パワーウィンドウスイッチ修理（その１）

運転席のパワーウィンドウスイッチが言うことを聞かなくなりました。
主に運転席側の窓が下がるけど上がらないと言うサーキットを走る車にとって致命的な状態。仕方ないので直します。

運転席のパワーウィンドウスイッチパネルを外します。
ＪＺＸ１００の玉数の減少に伴い、中古パネルの値段は高騰、壊さない様に慎重にやりましょう。
スイッチパネルは後側から持ち上げます。前からはＮＧ。

集中応力を避けるためにプラスチック製の内張り剥しをなるべく使用し、数か所からゆっくり持ち上げていきます。
パネルは割れやすいのでくれぐれも力ずくではずさないように。

持ち上がってくるとパネルの後ろの真ん中付近に金属のツメが見えます。
ここをマイナスドライバーで押しながら持ち上げると外れます。勢い余ってマイナスドライバーで突き刺さない様に注意。

全体像です。
パネル前側のツメは前方向に刺さっている形状なので外すときは上にあげるのではなく後ろにずらすこと。
ちなみに後側の金属のツメ部分はシリコングリスを塗っておくと次回は多少外しやすくなります。
カプラーを抜いて取り外し完了。

分解する写真を撮り忘れ。
概要を言うと、パネルからビス×３本を外し両脇にかかっているツメを外してスイッチボックスを取り出します。
さらにスイッチボックスに刺さるビス×３本を外し両脇にかかっているツメを外すとカバー、基盤、シリコンラバー、スイッチの４つに分解できます。
分解するときにツメを割らない様に注意。
目視点検するも基盤はキレイだしシリコンラバーに破れはないし、スイッチもちゃんと動く。

左からスイッチ、シリコンラバー、基盤です。
スイッチを押すと、スイッチ下の白やグレーの棒が下がる。下がった棒がシリコンラバーの丸い金属部分を押し、基盤の半円と半円をこの丸い金属で導通させる・・・って感じの仕組みになってると思われる。
ちなみにスイッチ下の白やグレーの棒は刺さっているだけで裏返す（表にする）と外れるし、どこに刺さっていたかわからなくなる・・・戻すの大変でした、ご注意ください。

ただの接触不良だと祈り、思い込んで作業を続行します。
用意したのはＫＵＲＥのコンタクトスプレー。



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