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しんぼぽんこのブログ一覧

2020年12月31日 イイね!

Ferrari612scagliettiの話 その6 2018年「Engine coolant Too Hot」

こんにちは。しんぼぽんこです。フェラーリ612スカリエッティ2018年の話を続けます。

炎天下にも関わらず冷や汗連発のF612初日。故に、とにかく慣れるまで帰社後毎日練習。あれだけの巨体、車庫の出し入れも大変なのですが、F1マチックの勘所も含めてとにかく経験値を積み上げます。

真夏の夕暮れは遅く、綺麗な夕焼けに向かって高速道路を駆け抜けます。(ほぼ毎日)

前の空いた高速でアクセルに力をこめると不思議とシフトリズムが馴染んできて、足回り、ステアリング、ミッションの反応に一体感が出てきます。この感覚はまさしく乗馬。ひとつバランスを崩すと落馬しかねないスイートスポットの狭さが「ああ、フェラーリ を操っているんだ」という気分にさせてくれます。どんなに疲れていても力を与えてくれて気分を高揚させてくれるあたり、さすがフェラーリです。

そして流れが悪くなり渋滞につかまり低速走行を強いられても、あの心地よいV12エンジンのアイドリング音やノロノロと1000回転台で動いているときの振動の伝わり方などがいちいち「フェラーリ」していて(エンジンは尖っているけどボディは一服遅れる感覚?)、運転者を飽きさせません。

まさしく「ゆっくり走っていてもフェラーリ 🐎」です。

(このゆっくり走っているときの満足感は、味こそ違え空冷993カレラ4でも味わえます。が、ケイマンGT4や991.2GT3RSでは味わうことは厳しいと個人的に思います。(スミマセンあくまで私見です))

10度目くらいの訓練時でした。時間は遅めの22時台で高速道は空いていました。いままではパドルを触らずオートシフトで乗ってましたが(パドルをガチャガチャやるよりオートの方がクラッチが減りにくいと例のバイブルに書いてた笑)、今回は少し横Gをかけて、前車アルピナB5Sとのハンドリングの違いを確かめようとパドルをアクティブにさわることにします。

時速80キロとして、オートではコーナリング中に勝手に3速4000回転→4速3000回転にシフトアップしてしまい、いまひとつ踏み切れなかったのが、マニュアルモードですので3速4000回転からグッとふみこんでいけます。

ただボディが緩いことや(モノコックでないこともある?)足回りが柔らかめなのもあり、盛大なロール大会になってしまいました。そこでF612の足回りのモードを「sport」にします。盛大なロールは収まりいくらかショートになり走り良くなりました。結果、足回りはアルピナB5sと快適性は甲乙付け難いが、スポーツ性との両立ではB5sのほうが優秀な印象。

しかしです。

やっぱりF612は乗馬なんです。労りながらジワリジワリと決して急をつけずにハンドルを切り込んでいくとカーブのピークあたりで鼻先がアウト側に逃げようとせずむしろイン側に向くような感覚を覚えます。これはアルピナB5sより切り込んでいく感覚。こんな1.9トンに迫らんとするクルマで不思議!(恐ろしい!)と車検証をみるとなんと「前軸880kg後軸1030kg」と後軸のほうが重いリヤヘビーではありませんか!前に大きく重いV12エンジンを積んでいるのに後の方が重いとは!!(ちなみにアルピナB5sは前960kg後850kgでフロントヘビー)

コーナリング中、エンジンの回転数もそこそこ高いですから四輪のグリップを確かめながら慎重に脱出していくのですが、先述のとおりこのスイートスポットの狭さがまさしく乗馬なのであります🐎

新たな満足感に包まれながら、真夜中訓練終了、高速道路出口の信号で赤信号停止します。

毎々のV12エンジンのアイドリング音に癒されているとブクブクと心なしか心拍数が早いよう気が…。

ハッと水温計に目をやるとだいぶ上の方!
気づいた瞬間!



「Engine coolant Too Hot」!!



次回に続きます。読んで頂きありがとうございました。

🐭🐹🐀🐁🦔

今日は大晦日です。コロナ禍で近所のお寺は除夜の鐘を中止なさるようです。

どうか皆様良いお年を。

🐮🐂🐃🦬🐄
Posted at 2020/12/31 19:51:48 | コメント(2) | トラックバック(0) | Ferrari612scaglietti | クルマ
2020年12月27日 イイね!

Ferrari612scagliettiの話 その5 2018年「鬼門のF1マチック」

こんにちは。しんぼぽんこです。フェラーリ612スカリエッティ2018年の話を続けます。

灼熱の炎天下、フェラーリ 612が納車されました。積車から下ろすときに始動されたTIPO F133F V12の音が路地に響き渡ります。大きな音ではありませんが、やはりインパクトはあります。(音量だけで言えば、ケイマンGT4や991.2GT3RSのほうがよほど大きい)

800回転くらいでやや高めのアイドリングから「ファーーー♪」とまさしくフェラーリそのもののエンジン音、私にはたまりません。(この音に惚れて買ったようなものですから)

簡単な納車説明を受け記念撮影をして無事納車は終了。日陰でなければ帽子がないとキツイ暑さでした。すぐにまたこの積車のお世話になることが(トラブルが)ないように祈りながら見送ります。

せっかく休暇を取ったので、いざ!と乗り込み初日ドライブプランを実行します。(行き先をあちこち織り込んでいて割とタイトなプラン、ただ峠を走るクルマではないので山は除外😑)

しかし、癖のあるF1マチックのクラッチ(以下F1クラッチ)に苦戦します。

試乗のときは横に先生がいましたが、自分のものになると当然無人。MT車をアイドリングクラッチする並の神経でもって右足にじわりと力を入れます。

こんな様子ですから、交差点ダッシュの良い国産車には到底かなわずただただフェラーリ というだけで後続には辛抱していただいてる有り様。(いままで自分も前車がフェラーリだとそうしてきたように😂)

まあ中にはお構いなくベタ付けしてくる方もおられましたがお構いだてする余裕もなく😇。突かれっぱなし。。。😇😇

こちらは最新の488GTBとか812superfastとかじゃないんだから優しくして欲しいのですが。。。😞

「デカいGTフェラーリがゆっくり走っているぞ。。。😩」

あたふたしながらとにかく停車しなくてよい道=高速に上がることにします。昔のE36 318isの初左ハンドル初マニュアル車のときを彷彿させる展開😫(当ブログ318is篇参照)

このとき外気温計は41度…。
このまま一般道でウロウロしてたら、
オーバーヒートするの違うか🙁(現在100度)
燃えるん違うか😖(いまのところ前から煙は出てない)
エアコンを全開にしたら壊れるん違うか🤤(...)

さらにF1クラッチに神経を使いすぎ、右足ふくらはぎはつりそうになるし、フェラーリv12エンジンを堪能するどころではありません。😞

高速にあがればこんな懸案も風をきることで解消されるだろうと考えます。

高速に上がると、真昼間なので比較的空いていました。一般道では国産車にけちょんけちょんでしたが、高速道では立場が逆転。。F612はハイギヤードなのでまろやかな加速にうっとり🤤しているといつのまにかとんでもない速度に。

GTフェラーリ といえどもドライサンプでエンジン搭載位置をできるだけ低くしてるためボンネット位置は低く(GTC4ルッソが低く見えるのと同じですかね)故に前車のバックミラーにはよほど低く映るのでしょう。皆、サッ、サッと譲って下さります。

モーターのような木目の細かいV12エンジンサウンドは実に心地よく、またブレーキングやアクセルワークに応じてAUTOでシフトダウン!🙂このタイミングとシングルクラッチ独特の離して繋げる「間」が絶妙で、まさしく我が意を得たり。

いつの間にか水温も90度で安定し、私も最初より周囲が見えるようになってきたので高速を降りることにします。(乗り続けてるととんでもなく遠くにいきそうなので)

一般道に降りて、少しは発進のコツを掴んできたところでどうしても取説を見ないと分からない内容がでてきたので、遅めの昼食がてら低床車オッケーのイトーヨーカドーへ入ります。

駐車場ガラガラ好きな位置にとめ放題と決めてかかったものの比較的駐車場は一杯で何よりF612の196ミリ+ドアミラーという車幅が難儀して駐車位置選びは難航。ようやく位置を決めても今度はバックに入れるときの小さなツマミがこれまたデリケートでバックで雑にクラッチを繋ぐとクラッチ消耗の懸念がありさらに難航😇



結局、本来なら切り返しなく枠におさめるべきところ、F612の491×196×137というボディサイズが災いし、切り返し4回、都合8回クラッチ接続を慎重にやったものですから、イトーヨーカドーの駐車場で5分ほど渋滞させてしまいました😰。。。(とめ終わったあとでお待ちのクルマ数台、アクセル強めでした😡。。)

汗びっしょり、冷や汗もびっしょりで降りると背後の荷捌き場から掃除のおっちゃんとおばちゃんが笑顔で「おおー」という感じでわたしのクルマを見ています。クルマが「おおー」なのか、わたしの初心者マークな駐車技術が「おおー」なのかはわかりません😣😁 見て見ぬふりをして店内へ。フードコートでF612の取説を片手に食べたローストビーフ丼は本当に美味でした。

さっきの高速道路でのアドバンテージが嘘のように一般道や公共施設ではタジタジのわたしとF612でした…。

F612をファミリーカー、無理かもしれない🙃

次回に続きます。読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2020/12/27 18:16:24 | コメント(4) | トラックバック(0) | Ferrari612scaglietti | クルマ
2020年12月11日 イイね!

Ferrari612scagliettiの話 その4 2018年「パワーウインドスイッチは脆いのに高額なので優しくしてね😩」

こんにちは。しんぼぽんこです。フェラーリ612スカリエッティ2018年の話を続けます。

フェラーリV12エンジンの魔法にかかり購入してしまったF612ですが、実際に私が使うにあたり数カ所整備を依頼しました。

F1マチックのクラッチ残はテスター上では90%前後(測定ごとに多少誤差がある)とのことで問題なし。

ただタイミングベルトは年数、距離などから交換した方がよいとのこと。フロントエンジン車ですから、348.355のようにエンジンを下ろさなくても作業できるのですが、それでも約38諭吉(部品16+工賃22)かかるとのこと。ここはケチるところではないので整備依頼をします。(下記が整備部品)
・タイミングベルト及びテンショナー
・カム、クランクオイルシール
・カムカバーまわりガスケット
・インテークマニホールドまわりガスケット
・フアンベルト及びテンショナープーリー
・交換作業に伴う油脂類







次にバックカメラ笑(一度付いたクルマに乗るとこれがないと不安になる)。わたしのF612は前期型ですので、ナビは日本製既製品が装着されていました。このナビの外部入力にバックカメラを後付けすることはできたのですが、ナビ自体が古かったので結局総替😅こちらで20諭吉ほど。

バックカメラ装着後、ひとつ残念だったのはこの時期のモデルはフェラーリ純正のバックカメラがなかったので外観がいかにも外品然としてしまうこと。(ないよりマシ!)

次にスペアキー。前オーナーが持っているはずなのですが紛失したとのことで発注。メインキー一本あれば良いのですが、万が一無くしたときを考えると怖くて発注してしまいました。こちらはイタリア本国オーダーで納期が2か月くらいとのこと。そしてお値段なんと12諭吉!(高い!)

キーに関してこの世代のものはキーカバーがペイントされています。中古になると、これがところどころ剥がれていて見苦しいので自分で塗ることにしました😊

最後はドアミラー調整と格納のつまみ=丸いスイッチ。グラグラになっていました。シートが前のまま乗り降りするとうっかり左膝の先を当ててしまうためだと思います。動作不良があり、こちらはお店負担なのですが、聞くと部品だけで10諭吉前後とか。ドアミラー調整つまみとヘッドライトスイッチは一体のパーツなのでやむを得ないのでしょうが恐ろしく高い!とどめはこちらも本国オーダーで納期2か月。うーむ。



スイッチつながりで、パワーウインドスイッチ。こちらはとても怪しい(妖しいではない)デザインです。根元が細く乱暴に扱うとポキッと折れそうな貧弱さ。実際、運転席側のスイッチはややヘタっており一抹の不安がよぎります。お店に聞くと正常に動作しているので現状でと頭を下げられます。それもそのはず、このパワーウインドスイッチ、お値段なんと15諭吉!



こんなに華奢なデザインにしておきながら15諭吉もするとはさすがフェラーリ。普通のスイッチで良いのにと強く思いました。とにかく優しく操作してくださいと助言を受けます😞

以上で整備込みの乗り出しが900半ばでした。まあしかし高いですね😣

あとはハズレでないことを祈るばかり。こんな高額な部品代のクルマ、デカい修理は計画的にやらないと財布が持ちません。(それでも買うの?という話ですが🙂)

契約してからひと月後くらいに整備が終わり、真夏のとある日の昼に自宅へ納車されることになります。この日は会社を休み朝から待機していましたがどうにも落ち着かずケイマンGT4で近所の山へ走りに行きますが、やはり落ち着かずさっさと帰宅😇

ようやく昼を過ぎ、気温は40度近い強烈な暑さの中、積車に載ってF612がやってきました。

フロントフェンダーのスクーデリアフェラーリシールドが誇らしげに輝き、ニヤニヤしていると近所のおばちゃんが不思議そうな顔をして横を自転車で通り過ぎて行きました。

待ちに待った納車。このあと気温40度炎天下でのフェラーリV12、初日ドライブとなりました。

続きは次回にします。
読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2020/12/11 22:29:42 | コメント(4) | トラックバック(0) | Ferrari612scaglietti | クルマ
2020年11月19日 イイね!

Ferrari612scagliettiの話 その3 2018年「試乗フェラーリ612、完璧ではないけれども」

こんにちは。しんぼぽんこです。今回はフェラーリ612スカリエッティ2018年の話です。

前回は中古車屋さんのショールームで内外装を見て、試乗のためショールームから出していただくところまででした。

ショールームの外で暖機が終わった612をバックで出してきてくれるのをじっと見守ります。この時何枚か写真をとったのですが、612は写真より実車の方がはるかに流麗です。

F133Fユニットのアイドリング音は重低音の中にもどこか回転の軽さを感じる音です。響き渡る「ファーーーー♪」という音はフェラーリV12エンジン独特の音です。よく耳を澄まして聞いてみると小刻みに「タンタンタン♪」という音が混じっており、550マラネロと同じようなアイドリング音だなと思ったら、それも当然で同じF133系のエンジンなのでした。

営業マンの運転でショールームを後にし一般道から高速道路のパーキングエリアまで助手席試乗。

まず感じたのは、足回りの柔らかさ。締め上げている印象はなく、路面の凹凸をスプリング&ダンパーを介して受け止め最終的にアルミスペースフレーム全体で吸収している、そんな感じです。変わった乗り心地です。

低回転でスルスル走らせていたこともあり、エンジンは眠っているように大人しいです。ただ、F1マチック(シングルクラッチ自動MT)のAUTOモードでの動きは変速するときに必ずひと息つくので非常に癖があります。(ボートを漕いでいるような感じ)

自分が想像していた以上にGT然としており、スポーツというようはラグジュアリーな乗り味、走行リズムだなと強く感じます。

高速道路に入り間もなくパーキングエリア到着、私がハンドルを握ることになります。たっぷりとしたデイトナシートに収まりポジションを合わせエンジンを再始動します。右パドルを引き、N→1に入れてサイドブレーキを下ろして発進なのですが、、とにかくF1マチックにびびってしまい、再度レクチャーを受けますが、要はクラッチが繋がるまでアクセルを深く踏まなければ半クラッチ状態は回避されクラッチの極度な摩耗は避けられるとアドバイスをうけます。



MT車に乗る時より爪先に神経を尖らせながらアクセルをジワリと踏み込みます。助手席では分かりませんでしたが、運転席で自分で操作すると右足の裏からクラッチが繋がっている感覚が容易に把握できました。

早速パーキングエリアを出て本線に合流します。例の本にフェラーリ612のF1マチックオートモード制御は素晴らしいと書いていたのでパドル操作はせずにオートモードで加速をしていきます。自分の意図しないところで、ボート漕ぎのように🚣‍♂️シフトアップするのはご愛嬌ですが、こちらがクルマに合わせれば良いだけのこと。612の走行リズムに身を委ねます。言葉にするのは難しいのですが、この612の走行リズムが素晴らしい。V12のエンジン音、車体の揺れ具合、そしてゆったりとしたシフトリズムが見事に調和している、「ゆっくり走っていてもフェラーリ」、まさしくそんな感じです。

3000回転までで走っている分にはおとなしくF133ユニットをほぼ沈黙させていますが、営業マンが「慣れてこられましたね。パドルでダウンシフトして踏んでみてください。」と許可を頂いたので、パドルで6→5→4とダウンシフトして加速モードに入ります。

ダウンシフトはアップシフトより素早く、まるで獲物を見つけて追跡開始するかのようです。そして4速3000回転からアクセルオンします。

ギュぃぃーーーんとなんとも言えないやや高音の独特のエンジン音を発しながらモーターのようにスムーズに加速していきます。612はギヤ比がロングですので車速はかなり伸びます。(4速ではプラス1000回転毎に30キロ弱伸びる)

全く頭打ちを感じないエンジン!
これがフェラーリのV12エンジンか!!

速度が上がれば上がるほど、足回りが引き締められていくような感覚と共に車体が一回り小さくなったような錯覚を覚えます。

ただ、だからといって急の付くような操舵やブレーキングはご法度です。必ず最初にきっかけ(初動操作)をつくってあげてから操作しないと「落馬」しそうになります。うまく機嫌を伺いながら馬を手懐けないといけない。まさに「乗馬」。そんな印象です。

アルピナやポルシェのような正確無比な操舵感覚やブレーキ制動を期待することはやや困難な印象です。(特にブレーキ)

一瞬のうちに高速道路試乗は終わり、色々考えながら(戸惑いのほうが大きい)、高速道路を降り一般道へ戻ります。

パドルは使わず信号で停止しようと緩くブレーキングしていくと、F1マチックオートモードが自動的に3→2にシフトダウンさせました。回転数は2000前半→2500ほどに動いただけなのですが、そのシフトダウンの際のごく僅かなエンジン吹け上がり音の良さが素晴らしく、さらに2500回転からアイドリングの1000回転まで回転が下がっていくときのエンジン音の遷移がたまらなく自身のツボにはまります。(フェラーリはこういうところまで演出しているのかと深く感動)

フェラーリは先ずエンジンと言われますが、大いに納得した次第です。それ以外の部分はことポルシェなどと比較するとお世辞にも完璧とは言えないかもしれませんが、この「きちんと手懐けなければ落馬しそうな走行感覚」が今回の購入の決め手になりました。

試乗を終え見積を頂き、数日後、購入する旨を営業マンに伝えました。ある程度の納車整備をこの機会なのでお願いしたのですが、そのあたりは次回にします。

読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2020/11/19 17:19:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | Ferrari612scaglietti | クルマ
2020年11月01日 イイね!

Ferrari612scagliettiの話 その2 2018年「絶対自分には似合わない😫」

こんにちは。しんぼぽんこです。2018年、新しく買い替えたクルマの話です。前回は中古車屋さんで実車と対面するところまででした。

車検証に記載された原動機型式F133Fとは、F612に搭載されるV12エンジン。550/575maranelloのエンジンF133AおよびEの改良型で5.5リッターを5.7リッターに拡大し、485と515馬力から540馬力に性能向上しています。



こんなうんちくを予習してきてよかった😅と思いながら、少ししみじみしていると、営業マンさんが...

営業マン「弊社管理になってからタイミングベルトは交換していないので、時期的にそろそろ交換された方がよいと思います。だいだい別途40万円見ていだければ弊社で交換いたします。」

わたし「なるほどです。(チェーン駆動ではないのですねととぼけたことはいえない😅)あと、F1クラッチはいかがでしょうか?」

営業マン「交換費用は70万円ほどです。ただ、F1クラッチは弊社管理になってから一度交換しております。テスターでクラッチ残量は90%ありますのでご安心ください。注意点として、F1クラッチはデリケートです。ご自宅や車庫がスロープだったり、渋滞走行の頻度が高い乗り方だったりすると、たくさん半クラッチを使わせることになり一気に減ります。」

うーむ、おそろしい。例の本に書かれていた通りです。F1クラッチは、心して扱わねばなりません😇

座学が終わり、いよいよF612実車のドアを開けていただき内外装の見学モードに入ります。



いやあ、芸術的🤤

フルサイズクーペ故、かなり長いドア。対して小さい三角形のドアノブが印象的。ノブをつまみ上げてから離すとスプリングの戻りでピチン!と音を立てます。この音も私はフェラーリの音と思っています😄

そして真ん中が窪んだ造形、どうやればこんな造形になるのでしょうか、生産効率よりデザイン優先。さすがイタリア車。しかも簡単には写真で表現できないあたりも渋い。

F612ほど写真と実車が異なるクルマもないのではないでしょうか。

1954年のフェラーリ375MMイングリッドバーグマンを現代風に解釈したというデザイン。





またこの375MMの製作背景のエピソードも切ない😢イングリッドバーグマンというのは女優さんのお名前なんですよね😢😢



シートはオプションのデイトナシート。これは自分の中ではマストオプションでした。座面、背もたれともに相当な厚みがあり、座ってみるとデイトナシート独特の触感が臀部と背中に伝わります。沈み込みは少なく割と固い印象。故にデイトナデザインのゴツゴツがはっきりと分かります。



いやあ、最高に贅沢です。これはヤバイ。

絶対自分には似合わないと思うんだけど、フェラーリのV12に乗りたい。これで2-3泊の家族旅行に行けたら最高に幸せ。。。😑

まもなく子供も親と旅行に行かなくなるかもしれない。そんな予感もあり、子は親離れ、親は子離れ前にファミリーカーの集大成としてこれに乗りたい😂(完全な自己満足なのですが)

営業マン「せっかく遠路きていただいてますのでショールームから出します。高速試乗に行きましょう。」

わたしは助手席試乗で構わないと伝えるのですが、是非乗ってくださいと。

ショールームの中でやや長めのクランキングでTipoF133Fが目を覚まします。

いやあ、神です!

次回に続きます。読んでいただきありがとうございました。
※画像はwebより拝借いたしました。
Posted at 2020/11/01 23:04:10 | コメント(3) | トラックバック(0) | Ferrari612scaglietti | クルマ

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しんぼぽんこです。よろしくお願いします。常にクルマメインの生活です。1996年から2009年の間にBMW車、BMW M車、BMWアルピナ車をMTメインで数台乗り...
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