ＧＭ、追加リストラを発表　人件費削減や資産売却など

経営再建中の米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は１５日、財務体質の改善を狙った追加リストラ策を発表した。

ホワイトカラー（事務職）の人件費削減など合理化に加え、配当も取りやめる。
資産売却も進め、２００９年にかけて手元資金を約１５０億ドル（約１兆６０００億円）積み増す。
米景気の減速とガソリン高で販売が急減、資金繰り懸念が浮上するなか追加リストラに迫られた。

追加策は人員合理化や設備投資の抑制などによる約１００億ドルの現金支出の削減、資産売却などによる資金調達の２つが柱。
ホワイトカラーの人件費を２０％削減し、経営陣の報酬も大幅に減らす。
発表済みの生産能力削減計画なども前倒しで実施。
０９年の設備投資は当初予定の８５億ドルから７０億ドルに減らす。
配当の中止では年８億ドルの費用削減を見込む。

資金調達は海外資産の一部売却、海外子会社株式や傘下のブランドを担保にした借り入れなどを検討し、総額４０億―７０億ドルになる見通しだそうです。