2013年12月25日
こんにちは。しんぼぽんこです。
前回の最後に、B8 4.6がAWDだったらという「if」の話をしました。今回はその続きです。
本文は、出来るだけ間違いのないようにまとめたつもりですが、小職の見識違いがあれば、素人故、ご容赦下さいませ。
当時、AWDのB8があれば、それはある意味最強だったと思いますね。B8 4.6の大トルクでもって息の長い加速を四駆で路面に伝える!想像するだけでワクワクしますね!! しかし、代わりに何かが犠牲になってそうですね。
かつてのE34アルピナやE46アルピナで、AWDは存在し、日本にも導入されてました。(どんなAWDシステムかは失念しましたが)現在も複数モデルにAWDモデルがありますね。新型F30アルピナB3のAWDの0~100キロ加速は、二輪駆動のB3より速いとか。
最新のAMG E63でも、AWDのグレードが出てますよね。やはり、ハイパワーと走行安定性を両立するためには、AWD化が、確実に一つの選択肢となってきているようです。
AWDこと四輪駆動車について、ドイツ車繋がりではアウディクワトロを引き合いに出すのが妥当でしょうが、クワトロはあまり乗ったことがないので、ここでは、某国産車を引き合いに出しますね。
時々、知人の三菱ランサーエボリューション(CT系)に乗せてもらって感じるのは、センターデフ方式に機械じかけを施し、路面状況によりベストな差動制限が得られるようにした独自の四駆システムの凄さです。高圧ターボのためエンジン回転数によって極端なパワー差がどうしても出てしまう部分を独自の四駆システムで得られるトラクション配分でもって確実に路面に伝える。それで遅いわけがないですよね。
しかし、欠点もあります。加速の頭打ちが早い。車重が100キロ程度重くなる。燃費が悪化する。小回りが効かない=乗りにくい。そして、何より肝心なのは、操舵感が自然なフィーリングでなくなり、カクカクした骨太な感触になってしまうことでしょうか。
この仕組みを仮にB8に組み込んだら確かに速いでしょうが、もうそれはB8ではない、アルピナではないクルマになってしまうかも知れませんね。
B8 4.6の後に満足できるクルマがなかなか見つからず、結局、ポルシェ911カレラ4になりましたが今にして思えば、ポスト アルピナB8 4.6たるクルマは、ポルシェ911しかなかったのかなと思っています。
ポルシェ911は、アルピナB8と変わらないトルクの塊です。しかも、アクセルオンの際、フロントエンジンリヤホイールドライブ車で不足しがちなリヤのトラクション力を独自のリヤエンジンリヤホイールドライブレイアウトで補完し、エンジンの重みをリヤタイヤに乗せ、リヤタイヤをこれでもかと路面に押さえ付けもって走らせるクルマだと思っています。
私がカレラ4を選択したのは、リヤエンジンレイアウトのクルマで4駆というマージンが付いているのは、ある意味、クルマの理想形ではないのか?という期待からです。
同じカレラ4でも、センターデフ方式だった964と違いビスカスカップリング方式の993の場合は、普段は、ほぼRRに近い駆動配分であるのも私には魅力でした。
峠のタイトなカーブでも「きっちり」減速して進入すれば、B8 4.6並みのトルク感をロスなく4輪で路面に伝えることができます。結果かなり軽快にカーブを立ち上がることができます。もちろん多少の慣れはいりますが、うまく扱えたときの嬉しさは格別だと自己満足しています。
ただ、ポルシェ911は、室内が狭く、私と嫁さん小学生の娘二人乗車で精一杯、バッグすら置くところがない、フロントのトランクもかなり狭い、と日常性はあまりというか殆どありません。格別の走行感覚と引き換えに、日常性が犠牲になっております!
実は、ポスト アルピナB8 4.6の候補として、有望だったクルマはもう1台ありました。
2009年当時、135iからの乗り替え検討の際、ある残念な出来事があり買えなかった、2007年式の4.2リッターV8 アウディRS4セダン(B7型) 左MT車 です。
次回に続きます。読んでいただきありがとうございました。
メリークリスマス!!
Posted at 2013/12/25 19:01:21 | |
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E36 ALPINA B8 4.6 coupe | クルマ
2013年12月18日
こんにちは。しんぼぽんこです。
タイトルの日本の峠道とは大袈裟ですが、B8では、北関東、信越、北近畿、四国西端&南西端、九州の南端まで、本当に沢山走りましたね。
今回は、B8 4.6の操舵感覚の話です。(素人レベルですが)
当時、M3Bから乗り替えるにあたって、一番悩んだのが、3シリーズにV8エンジン搭載なのはいいが、フロントヘビーで操舵感覚が悪いのではないか?いうことでした。
結論から言えば、フロントヘビー感はあります。ですが、アルピナ社により、かなりバランス良くセッティングされていて、フロントヘビーを感じさせるステージは少ないかと思います。
実際、この8F21というアルピナ4.6リッターエンジンは、当時の一般的なV8エンジンに比べて軽いらしいです。(しかも、オイルパンはB8専用品)そのせいか、鼻先の重さをそう意識させず、カーブが続くと、他のBMW車と同じく、「よしっ、いっちょ駆け抜けるか!」という気にさせてくれます。
なかなか適切な言葉が思い浮かばないのですが、3シリーズの6気筒車の操舵感覚となんら変わらないというのが最善の返答でしょうか。スローでもクイックでもない、絶妙なあの感覚です。
ただ、アルピナ車自体がどちらかというと高い速度域を想定して作っているせいか、日本のちょっとした峠道ではかなり乗りにくい印象でしたね。ハイギヤードなのもありますが、ヘアピンが連続するようなタイトな峠道は、正直318isやM3のようには駆け抜けられません。
理由は、油圧式ブレーキが、ピンでグサグサ踏むには不向きなこと。やや高めのギヤ比の功罪なのか、タイトなカーブの手前で、2速じゃ過剰になり、3速じゃ少し立ち上がりがダルいこと。アルピナ指定の前235後265というタイヤサイズが災いしているのかバタバタすること。
仮にタイトなカーブ手前でブレーキングして、2速2500〜3000回転くらいから、ハンドルを切りながらアクセルを開けていく場面があるとします。
318isやM3の場合、ズバッと鼻先が向きを変え、躊躇なくアクセルをあけていけますよね。(特に318is)
しかし、B8 4.6の場合は、鼻先が外に膨らむ感じで、かなり重厚な振る舞いになってしまいます。また、B8は、2500回転程度でもかなりのトルクが出ていますのでアクセルの踏み加減もかなり気を遣います。正直トルクが有り余り、タイヤだけ摩耗する感じです。ASCを働かせながら、ハンドルがまっすぐになるのを待ちフルスロットルにする乗り方になります。
ま、タイトなカーブでもたついた分を、平地でも登り坂でも関係なしに、平然と猛烈な加速で取り返すことができるのは、B8 4.6だけの特権です!
2速に落とさず、3速を維持して走行できるゆるやかなカーブの続く峠道では、シフト&クラッチワークなしでアクセル&ブレーキ操作に集中できるので、結果的にかなり速いですね。
ネックは、2速以下を使わないといけないタイトなカーブのみですね!しかし、仮にB8がAWDだったら、どんなクルマになっていたでしょうね!(構造上、余分なスペースがなく絶対無理ですよね!?)
次回に続きます。読んで頂きありがとうございました。
Posted at 2013/12/18 17:16:31 | |
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E36 ALPINA B8 4.6 coupe | クルマ
2013年12月10日
こんにちは。しんぼぽんこです。今回は、ポルシェ993カレラ4 3.8の話です。
先週は、土日ともに休みでした。
土曜日は、子供と超速変形ジャイロゼッターのゲーム大会へ。帰宅後は疲れ果て、家でゴロゴロ。そのまま寝れば良いのに、夜中になると目が冴え、夜な夜なガンプラ製作。この悪循環で日曜日目覚めたら、もう昼でした。
起き抜けてくると、なぜか家族満場一致で「今日は昼飯に猪鍋を食べたいね。」となりました。しかし、時すでに14時を経過…。
冬至にちかいので日没まであとわずか三時間。うちは行動開始が遅すぎるのであります…。
猪鍋が美味いところまでは自宅から80キロほどありましたが、ポルシェを出動させて、高速道路を使い、××時に到着!
見事、遅めの猪鍋ランチを堪能して参りました!家族も大満足!乗らずのポルシェもバッテリーの充電が出来て、大満足!
いつもながら、993カレラ4の吸い付くようなポルシェ独特の高速安定性には圧倒されます。まだ踏める、踏める!という感じなんですね。なのであまりに調子に乗っているととんでもないことになります!要、自制心!であります。
私は、カレラ4しか知りませんが、後輪駆動のカレラ2って、飛ばすとやっぱりフロントの接地感が希薄になるんですかね?以前、知人の964ターボ(2駆)で高速道路をある程度踏ませてもらった時、明らかにフロントの接地感が希薄になり、なかなかスリリングな思いをしたことがありますが、それは993カレラ(2駆)でも同じなんでしょうかね〜!?だとすれば、私の腕ではカレラ4で十分〜!
往路は、あり得ないくらい早かったのに、復路は大渋滞。15キロほどの渋滞!自宅まで2時間もかかりました!
渋滞後半戦、左足が少し辛かった…。
しかも私、イマイチ993のエアコンの操作方法がわからないので、やたらと窓ガラスが曇り、最悪でした!渋滞中、周囲を見渡すと新しめのクルマばかりで、皆、窓に一点の曇りもないのに、私のだけ曇りっぱなし!嫁にボロくてすまないね、と話すと、ポルシェだからいいそうです。女子の考えは、よーわからんです。(内心、感謝!)
後席の子供は、渋滞中、なぜポルシェにはDVDが無いんだ!とブツブツうるさいので、スマホでYouTubeの動画を見せて機嫌を取りました。
狭いフロントのトランクは、私のバッグに家族のコートを入れるだけで満タン。嫁がおせち用の黒豆買ってトランクに入るかなあと言うので、20キロくらい買うのかと思ったら、たったの1キロでした。。。
次回に続きます。読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2013/12/10 17:39:21 | |
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993 Carrera4 3.8 | クルマ
2013年12月05日
こんにちは。しんほぽんこです。今回は、アルピナB8 4.6 の話です。
10年前の2003年の正月は、夫婦二人で東京に旅行へ行きました。もちろんアルピナB8 4.6で!
確か元旦の夜中に出て、二日の朝に都内入りしたのですが、真夜中の高速道路で希少なジャガーxj220と汗を流したことは嫁に今でも内緒です。
そして二日朝、東名 御殿場から大井松田間のおいしい下り道を駆け抜けたあと、海老名を過ぎたあたりから首都高速まで延々渋滞…。
アルピナB8、かなりクラッチが重いので、延々の渋滞で足がつりそうです。
早く解放してくれ!と心の中で叫んでも、対向車線の下り線まで大渋滞。仮にUターンできたとしても、渋滞、渋滞。
もうダメだ〜と思った瞬間、目の前の対向車線から真っ赤なフェラーリF40がノロノロと流れてきました。ちらりと見えた、F40オーナー様の辛そうなお顔!それを見た瞬間、元気が出て渋滞を耐え抜いたことをよく記憶しております。
あの方は、10年後のいまもF40を所有されているのでしょうかね。持ってて欲しいですね!
閑話休題。
私のB8 4.6のガソリンタンクは約100L。4619ccのV8エンジンですが、燃費はかなり良くて6速をうまく使えば、9.5km/lくらい走るんですね!(M3Bより良好)ですから、満タンで900キロは走れるんです!長距離乗っても給油の回数は節約でき、非常にこの98lタンクは重宝しましたね。
ただ、このタンク、給油にコツがあり、ガソリンの流速を控えて給油しないと満タンにならないんですね。流速を上げるとすぐストップがかかるんです。しかし、ゆっくり入れると、セルフの場合、5分くらいでタイマーが作動し給油時間切れになるので、二回に分けて給油せねばなりません。(一度限りのクーポン券などがあるときは満タンにできず損した気分=小市民)
また、有人ガソリンスタンドできっちり満タンにしてもらえたことは一度もありません。残20lくらいで、給油に行き75lくらい入るなあと思っても、3シリーズって60Lそこそこのタンクって皆思ってますから、私がたぶん70Lくらい入りますからといっても、店員さんは溢れかえるのを怖がってまず入れてくれませんでしたね。
ちなみに燃料計は、3シリーズ標準の63リッターを下回るまで微動だにしません。つまり、98リッターから63リッターに減るまで燃料計の針は、MAXに張り付いたままなんです!
今では懐かしいヘンテコネタです。。。
こないだの回で、今回はハンドリングのネタにするといいながら、ガソリンタンクネタになってしまいました。すみません。また書きます。
読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2013/12/05 17:07:13 | |
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E36 ALPINA B8 4.6 coupe | クルマ
2013年12月03日
こんにちは。しんぼぽんこです。今回は、カレラ4 3.8の話題です。
先日、車検を通したのに多忙で、往復たった7キロの娘のヤマハの送迎くらいにしか乗れておらず、18ヶ月前に替えたバッテリーなのにもう元気がありません。
「こいつはマズイ!」(ガンダムAGEのじいさんフリット風)と、先日高速道路メインで夜な夜な回してきました。
エンジンが温まるにつれ、アイドリングの脈打ちがが躍動的になり、空冷独特の血のたぎりを連想させます。
何年乗っても飽きない独特の雰囲気です。
高速道路に入り、アクセルを入れると、グッとリヤエンジンが後輪を路面に押し付けながら、RRならではの、大きなトラクションを発生させ猛然と加速していきます。筆舌に尽くし難い高速安定性と共に。
加速の息の長さとその速さは、かつての最強の愛車、アルピナB8 4.6と比較して遜色なく、フロントエンジン車では味わえないリヤエンジン車独特の操縦感覚は、にわかに極めることが出来ない奥深さと共に全くオーナーを飽きさせることはありません。
その操縦感覚の奥深さの延長にあるポルシェ911独特のトラクションのかかり具合は、素晴らしいの一言です。
知人のドライ重視のウルトラハイグリップ系タイヤを履いたランエボの踏ん張りと比較しても遜色ないと思います。
私の993は、PZERO ROSSOを履いています。ウルトラハイグリップ系ではないPZERO ROSSOで、これだけ踏ん張るんですから、ポルシェ911、誠に恐れ入ります。
私のカレラ4 3.8 にネオバやRE11、パイロットスポーツCUPなどドライ重視のウルトラハイグリップ系タイヤを入れたらどんな走りになるのか本当に興味深いですね!
パイロットスポーツCUPを標準で履いている911GT3が、垢抜けて速いのは頷けますね!
なんだか、単なる愛車自慢になり申し訳ありません。
次回に続きます。読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2013/12/03 19:08:48 | |
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993 Carrera4 3.8 | クルマ