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イイね!
2013年10月05日

私の愛車遍歴&アルファロメオ156の思い出

私のブログデビュー記事でジュリエッタに乗り換えた経緯を、そしてその後のブログ記事でアメリカ駐在時代に乗っていたアルフェッタGTV6プジョー505の思い出について書きましたが、私の所有車の歴史をBS日テレの人気番組「おぎやはぎの愛車遍歴 No Car, No Life」風に紹介すると・・・・・、

24歳 カローラ レビン(3代目 TE71型)
28歳~29歳 訳あって自転車生活
29歳 アルフェッタGTV6+プジョー505ディーゼル
31歳 ホンダCR-X(2代目)
33歳 プリメーラTe(初代 P10型)
34歳 プリメーラTe+スズキ カプチーノ
40歳 レガシーツーリングワゴンGT-B(2代目)+CR-Xデルソル
43歳 アルファロメオ156 V6 2.5+レガシーツーリングワゴンGT-B
44歳 アルファロメオ156 V6 2.5
53歳 アルファロメオ156 V6 2.5+スイフトスポーツ(2代目 ZC31S型)
55歳 アルファロメオ ジュリエッタQV+スイフトスポーツ

・・・・・となります。なお、プジョー505以外は全てMTです。

この中で車として良い車だったなと思うのは、プリメーラ、レガシー、アルファロメオ156の3台ですが、深く記憶に残っていて愛着のある車となると、独身時代に夜な夜な岐阜の山道を駆け回って車の運転というものを教えてくれたカローラ レビン、妖艶な悪女アルフェッタGTV6と11年12万km連れ添った可愛い古女房アルファロメオ156です。
前置きが長くなりましたが、今回は唯一両方に名前が挙がってくるアルファロメオ156の思い出について書いてみます。

私が43歳の頃、CR-Xデルソルで夜の田舎道を走行中に急に飛び出してきたイタチ(?)を避けようとして自爆事故を起こしてしまい、車は全損、自分は背骨の圧迫骨折で1ヶ月半入院となってしまいました。
退院してから、デルソルの代わりの車としてトヨタのMR-Sを買う気になって、奥さんと一緒にトヨタのディーラーに見に行こうとしたのですが、途中にアルファのディーラーがあったのが運命の分かれ道・・・・(笑)。

当時車雑誌などで156を見て少々気になる車だったので、「ちょっと覘いてみようか」と立ち寄ったのが運のつき、ショールームに置いてある実物の真っ赤な156はメッチャ美人でエレガントじゃないですか~。
完全に一目惚れ状態で、MR-Sなんかどこかに吹っ飛んで(笑)、後先考えずにその場で「これ買います」とハンコを押してしまいました。

店に希望のV6 MTで赤の在庫車があったので、すぐに納車となってルンルン気分で乗っていたら1ヶ月後に悲劇が~~~。
奥さんが運転中に横からぶつけられ、幸い奥さんは無傷だったけど車は1ヶ月で廃車(涙)。
でも、不幸中の幸いで新車特約付きの車両保険に入っていたので、追金なしでまた新車の156が来ました。
1ヶ月で2台156を買ったのは多分私だけでしょう(笑)


2台目の156はそんな不幸に会うこともなく、それから11年12万kmの長きにわたって付き合うことになりますが、ちょうどその時期は、親父が亡くなったのを契機に19年間勤めていた会社を退職して岡山に戻り、零細個人事業主として今の仕事を始めた時期と重なっています。
本物の奥さんと一緒に私の第2の人生を支えてくれた伴侶ともいえます。
今回この記事を書くために156の写真を探したのですが、何と2枚しか見つけることができませんでした。
子供たちもだんだん大きくなって親と遊んでくれなくなったので、昔に比べて写真を撮る機会が少なくなってきたということもあるのでしょうが、新しい生活や仕事でバタバタしていて、愛車の写真まで気が回っていなかったということでしょうか・・・・。


これだけ乗り続けたことからもわかるように、156は最後まで飽きの来ない車でした。
特別凄い性能がある訳でもないし、車体剛性や足回りなどはプリメーラやレガシーの方が優れているんじゃないかと思いますが、不思議と運転して楽しいし癒される車でした。
何故そうなのかということを文章で表わすのは中々難しいのですが、最大の魅力はその美しいスタイルとエンジンじゃないかと思います。

156のエクステリアデザイン、特にワルター・ダ・シルバが手掛けた初期型のデザインは、誰が見ても美しくエレガントだと思う歴史に残る傑作デザインだと思います。
私の中では今でも世界の3大美女セダンは、ジャガーXJサルーン(アルミボディーになる前の奴)、マセラティー クワトロポルテ(先代)とアルファロメオ156です。

搭載されているV6エンジンも本当に気持ちいい回り方をするエンジンでした(燃費は悪いけど・・・・)。
特に、高回転域まで回したときの官能的な音は何回聞いても痺れます。
今乗っているジュリエッタQVはほとんどすべての面で156より優れており、V6と比べて鼻先が軽いので回頭性もいいし、高速域の安定性などは156より飛躍的に進歩していますが、こと官能性という面だけは156には及びません。
性能には関係ないけど、普通に乗っていて気持ちいいという面ではこれは重要な要素だと思うのですが・・・・・。

どん底品質の時代のアルフェッタGTV6と違って、156の頃には品質がかなり向上していたので、路上で突然エンコとかボディーが錆びたなんてことはさすがにありませんでしたし、2回目の車検(5年5万km)まではバッテリーの突然死が1回有った位で何も壊れないし、1回目の車検費用も国産車より少し高い位だったので気を許していたら、2回目の車検で30万円近い請求が来てガビ~ン。
個々の部品の寿命がまだまだ国産車並みとはいかず、距離や年数が経つと色々交換が必要な部品が出てきます。
主なものとしては・・・・、

70,000km位 タイミングベルト、ウォーターポンプ関係一式交換
75,000km位 エアコン冷媒漏れ、クラッチ交換
85,000km位 ABS制御装置のリレーがパンク、ユニット交換になるので高いしABSが効かないだけで普通のブレーキングには支障が無いので、直さずにそのまま使用
94,000km位 燃料ポンプの蓋にクラックが入り燃料漏れ、燃料ポンプ交換
95,000km位 フロントサスから凄い異音発生、フロントスタビ、アッパーアーム、ロアアーム交換
105,000km位 O2センサー交換
111,000km位 右リアウインドウのレギュレーター交換
といった所です。

家事放棄、育児放棄を頻繁に繰り返すアルフェッタGTV6に比べると良い奥さんですが、豊田さんちの奥様のように文句も言わず完璧に家事をこなす訳ではありません(笑)。時々ご機嫌を損ねたり、我儘や駄々をこねられます。
でも、いつまでも美しくて魅力的で所帯じみないので、そんな我儘も許せちゃうんですが・・・・(笑)

本物の奥さんと同様に、私の第2の人生を一緒に歩んでくれた愛しい古女房156、もしチャンスがあったら今度は156GTAと一緒に暮らしてみたいな~。
ブログ一覧 | 過去の車 | クルマ
Posted at 2013/10/05 22:43:00

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この記事へのコメント

2013年10月6日 3:47
よっ!待ってましたぁ~156話♪
まさに傑作デザインです!

修理履歴は怖いのでスルーしました(笑)

コメントへの返答
2013年10月6日 8:09
おはようございます。

ジュリアが未だに色あせないデザインで世界中の人から愛されているように、156はこれからもずっと愛され続けると思います。
ジュリア スプリントGTは今年ちょうど生誕50周年ですが、40~50年後は156がちょうどジュリアみたいな立場になっているかも・・・・。
シャオさんの156も、あと40年維持すればお宝ですよ(笑)

普通の人は5年5万kmでタイベル交換するので、本来ならもう一回やる必要がありますね(笑)
2013年10月6日 5:30
これだけのメンテナンス費用を差し引いても有り余る魅力に侵されています( ^∀^)

はじめのP1・TSは、セレのセッティングとエキゾーストが過激で 今でも減速時のブリッピング音は真似出来ないですし、脳裏に焼き付いて離れません。
現在のP3も先代とは性格が全く違いますが、徐々に肩を並べる魅力に達して来ました。

車の性能が云々よりも、乗る人に何かしらの刺激を与えてくれるセンスがアルファの魅力なのでしょうか!
人それぞれに感じ方は違うので、その毒に侵されてしまった方は解毒の方法は無いのかもしれませんね(笑)



コメントへの返答
2013年10月6日 8:55
タイベル交換間隔が短いのはイタ車特有ですが、長く乗ると維持費がかかるのはドイツ車始め他の欧州車も同様では?

ジュリエッタが納車される前に156の車検が切れたので、代車として1ヶ月くらい156TSのセレに乗っていましたが、TSも素晴らしく気持ち良いエンジンですね。
V6より鼻先が軽いので運動性も軽快です。
セレは壊れるし変速感覚が最後までなじめなかったので、TSの5MTがベストバランスの156かも・・・・。

乗って、眺めて、弄って楽しい、そして所有者に色んな刺激を与えてくれるのがアルファの魅力だと思います。
解毒剤は・・・・・、無いです(笑)
2013年10月6日 7:03
これだけ『思える車』に出逢えた事が本当に幸せな事ですね。
コメントへの返答
2013年10月6日 8:39
惚れやすいもんで・・・・(笑)
2013年10月6日 8:00
おはようございます!
おぎやはぎ、愛車遍歴
大好きです!(^^)!
愛車遍歴風のブログで
楽しかったです。
ここ読んだ人がそのクルマ
乗って集まってくれたら楽しいですね。
コメントへの返答
2013年10月6日 8:47
私もあの番組は大好きで、毎週楽しみに観ています。
昨晩の放送で、ゲストのダイヤモンド・ユカイさんが「車とは今の自分を映す鏡である」と締めておられましたが、愛車遍歴を眺めるとその人の人生や性格・考え方が凝縮されているような気がします。

私の愛車遍歴を見ると・・・・、かなり偏った変態ですね(笑)。
2013年10月6日 9:25
私も156からアルファに乗り継いでいます。。

やはり~それなりに、維持費かかりましたが。。V6エンジンは良い思い出になってます(^-^)

子供が小さく大変な時期は、私もやはり写真が少ないです。。


思い出の車を、水彩画に残すってのは如何でしょう~

http://mizorogi.blogzine.jp/modelers/

こちらの溝呂木陽画伯が思い出の写真を描いてくれます
バックナンバーで確認して見てください

私も、近いうちにと考えております。。(´∀`)

コメントへの返答
2013年10月6日 10:53
こんにちは!!

溝呂木陽さんの車のイラストは前から知っていましたが、この方ミニカー収集や製作もされてるんですね。
う~ん、親近感が・・・・(笑)
しかも、好みの車が私と完全に一致してますね。

オーダーで水彩画も書いてくれるんですね。
しかも、お値段が思いのほかリーズナブル。
これはいい思い出の品になるかも・・・・。
車好きの友人などへのプレゼントの品にも良いですね。
2013年10月6日 19:31
プリメーラに反応してしまいました(^^;)
それよりRosso Alfaさん、55歳ですかぁ
私と同い年なんですね~

私のP10はテンパチですが、よくできた車でした。
結局ミトに乗り換えるまで21年近く乗りました。

MTで探すと国産車はもう乗る車がなくて、
ジュリエッタの発売を待ちこがれていました(笑)

156もMT乗りたかったな~
コメントへの返答
2013年10月6日 20:01
去年55歳だったので、今は56のおっさんです。
未だに大人になれませんが・・・・(笑)

赤たぬきさん、プリメーラに21年も乗ってたんですか~。スゴイ!!
初代プリメーラは日産の傑作車だと思います。

本当はプジョー405MI16が欲しかったんですが高すぎて買えず、日本版405MI16のプリメーラTeを買ったのですが、スタイル以外はプリメーラの方が優れているんじゃないでしょうか?

主任設計者が気骨のある方なので、設計者の気概が感じられる車でした。
ドイツ車志向の方なので、プジョーに比べて色気には少々乏しいですが、車体剛性や足回りは本当に良かったですよね。
156は限界付近になるとどうなるか分からないいい加減な所がありますが、プリメーラは安心して限界まで攻められます。
2代目以降が不出来な子だったので消滅してしまったのは本当に残念です。
2013年10月6日 21:47
これだけの華麗な愛車遍歴の中で、「走り」を忘れていないトコロが素敵!です。
アルファの毒は強烈なんですね。
アルファV6エンジンは本当に美味ですもんね。回転上昇がドラマティックな事ったら!

世界の三大美女セダン、確かにそう思います。
悪女なのかもしれませんが・・・
コメントへの返答
2013年10月6日 23:28
華麗かな~?(笑)
ただ、一本筋を通している所は、走りを重視したMT車という所ですね。
今までもこれからも、1BoxやSUVを買うことは絶対ないと思います(笑)
でも困ったことに、どうもアルファは今後MT廃止の方向のようなので、全車TCTになっちゃったらどうしましょう。

この3台を悪女といっては可哀想かもしれませんが、男を惑わす妖しい魅力を持っているのは確かですね。
少なくとも、豊田さんちの奥様とはタイプが違うようです(笑)
2014年10月22日 11:37
アルファ156乗ってみたいと思っていましたがこんなにお金かけれませんので買わなくて良かったです。本当にガビ~ンですよね。
うちの団地内にアルファ156買っていつ人がいるので話せる機会があれば談話してみたいです。
コメントへの返答
2014年10月22日 15:13
ドイツ車だって年数や距離がかさむと似たような維持費がかかってきますよ。
156が特に金食い虫ということはないです。
それが嫌ならトヨタ車に乗るしかありません(笑)

私の場合は、全部ディーラーにお願いしたので少し高くついてますね。
すぐユニット交換しちゃうし、工賃が高いということもありますが、まだ壊れてないのに予防交換を薦められる場合もあるので、言いなりにならずよく吟味して取捨選択する必要があります。

保証期間が切れた後は、ディーラーではなく町のショップに面倒見てもらってる方も大勢おられますが、イタ車が得意な信頼できるショップが近くにあれば、その方が安くつくと思います。
2014年10月22日 15:29
ドイツ車も高くなるのは友人が乗っていたのでそうなのかもしれません。ただアルファの場合タイミングベルトの交換のほかにどのような交換やメンテナンスが必要かがわかってよかったです。
まあ事実お金のことを考えたら日本車に比べれば外車に乗れませんよね。156だけが金食いみたいな感じで書いているのでそこは申し訳なく思っています。別に誹謗するつもりはなかったので・・
自分が気になっていたアルファ156って自分が思っているよりもメンテナンス等が必要なんですね。
コメントへの返答
2014年10月22日 16:07
いえいえ、豚骨さんのコメントを誹謗とは全く受け取っていませんのでご心配なく(笑)

本文中で書いた修理履歴は、156や147では定番修理ですので、10万キロ近く乗るとほとんど必ず発生します。
ミッションがセレの場合は、これも必ず壊れます(笑)

TCTの場合は今のところ深刻なトラブルの例はほとんど聞かないので、セレの時代よりはだいぶ信頼性が上がってる感じですね。
全体的に見ても、ミトやジュリエッタは156や147の時代よりはさらに信頼性が向上しているような気がしますので、そんなに心配しなくてもいいのでは?

但し、距離を乗るのであれば、国産車よりはそれなりの覚悟はして置く必要があるとは思いますが・・・・。

プロフィール

「4Cで広域農道攻めてたら、ミッションのオーバーヒート警告が出て(ミッション油温計は130℃😱)セーフモードに入ってしまい、パドル操作を受け付けなくなった😰 クールダウンして再始動したら正常に復帰したけど、暑過ぎです😓」
何シテル?   07/13 16:41
セクシーな赤いイタリア娘をこよなく愛するRosso Alfaです。 ちょっと古めのレーシングカーとそのサポートカー、トランスポーターのミニカー収集も趣味の一つ...
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