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しんぼぽんこのブログ一覧

2021年11月13日 イイね!

フェラーリ488GTBの話 その2 2020年「F488にして良かったのか?検討した720s.LP640.991.2GT3RSと最後の比較!」

こんにちは。しんぼぽんこです。納車初日のフェラーリ488GTBの話を続けます。今回長文で読破に約4分お時間をいただきます。。

雨の中の一般道、時速40キロでももう怖くて怖くて。。

エンジンパワーに対して足回りが緩すぎる!
さすがフェラーリ !!
スリリングでエキサイティング!!!

くわばらくわばらしながらの初見2時間ほどのドライブでしたが、

ひょっとしたらフェラーリ488GTB、ランボルギーニLP640、マクラーレン720s、ポルシェ991.2GT3RS、この4台の中では488GTBが一番良い=わたしに合っているかもしれないという気がじわりじわりとしてきます。

印象的なのは488GTBのスロットル(アクセルペダル)。4台中一番軽いのではないでしょうか。。ポルシェ991.2GT3RSと同じ力で踏めばポンっと4000回転に跳ね上がり、まさに跳ね馬 笑。

しかも路面に水が溜まるくらいの雨だったので水溜りで暴れてしまいピカピカピカッと電子制御介入。まっすぐ走るだけでもかなりスリリングな印象です。。ヤバイヤバイ…。

にも関わらずF142CBエンジンは3000回転越すとエギゾーストバルブが開き快音を奏でるのでタチが悪い笑

雨の中488GTBをわざわざ乗る人もいないだろうけど、せっかくの納車初日だから仕方なく…。道ゆく人も水煙を出して通り過ぎる488GTBを唖然として眺めているのが分かります。

さらにリヤガラスがエンジンの熱と外気温の差で曇りはじめ怖さを増幅します。(そんな事想定だにしませんでした)

ですが、、488GTB、その怖さの割にスピードは出ておらず、、、ポルシェ991.2GT3RSの方が余程平和で安定しているしスピードも乗せやすい印象です。しかし個人的にはまるで乗馬しているかのような、一切予断を許さない488GTBの方が良いです。

終始、マネッティーノはWET固定。雑誌などではかなり安定志向なモードとありますが、実際は全然違っていて十分スリリングです。



WETモードではダンパーはコンフォートに。普通に流している分には乗り心地は非常に良く快適(正にサルーン)。

ならば488GTBは操舵の際にGTフェラーリF612のようにたっぷりとした動きをするのかな?と、大きくステアリングを切ってみても遅れる感覚はなく切りはじめと同時に鼻先が向きをかえます。シャープでもダルでもない。素直な動きです。

前車991.2GT3RSのようなパキンパキンでありながらライドコンフォートが良いという「異次元感覚」とは違い、「普通の乗用車的」ではありますが、最初の独特のふわふわさを踏み越せば、意外にもアクセルを踏み込むのを躊躇うような柔さは一切ないです。(しかしそこを踏み越すまでが中々勇気が要る笑)

488GTBは油圧式パワステを採用しているのですが、油圧式による粘りある重さは電動式パワステである991.2GT3RSでは感じられなかったもの。舵を切っている物体の重さを意識することができるのが非常に良いです。

カーボンセラミックブレーキは他車と同じく少し踏むとギャッと効きつんのめってしまうものの、488GTBのそれはつんのめり加減が幾分か穏やかで一番馴染みやすい印象です。(その分、逆にここ一発の制動力としてはポルシェやマクラーレンに劣るかもしれない)



雨天の初見ドライブ後半は一般道を走るのが面倒になり高速道路走行に切り替えたのですが、ポルシェ991.2GT3RSに比べたら、488GTBは安定感という点ではっきり劣りました。。

その高速を調子に乗り良いペースで走行中、目前に大きな水溜まりを見つけます。突っ切れる自信がなく南無三!っとブレーキング!正直、直線とはいえ強くブレーキングするのは怖かったのですが、四輪とも乱れずギュッと大減速してくれました。ただこのとき急制動扱いでハザードランプが連動して点滅していたので強く踏みすぎていた様です。(まわりからしたら単なる馬鹿ですね。)

記憶の限りでは込めた踏力はポルシェ運転時ではごく普通のもの、それがフェラーリでは急制動扱いになるあたりがブレーキ思想の違いを連想させます。

高速道路である程度リラックスして走ることができようやくエンジン音を堪能することができました。488GTBのエンジン音に関して、458時代のNAからターボになったことで色々いわれていますが個人的にはかなり良いと思います。

3000回転までは多少こもり気味で湿り気のある音ですが、その先まで回すことさえできれば皆が知るおなじみV8フェラーリの音です。3000回転越すとバルブが開き音量が大きくなり一層愉しめます!ただ4000回転を超すとターボ過給がより顕著になりすごいことになります笑。(そうとしか言いようがない笑笑)

おなじみの音と言えばアイドリング音も昔から変わらないです。運転席にいると耳障りにならない程度に「あの音」が聞こえます。

最高の演出だと思います。

あと、余談ながら四台の中で始動音も含めて一番静かです。順に488→720s→GT3RS→LP640。

最後に488のツインクラッチF1システムは、612のシングルクラッチF1システムとバイオリズムが相似形という印象です。2年近く612のF1システムでパドルを使わず右足だけでシフトアップダウンのタイミングをどれだけ意図どおりにコントロールできるかを練習してきた甲斐があり、今回488GTBでは初見でうまくコントロールできました。バイオリズムはフェラーリとして統一されているのだと思うと嬉しかったです。こういう積み重ねが長年乗り続けるオーナーを満足させる秘訣なのかもしれません。

雨上がりの夕暮れ時、WETモード4速で踏み込み、カーボンステアリングのLEDがひとつふたつ点くくらいの回転域でバシュンと静かに(←これ重要、GT3RSは大破裂音)シフトアップするさまは心底性能のいいものを紳士的に扱っている気分にさせてくれます。薄暗い車内に点滅するステアリングLEDがどれだけカッコ良いか。



自分自身の手で購入しいまこうして自分でステアリングを握っているのだと思うとひとつの到達点に達したとの想いから目頭が熱くなりました。。

駄文および長文失礼いたしました。


総合比較
991.2GT3RSに比べて
●488GTBが勝つ点 
エンジン音質
車が人の五感へ訴えるものすべての濃度
(ゆっくり走っていてもフェラーリ )
25年前の355と良い意味で変わらない点
(993と991では変わり過ぎた)
●488GTBが負ける点
車重が重い、1430キロvs1600キロ
競った時の速さ
飛ばしたときの乗りやすさ

マクラーレン720sに比べて
●488GTBが勝つ点
エンジン音質
車が人の五感へ訴えるものすべての濃度
(ゆっくり走っていてもフェラーリ )
●488GTBが負ける点
車重が重い、1420キロvs1600キロ
競った時の速さ
飛ばしたときの乗りやすさ

ランボルギーニLP640に比べて
●488GTBが勝つ点
エンジン音質
(ランボは必要以上にうるさいかも)
重心の低さ
(ランボは見た目低いがコーナリングしていると重心が高く感じる、あとなんだか曲がらなく感じる)
乗り心地の良さ(ランボはやや跳ね気味)
●488GTBが負ける点
車重は拮抗しているが、優位ではない
LP640は4WDで700+930=1630キロ、488GTBは2WDなのに660+940=1600キロ
ランボルギーニのデザインはフェラーリ同等かそれ以上にインパクトがある

Posted at 2021/11/13 19:17:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | Ferrari488GTB | クルマ
2021年11月03日 イイね!

フェラーリ488GTBの話 その1 2020年「ようやく納車!恐怖の488GTB!」

こんにちは。しんぼぽんこです。今回からフェラーリ488GTBの話です。

2020年、試乗もせずに(出来ずに)、ポルシェ991.2GT3RSからフェラーリ488GTBに乗り替えることになりました。488GTBに決めてからGT3RSを手放したのですが、488GTBの納車手続や整備に時間がかかり、当初ブランク二週間で来るはずが結果5週間空いてしまいました。。

延期につぐ延期は大変辛かったですね笑(子供みたい) しかもここなら大丈夫と言われた日は、日柄は良いのですが、天気予報は悪く、雨。。

自宅近隣の広い道路で納車だったのですが、立派な箱車で積載されてきたにも関わらず箱から出した瞬間488GTBはずぶ濡れに笑

ま、しかし箱車のゲートが空いて、わたしの488GTBが見えた瞬間は鳥肌が立ちました。

ようやく来たか!と。

そして、積みおろしにエンジンが掛かった瞬間、あのエンジン音にまたブルッと鳥肌が立ちます。

コールドスタートですから一瞬の地響きと共に中々の大音量。まるで大きなトミカの箱から大きなミニカーがバックで出てくるかのようなシチュエーション。雨の中ですが、周囲の視線をいただいたのはいうまでもありません。あ、やはりミッドシップのフェラーリへの視線は熱いなと強く感じます。(612ではここまで注目されない)

傘を差しながら納車説明を受けようとすると
セールスに「先ずガレージの中で拭き上げを致します。」と言われます。普通ならば、この雨で初ドライブは中止するのでしょうが、私は違いました笑

私「いえ、このままドライブに行きますのでお気持ちだけで…」
セールス「なんと!チャレンジャーですね。初めての運転気をつけてくださいね。」
私「ありがとうございます!」

色々と記念品を頂いたので、先ず自宅に置きに帰り、ついでに妻に488GTBを見せます。妻は階下の路上に停まった488GTBを階上から見下ろしますが、

「なにこのクルマ!派手すぎるでしょ!リヤガラスからエンジンが見えるのがイヤらしい!」と一蹴。さっさと屋内に帰ってしまいます。



(わたしからすれば、そこがカッコいいんだけど。。)

(ペルフォルマンテより488が良いと決まったあの家族選挙はなんだったんだ。。)

まあ、ひとりの方が気楽なので、雨本降りの中自宅を後にしてドライブに出かけます。

488GTBはキーをポケットにいれたまま、エンジンスタートする方式なのですが、ポチッとワンプッシュすると、キュルキュルキュルとセルが回りエンジン一発始動!そして轟音が轟きます。612に比べたら一連の動作がスムーズでデジタル化を感じます。ドラマがなく味気ないともいいます。

初見のクルマでワイパーもボタン式、ウインカーまでボタン式!ステアリング周りにレバーはありません。パドルが生えているのみです。シンプルイズベストなのですが、ウインカーがボタンなのは正直扱いにくいです。。



雨なのでマネッティーノはもちろんWETを選択。スーッとアクセルを踏み込むと脚の動き始めは想像以上に柔らかく、F612と相似形といえます。以前マクラーレンセールスが言っていた488はサルーンの乗り心地というのがよく分かります。。。

ただブレーキング時はカーボンセラミックのためか初期制動が強く、前にグニャっとつんのめってしまいます。ポルシェと同じブレーキングをしたら助手席に置いたバッグがフロアに落ちるくらい笑(それくらい脚が柔らかく動いてしまう)全くうまく走らせられない笑笑

もう悪戦苦闘 笑

時速40キロくらいでしか走ってないのに、もう怖い怖い 笑笑

直線で前が空いたときに少しアクセルを強く踏むとトラクションコントロールがあっさり作動し荒ぶる488GTBの挙動を最適化させます。。

さらに怖い怖い。。

納車までのインターバルでCGの488スパイダーの記事を何度も読み、マネッティーノをWETにしておれば雨でも安全安心、とても乗りやすいフェラーリと書かれた記事を信じきっていたことや、

正直ハードコアな991.2GT3RSをメリハリある走り方で1年5000kを無事故で運行できたことから変な自信過信が芽生え488GTBは楽勝だとタカを括っていましたが、、、

実際は全然ちがいました。

488GTBのほうが圧倒的に乗りづらい。

下手したら事故るのではないか。。
無事にガレージに戻れるのか…。

488GTBがデビューしたときの、パネルのワードが脳裏をよぎります。

「Thrill!」「Driving emotion!」



次回に続きます。読んで頂きありがとうございました。
Posted at 2021/11/03 21:20:41 | コメント(5) | トラックバック(0) | Ferrari488GTB | クルマ
2021年08月21日 イイね!

BMW E36 M3 3.0の話 その11 番外編2021年「G80 M3コンペティション試乗!」

こんにちは、しんぼぽんこです。今回は久々にBMWの話です。(488GTB編は今しばらくお待ちください。)

先日、5年ぶりにBMWディーラーに訪問しました。目的は新型G80 M3(G82 M4)です。かなりご無沙汰なのに受付で自分の名前を言うと5分くらいで以前アテンドしてくれた営業マンが出てきました。(なかなかびっくりした)

挨拶しながらM4の展示に案内されます。。。



今回のM4は縦長の巨大キドニーグリルで話題になってますが、皆さんどうですか。わたしはWEBで見たときは絶対ダメだ!と思ったのが、街中で数回4クーペやM3を見かけると実物は中々イケるではありませんか。特にクーペは上から見下ろす斜め後ろからのデザインがかっこいい。個人的に先代F82より好みです。



そんなことを話しながら、展示車のM4を見せて頂きます。サイズが大きいのは残念ですが(長さ4800ミリもある。E36は4400ミリだった)、フロントとリヤフェンダーの張り出しやそこに収まる275&295のタイヤは大迫力!写真写りが悪いだけで実物は悪くありません。むしろかっこいい。道ゆく人にデザインの感想を伺うのも面白いかもしれません笑



買うかどうかもわからないので展示車を見て帰るつもりが、試乗もさせていただけると。しかもせっかくなので高速試乗でと。当初の案は直線メインのルートでしたが直線はつまらないとわがままを話すとコーナーメインのルートに替えてくれました。

久々のBMW M車、試乗車はセダンM3コンペティション右ハンドルATです。2ペダル車なので、ようやくマスターした左足ブレーキを駆使して挑みます!

以下駄文になるので先に結論から。

よかった点
ブレーキ
悪かった点
エンジンパワー
結論
4人乗れる左MTならコレ!

ここから試乗スタート。私見、駄文です…。。

大方1500万近いクルマなので緊張し、じわっとアクセルを開けますが、スロットルは軽めで、街中初見は少しわっと出てしまいます(恥ずかしい)。



ゲームのようなコンフィグ画面でエンジン、シャシー、ステアリング、ブレーキを一括モードチェンジできるのですが、街中はノーマル、高速はスポーツ、そしてスポーツプラスへ。

トルコン8ATのせいか左足ブレーキでガツンとシフトダウンを誘ってもややもっさり。P911(F488)のデュアルクラッチのようにはいかず残念。またどちらかというと高めの段数を維持する傾向があります。例えばD5速で2700回転位まで回転が下がっても自動シフトダウンしないと言えばお分かりいただけるでしょうか。

また操舵感は軽い上にクイックで、アクセルの軽さと合わせて慌てました。こちらも例えれば、アルピナE60B5では高速コーナー切りはじめはスローだったのが、新型G80M3は相当にクイック。そして前275(リヤ295)という太いフロントタイヤでグリップ任せに曲がっていく感じです。ゴリゴリと。

サスペンションは今流にしなやかで乗り心地と踏ん張りを両立しておりアルピナE60や和製GT3ホンダFK8と比較しても遜色ないですね。(ただし街中は硬めでした)

以前に比べて加速時と減速時の前後の姿勢変化が減った(減らしている?)印象で、コーナリング中でもためらいなくアクセルを踏み増せるのは良いですね。(実速はともかく無双感がありたいへん気持ち良い。)

またブレーキ(効きやコントロール性)もポルシェと比較しても遜色なくて、高速コーナー進入時に軽くブレーキング→アクセルオンという一連の流れがまるでポルシェのごとく凄く自然に可能なために大変気持ち良いです。

ただ難点は車重1740キロと先代F82 M4比+100kgなのでさすがに重さを感じることでしょうか。

残念ながら510馬力あるとは思えませんでした。(軽さではポルシェ911やケイマンが圧倒的。)M3のエンジンは4000回転以降ターボが強まるので高回転型なのかもしれませんが。逆に考え様でMTにしても手が付いていくかもしれないと思ったり。(ポルシェではケイマンGT4の385馬力が限界でした笑。エンジン、シャシーの二人三脚のペースに私がついていけない笑笑)

エンジン音はスピーカーから流れる製作音込みではありますが良かったです。とくにアクセルを抜いたあとゆっくり回転が下がる時のヒィーンという音は昔のS50エンジンのそれ。(フェラーリのエンジンも回転が下がるときの音色の変化が良いですがそれに似ています。)



この音で20年前に悪戦苦闘して乗っていたE36M3を思い出し、G82 M4を黄色の左MTで乗りたくなってしまいました。昔730万で買えたM3もいまや1.6倍の1180万ですが。。。(ケイマンGTS4.0と変わらない)

うちは子供の成長とともに今や家族4人乗る機会も激減していますが、昔は3クーペ(318is.M3.B8 4.6.B3 3.3)に本当にお世話になったのでやはり特別なシリーズです。1シリーズもいいんですがね、やっぱり3シリーズなんです。なんとなく。

今回もきちんと大人が4人乗れる3シリーズクーペの伝統は受け継がれており、きちんと4人が乗れるクーペで左MTならばコレですね!

しばらく悩むことに致します。

最後に簡単にスペックを書いておきます。MTになると少し馬力とトルクが下がりますね。

M3コンペティション
4805×1905×1435 WB2855 1740kg 59l
S58B30Aエンジン
510/6250
66.3/2750-5500

M4
4805×1885×1395 WB2855 1710kg 59l
カーボンバケットでマイナス9kg
S58B30Bエンジン
480/6250
56.1/2650-6130
1180万+税10%

読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2021/08/21 19:19:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | E36 M3 3.0 coupe | クルマ
2021年06月06日 イイね!

ポルシェ991.2GT3RSの話 その22 2020年「手放して分かったその凄さ」


こんにちは。しんぼぽんこです。ポルシェ991.2GT3RSの話を続けます。前回はフェラーリ488GTBへの乗り換えが決まったところまででした。

一部488GTBネタがフライングになりますが、991.2GT3RSが手元からなくなってから感じたことを書きたいと思います。

結論から言えば、991.2GT3RSを手放したのはある意味失敗でした。。

991.2GT3RSを引き渡ししてから488GTBが来るまでは延期延期でひと月以上間隔が空いてしまい非常に辛い日々でした。

全く乗らなくてもガレージを開ければGT3RSが在る!という状態とガレージを開けても何もないという状態はやはり雲泥の差なのであります。(妻にはクルマは乗らないなら売りなさいと言われるが、私は乗らなくても愛でる為に置いておきたい笑)

今回は488GTBを試乗せずに購入しているので、何を得て何を失うのかが全くわからず余計に辛い笑

そしてやってきた488GTB、初見初ドライブで強烈な洗礼を受け、いきなり991.2GT3RSとヨリを戻したくなります笑

やっぱり991.2GT3RSは凄かった。。。
そのワン・ツー・スリーを挙げたいと思います。

第一位は、速度域問わずオンザレールな足回り。これに尽きますね! GT3RSと同じ調子で488GTBを運転したらいきなり死にそうになりました。。。

この件はGT3RSをご所有の方ならすぐ分かっていただけると思います。。



第二位はブレーキシステムですね。
488GTBは標準でブレンボのカーボンセラミックなのですが、、、GT3RSと同じタイミングで踏んだら全然止まらない!これはマジ焦った!!

私のGT3RSはオプションのPCCBを選ばずにノーマルの鋳鉄のままだったのですが、それでも制動力はGT3RSの方が488GTBより俄然高いです。

ブレーキローターの材質が鋳鉄であっても、488のセラミックより優位に立てるのは、他にも色々な部分が異なるのでしょうね。やっぱりポルシェのブレーキはすごい!

また車重が488GTBは1600kgと991.2GT3RSより130キロ重い!これも大きな差がつくポイントかもですね。

繰り返しますが、初見の488GTBブレーキング事件は本当に焦りました。。。



そして第三位。
シャシーがエンジンに勝っているということ。
非常にありがちな内容で恐縮ですが、いまや500馬力を超えているので大切なことかなと思いました。90年代のドイツ車評論みたいですね笑

GT3RSは520馬力を9000回転で発揮させます。わたしも数回絶叫覚悟でチャレンジしましたが、ビシッとした枠組みは確保されたまま微塵の振動やブレもなく発生させます。まるでシャシー台で回している様です笑。GT3RSにおいては(良くも悪くも)普通に9000回転を常用できるのです。この芸当はいかなる場合でもシャシーがエンジンに勝ってないとできないと思います。ポルシェ完璧です。

翻って488GTBはダメですね。完全にエンジン勝ちです。8000回転670馬力をまともに路面に伝えようとすると、、、ヤバいです。死にます。相当練習しましたがヤバいままです。(自制につながるので良いかも笑)

未練がましく色々書き出したらキリが無いのですが、488GTBに替えた以上元には戻れません。

991.2GT3RSは完璧なマシンでしたが、完璧すぎるが故の懸念が非常に強くなってきていたのもまた事実です。

488GTBはGT3RSに比べたら恐ろしくバランスの悪い不安定なマシンです。故に突き抜けたパフォーマンスをGT3RSのように瞬時に発揮することは容易ではありません。はっきりとペースは落ちます。運転は恐ろしく困難なのに遅いんです。

しかしそれはそれで良かったのかなとも思います。

今回で991.2GT3RS編は終わります。(番外編は書くかもしれませんが)

読んで頂きありがとうございました。
Posted at 2021/06/06 17:40:16 | コメント(5) | トラックバック(0) | 991.2GT3RS | クルマ
2021年05月23日 イイね!

ポルシェ991.2GT3RSの話 その21 2020年「フェラーリかランボルギーニか、家族選挙で決める!」

こんにちは。しんぼぽんこです。ポルシェ991.2GT3RSの話を続けます。

前回は488GTBを見に行ったものの試乗はできない、目当ての488GTBは商談順番待ち!というところまででした。

二日後、フェラーリセールスより連絡があり、希望の488GTB A車は先に商談していた方が購入されました。と。。。(そんなにあっさり売れるものなのか)

わたしは第二希望の488GTB B車はどうですか?と聞くと、5人待ちだったのが4人待ちに。(ひとりは見送ったようです。ひとり当たりの検討猶予期間は三日間らしい)

なんとなく488GTB A車がダメなら、B車は予算オーバーなので、ウラカンペルフォルマンテにしようと考えておりました。しかし、このフェラーリセールスさん、走ってなんぼの商品知識には乏しいものの心理作戦においては中々敏腕というかガッツがあり、「順番待ちしている間に、991.2GT3RSの査定とローン予備審査をさせて欲しいと。」まあ、冷やかしの人はここで退散しますよね。わたしは本気なので、是非に!と車両情報と与信情報を提供します。

結果すべてクリアで、GT3RSの査定に至ってはあっさりランボルギーニセールスの提示額と見事同額の2■00万。(マイPCまたも敗北)。

肝心のB車販売条件も良い数字(値引き)をいただき予算オーバーではあるものの絵を描かれてしまいます。(B車はオプションのカーボンパーツが4点付いている。ちなみにA車は1点のみだった)

488は試乗が出来ないのが唯一の不満。。。(ミッドシップフェラーリはF355ベルリネッタと512TRしか試乗したことがない、それも20年前笑。。元気なエンジンに対して、ゆるいボディに入りづらいギヤボックス、、、運転難易度は極めて高いと感じた記憶があります)

当時のF355は380馬力、512TRは428馬力、今回の488GTBは670馬力。。。

488GTBは試乗が出来ないが故に非常にミステリアスです。ターボ過給による670という馬力でマクラーレンセールスの言うサルーンのような乗り心地ならば悪女であります。(絶対事故る。)しかもタイヤとホイールの隙間がポルシェ、マクラーレン、ランボルギーニと比較して一番開いているのでこれは妖しい、いや怪しい。

翻ってウラカンペルフォルマンテは、ALAを初めとする確実な速さを予感させるデバイスが魅力的です。991.2GT3RSのように安楽に速く走れないことやNA 640馬力を飼い慣らす難しさは試乗でなんとなく分かっており、それに向き合うのが楽しみだと考えます。

どちらも良いクルマで決めきれません。。

488GTB B車の商談権利を待つ10日ほどの間、どちらにするか悩みに悩みます。。。

悩んだ結果、、、

もし488GTB B車の順番が来て二者択一を迫られたら、、、

「家族選挙!!!」



え、そんなんで決めるの?と言われそうですが、いいんです。趣味の成れの果てですから。。。

🚗🚗🚗 🚗🚗🚗 🚗🚗🚗 🚗🚗🚗

そして10日後、フェラーリセールスから連絡が来ます。

「順番が来ました!」(まじかっ!)



さあ、家族選挙です♪

いざその時が来ると手の震えが止まりません笑



正直にいうと、
私の内心は51:49でランボルギーニ優勢。




妻は間違いなくランボルギーニは嫌がるので、妻のいない間に娘ふたりに事前ヒアリング。。。

まずは長女。

私「ランボルギーニとフェラーリならどっちがいい?」

長女「どっちもいらない。」

私「それは勘弁。強いて言えば?」

長女「うーん。名前の響きが良いからランボルギーニ!」

私「ありがとう!」(内心よしっ!)

次は次女。

私「どっちが良い?」

次女「フェラーリは嫌い!デイトナシートがゴツゴツしてて痛いから!!」

私「ありがとう!」(内心2度目のよしっ!)

しかし、次女はF612のデイトナシートがよほど嫌なのですねぇ。

ま、これで三対一、ランボルギーニに決定したようなものです。




そして、家族選挙投票日。
きちんと今回の候補の画像を多数LINEで送り、投票してもらうことにします。

事前工作は万全!









結果がどうなったかは添付の画像からご推測いただければ幸いです。。。














(なんのこっちゃ笑)

選挙の結果!

フェラーリ3票!(妻、長女、次女)

ランボルギーニ1票!(私)

見事に裏切られました!!

というわけで、フェラーリ488GTBに決まりました!!!

次回に続きます。読んで頂きありがとうございました。
※画像はWEBより拝借致しました。
Posted at 2021/05/23 12:52:49 | コメント(3) | トラックバック(0) | 991.2GT3RS | クルマ

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