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パーツレビュー

2010年1月10日

ミシュラン X-ICE2 225/50-17  

評価:
4
MICHELIN X-ICE2 225/50-17
更新履歴:2011/12/30 【未圧雪において(3シーズン目)】、【圧雪直後(3シーズン目)】、【推奨すべき走り方(3シーズン目)】を追加、【お断り1】を修正

更新履歴:2009/1/19 【爆走後の特性変化】を追加

更新履歴:2009/1/17 【グリップ力(新雪が積もった状態)】、【走行音(乾燥路面)】を追加。評価を5→4に



【お断り1】2011/12/30に変更
2011年12月30日の時点で、このパーツレビューは未完成です。しかしながら、ブリザックより雪道性能が大きく劣るため、急斜面や完全凍結路面でのリスクが特に高い場合の評価は行わないことにしました。


【お断り2】
この評価は機械式リアデフや、現状のトルク特性が良い方向に働いている可能性が有ります。ノーマルSG9より低回転トルクが大幅に太っており、そのため高回転まで回さずに済むため、それが好結果に繋がっているかも知れません。


X-ice2は夏タイヤに近い性能を有していることもあり、冬タイヤと夏タイヤの両面から評価を行います。

評価において
ブリジストン製ブリザックREVO2を、ブリザックとし
ミシュラン製X-ice XI2を、X-iceとし
アドバンネオバAD08を、ネオバと記載します。

タイヤサイズは
X-ICE、ブリザックともに 225/50-17
アドバンスポーツ、ネオバは  225/45-18 です。


【参考(各メーカーHPから)】
速度レンジ
・ブリジストン製ブリザックRevo2:Q →160km/h
・ミシュラン製X-ice XI2     :T →190km/h
・ヨコハマ製ネオバAD08(参考225/45-18):W →270km/h

ロードインデックス(加重指数):225/50-17
・ブリジストン製ブリザックRevo2:94
・ミシュラン製X-ice XI2      :98
・ヨコハマ製ネオバAD08(参考225/45-18):91



【空気圧の管理】
ブリザックは腰砕けになりにくいよう、乾燥路面では指定空気圧+10~20kPaで使用し、雪道では指定空気圧+0~10kPaで指定空気圧で乗っていました。X-iceは指定空気圧で乾燥路面、雪道で変える必要が無い気がします。



【石噛みのしやすさ】
ブリザック >> X-ice →石噛み少 

ブリザックは石を噛み易く、不快な『ちっちっちっちっ』音を生じやすく、マメにドライバーで取り除いてました。これに対してX-iceで石噛み音の発生は極少です。ちゅーんどSG9は走行音や排気音が大きいので石噛み音の影響度は低いですが、高級サルーンやオーディオ重視派では石噛み音は馬鹿にならないでしょう。



【乗り心地(乾燥路面)】
X-iceの60~80km/hでの乗り心地は適度に腰があり、スポーツドライビング派なら丁度良い状態です。雰囲気的にヨコハマのアドバンスポーツに似ています。直進している限り、夏期に履いても違和感が無いレベルです。ブリザックは常用速度から高速領域まで腰砕けになることが多く、ひたすら我慢の運転を強いられますので、乗り心地の評価対象から外しました。

乗り心地(一般道の速度領域)
良← アドバンスポーツ ≧ X-ice >> ネオバ

X-iceではA-TECH製の重いホイールを履いているのでダタドタする感じがあります。軽量アルミホイールにX-iceを履かせたら更に良くなると思います。

高速道路の一般的な流れより速い速度の場合、X-iceは『うねった』路面で跳ねることが多くなります。車酔いする人には微妙かも知れません。

『うねった』高速道路で跳ねる特性から、サイドウォール剛性より空気圧バネが支配的な感じです。この点についてmimaさんから『ロードインデックス(加重指数)』を調べた方が良いとアドバイスを戴きデータを参照したところ、SG9より重い車両重量の車に適合するようです。

X-iceの跳ね出す特性は『うねった』場合に限ったことなので、平坦度が高い路面なら、高速道路の高速領域でも乗り心地は問題ありません。対して、ネオバは、同じ『うねった』高速道路でも跳ね出すことは少なく、さすが高速域に向いたタイヤと言わざるを得ません。

乗り心地(高速道路での高速【謎】領域)
良← アドバンスポーツ > ネオバ > X-ice

ネオバは高い安心感から来る、心の余裕的な意味もあります。



【走行音(乾燥路面)】2010/1/17に追加
X-iceはブリザックより静かです。ネオバやブリザックを履いているときは、エンジン回転音や吸気音が聞こえなかったのですが、X-iceでは聞こえるようになりました。

走行音の大きさ
大← ネオバ > ブリザック > X-ice > アドバンスポーツ


【爆走後の特性変化】2009/1/19に追記
ブリザックは爆走後に腰が無くなり、乾燥路面での操縦性が悪くなりました。分子の結合鎖がブチブチ切れているイメージです。しかし、X-iceでは、そのような劣化感覚が有りません。ブリザックはREVO2まで数世代で同じ様な特性でした。なので、ブリザックは当然ながら大人しく走るべきタイヤであり、高トルク車向きでないと思っています。



【制動能力(乾燥路面)】
X-iceは加速性能が良いので制動能力も良いかと思いましたが、急制動では簡単にロックしABSが介入します。何度もロックさせると偏摩耗させる可能性があるので、ブリザックとの比較が出来る程は確認しておりません。一般的な減速では、平均的な夏タイヤと同じフィーリングで減速できます。



【制動能力(雨路面)】←未完成
ブリザック(特に5部山くらいまで減った状態)は雨路面で非常に滑りやすくなります。この状態では夏タイヤを履いた一般的な車よりグリップが低く、ひたすら慎重な運転をせざるを得ず、運転を楽しむことは不可能です。この滑りやすい特性がX-iceでも出るのか?について、夏期に冬タイヤを履き潰したい私としては興味津々です。現在、****キロ使用のX-iceでは、ブリザックのような雨グリップの悪さを感じることは有りません。5部山頃になりましたら、追加で報告致します。



【制動能力(除雪後のフラットな雪面)】
外気温-3~ -7度のフラットな圧雪路(わずかに凍った)の緩い下り坂で、2速、3速で確認しましたが、問題ありませんでした。強めにブレーキを踏むと当然ながらABSが働きますが、制動感および制動距離ともに問題ありません。記憶上のブリザックと比べても、差が無い(or極小?)ように感じました。



【制動能力(氷結路面)】←未完成



【急加速時(乾燥路面)の感覚】
ブリザックで急加速するとタイヤが大きく変形していることが体感でき、更に後輪の潰れが大きくフロントが浮き上がった加速になります。これに対して、X-iceで急加速してもフロントリフトが少ない状態を維持できます。

急加速時のフロントリフト量
ネオバ < アドバンスポーツ ≦ X-ice << ブリザック →リフト大



【グリップ力(乾燥路面)】
ワインディングを飛ばすとき、ブリザックは前荷重を大きめに作らないとコーナーでセンターラインを簡単にオーバーしてしまいます。X-iceは前荷重の作り方が大きくなくても大丈夫です。

グリップ力(乾燥路面)
大← X-ice >> ブリザック

廉価な夏タイヤに近いグリップ力をX-iceは持っていると思われ、SG9とアラゴスタとの組合せでは、一般的なノーマル車より高速巡航が可能となります。また、交差点の左折時をスパッと曲がる能力も、前荷重を作れている場合は、廉価な夏タイヤに近い曲がり方が出来ます。

高速巡航能力(乾燥路面)
大←(SG9+ノーマルサス+廉価な夏タイヤ)≧(SG9+アラゴスタ+X-ice)
大←(SG9+アラゴスタ+X-ice)>>(廉価車+ノーマルサス+廉価な夏タイヤ)




【グリップ力(除雪後のフラットな雪面での直進時)】
高速道路でも一般道路でも制限速度程度においてX-iceは問題ありません。直進時のハンドルの重さが軽くならないことから、きちんとグリップしていると思われます。



【圧雪直後(3シーズン目)】2011/12/30に追加
圧雪直後のカッチカチの雪面では、コーナリング時に雪面を掴みきれない状況は緩和されます。また、直線では強くブレーキを踏んでも簡単にロックしません。




【グリップ力(除雪後のフラットな雪面でのコーナリング)】
ブリザックよりハンドル舵角を少し多めに必要としますが問題ない程度です。この状態で路面グリップが戻ったときにハンドルを戻す必要が有りますが、戻し量も分かり易いです。ブリザックの場合、路面グリップが戻ったときの挙動が大きく、ハンドル戻し操作を素早く行う必要がありました。X-iceの場合、路面グリップが戻ったときの挙動がマイルドで、ハンドル戻し操作での緊張感が少なくて済むようです。
急な下りのコーナーでも路面グリップが分かり易く問題ありませんでした。
但し上記は、ハンドルを回した状態でアクセルを踏んで曲がっていけるドライバーの場合です。




【未圧雪において(3シーズン目)】2011/12/30に追加
1シーズン目でも未圧雪では浮いてしまう傾向が有りましたが、圧雪の上に薄く新雪が乗った程度でも雪面を掴まない傾向が強くなりました。

未圧雪のコーナリングではハンドルを切っていっても、旋回能力UPに比例しません。
この原因はブロック形状のサイド部が立っていないため、乾燥路面で使用した結果、なだらかなブロックサイドになったためと考えます。

コーナーで曲がらないのでハンドルを切ると、雪面を捉える能力が更に低下していき、悪循環に陥ります。

コーナリング時の緩い登り坂では、軽くアクセルONをしてフロント荷重が少し減った程度でも、曲がるときに膨らむ傾向が顕著になりました。ブリザックの3~4シーズンと較べて最も違いが出る特性です。

尚、直線では強くブレーキを踏んでも簡単にロックしません。そのため、フロントタイヤの接地面圧が低いためコーナリング性能が悪いことが予想されます。このタイヤを新品で購入するとき、標準タイヤ幅のX-ICE2を買うと後悔するでしょう。

ちなみに、フォレスターSG9Cのカタログ重量は1490kgですが、225-50/17のX-ICE2で、1名乗車&荷物少なめだと、明らかなフロント荷重不足を感じました。




【グリップ力(新雪が積もった状態)】2010/1/17に追加
未圧雪(新雪が積もった)路面では、雪面を掴みきれず浮いてしまいます。アクセルを踏み続け、前輪で引っ張り続けないと方向性の維持が難しくなります。この引っ張り続けないと方向性を作れない程度は、ブリザックより明らかに落ちます。
コ-ナー手前で曲がれるか不安になりブレーキを踏んでしまったり、完全アクセルOFFしてしまうと、再度アクセルONしてもメロメロになってしまいます。X-iceは、ひたすらアクセルONし続けないと方向性を作るのは難しいです。

SG9はマニュアルなので、2速エンブレを上手く使えばブレーキや完全アクセルOFFを使わずに済みます。しかし、急な下り坂のカーブではブレーキや完全アクセルOFFを使って減速せざるを得ず、前輪で引っ張り続けることを中断するため、そのためメロメロになるようです。なので、X-iceはエンブレの弱いオートマには更に向かないと思います。



【グリップ力(氷結路面)】←未確認
坂の氷結路面に停止していられる能力


【グリップ力(シャーベットな雪面)】←未確認


【登攀能力(氷結路面)】←未確認



【スラローム性能(乾燥路面)】
車線変更やスラロームしたときの安定感は、X-iceはブリザックを凌駕します。

スラロームの安定感
安定感大← ネオバ >> アドバンスポーツ >> X-ICE2 >> ブリザック

X-iceで車線変更を行うと違和感を感じます。『ハンドルを切る →隣の車線に乗る→ハンドルを戻す』ときに、操舵量と体感に時間ズレを生じるためと思われます。ブリザックは縦方向も横方向もグニャグニャし過ぎているので、横方向に機動したときの反応が遅いため、違和感に至らないのだと思います。この違和感も走行離2000キロにもなると慣れました。
X-iceは横方向の機動時に違和感を感じるのでスラロームがダメかというとそうでもなく、意外とグリップしてくれます。



最近は乾燥路面の走行が99%近いので、我慢の連続を強いられるブリザックでは、夏タイヤ(ネオバ)と冬タイヤの落差が大きく、冬季の遠出がつまらなくなっていました。それを解消してくれました。無積雪地に住む者が、たまに雪道に遊びにいく程度なら星4つ。但し、雪道初心者には奨めません。




【推奨すべき走り方(3シーズン目)】2011/12/30に追加
軽いアクセルONで、ひたすらグリップ走行でインべたで走ろうとすると、意外にもコーナーでは膨らみ易いです。むしろ、アクセルONで踏み続けた方が方向性を作れます。そのため、対向車が来ないことが確実な雪道ではインべたを使わず、アクセルONのままコーナリングします。この場合でも少し膨らむ場合がありますが、ハンドルの舵角を大きくしなくて済むので、タイヤの向きと進行方向のズレが少なく、自分のコントロール下にあるので安心です。

狭い雪道のコーナーで対向車が来る場合は、めいっぱい低速走行して膨らまない速度で走りましょう。ヘタクソと思われようが安全運転に徹するしか為す術は有りません。

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