワサ。
F1シフトのクラッチが、2万キロ毎交換要で費用80諭吉…!
年間4000キロとして5年で交換ですね…。発進時にどうしても半クラッチを多用するので摩耗は早いようです。泣き所ですね(; ̄ェ ̄)
ブレーキディスクは普通の鉄製ローターですので、カーボンやセラミックローターみたく天文学的な金額ではなさそう。
あとはタイミングベルト交換くらいですか。確か612はエンジンを下ろさなくても交換できましたよね!?
あと、パワーシートとか電装系の信頼性は未知数ですね〜。
今回拝見したのは、9年落ちで1000万円。612、2004年新車当時3660万円もしたそうです(°_°)
しかし、1000万!買うならば、相当頑張らねば!
最後に…。
営業マンが空冷993は下取りに出されますか?と聞くので993は手元に置くと決めてますと伝えますが、聞きません。
こちらの機嫌を損ねないように、見せてくれ、見せてくれとあの手この手でこちらを持ち上げてきます(; ̄ェ ̄)
うーむ。困った。。。
私「私のは、役付きポルシェじゃないから、いま空冷バブルといっても関係ありませんよ」とさらりとかわします。
営業さん「そんなことないですよ!ほんとキレイになさってますね!」
と褒められ、内心嬉しいのですが、
私「ロクに乗ってなくて屋内保管ですから当然ですよ」
とポーカーフェイスを決め込み、612スカリエッティご縁があればまた参りますとお店を後にしました。
噂の空冷バブル、本当みたいですね。993ターボが1500万とか(; ̄ェ ̄)
あり得ない!(°_°)(°_°)(°_°)
しかし、612スカリエッティよかったなあ。落ち着いた雰囲気が妙に気に入りました(≧∇≦)
ボディは白で、内装は、ベージュのデイトナシートがいいなあ〜。
次回に続きます。読んで頂きありがとうございました。