前編より続く
1959年に、よりパワーアップしたFiat 682 RN2 Bartolegttiトランスポーターが追加され、1970年ごろまでFiat 642 RN2 Bartolegttiトランスポーターと併用されました。
両車はよく似た外観ですが、ラジエターグリルが一番の識別点です。
1962年ベルギーGP
このトランスポーターもExotoから決定版が発売されています。
積載車は、1963年のルマンで4連覇を達成した、Ludovico Scarfiotti/ Lorenzo Bandini組の250 P #21(Feeling 43製)です。
手前はEquipe Nationale Belgeから出場して同年のルマンで2位に入った、Jean Beurlys/ Gerard Langlois組の250 GTO #24(Red Line製)です。
翌1964年のルマンでは、このFiat 543Nトランスポーターも使用されたようです。
このレースでは、Ferrariワークスの275P #20 Jean Guichet/ Nino Vaccarella組、英国のプライベーターMaranello Concessionaireから出場の330 P #14 Jo Bonnier/ Graham Hill組、Ferrariワークスの330 P #19 John Surtees/Lorenzo Bndini組が1-2-3フィニッシュを決めて、Ferrariが5連覇を達成しました。
写真で下段に積載されている250 GTO/64 #25は、Maranello Concessionaireから出場して6位に入賞したInnes Ireland/ Tony Maggs組の車です。
このトランスポーターはGilla Modelliから発売されていますので、ミニカーで1964年のルマンンを再現してみました。
#20と#14はRenaissance製、#25はRotarex製です。
前述の1964年ルマン優勝車250 P #20と1964年のイタリアGPを制したJohn Surteesの158 F1 #2(Tameo製)をFiat 682 RN2 Bartolegttiトランスポーターと組み合わせてみました。
Surteesはこの年のF1チャンピオンを獲得し、2輪と4輪両方の世界チャンピオンという唯一の存在となりました。
また東京オリンピックが開催されたこの年は、HondaがF1デビューした年でもあります。
スポーツカーレースで圧倒的な強さを誇ってきたFerrariですが、1965年シーズンに入ると背後にFordの足音が迫ってきます。
1965年のルマンでは、予選で圧倒的な速さを見せたFord Mk.Ⅱが信頼性不足を露呈して本戦では全車リタイヤするも、Ferrariワークス勢もよもやの全車リタイヤに終わります。
プライベート勢の働きに助けられて今回もFerrari車が1-2-3フィニッシュを決めて6連覇を達成しますが、王者にも落日の影が・・・・。
1965年のルマンを再現してみました。
積載車の330 P2 #19 (Renaissance製)は、DNFに終わったワークスのJohn Surtees/Ludovico Scarfiotti組の車、365 P2 #18 (Renaissance製)はNorth American Racing Team(N.A.R.T)からエントリーして7位入賞を果たしたPedro Rodriguez/Nino Vaccarella組車です。
手前の250 LM #21(Rotarex製)は、この年のルマンを制したN.A.R.TからエントリーしたJochen Rindt/Masten Gregory組車です。
Rotarex製の伝説の名キットをプロモデラーの岸本氏が組んだ、1965年のルマン優勝車205 LM #21です。
この頃サポートカーとして使用されたFiat 1000T VanのミニカーがMDS Racingから発売されています。
1966年のルマンでDNFに終わったLudovico Scarfiotti/Mike Parkes組の330 P3 #20(Red Line製)と並べてみました。
最近封切られた映画「フォードvsフェラーリ」をご覧になった方は記憶に新しいと思いますが、1966年はFord Mk.Ⅱが1-2-3フィニッシュを決めて悲願のルマン初優勝を決めた年です。
この後Fordはルマン4連覇を達成しますが、Ferrariは現在に至るまでルマン総合優勝からは遠ざかっております。
1966年のTarga Florioでは、前述のFiat 643Nトランスポーターが使用されています。
ミニカーで再現してみました。
上段のDino 206 S Coupe #196(Art Model製)は、Porsche 906に次いで2位に入ったワークスのJean Guichet/ Giancarlo Baghetti組、Dino 206 S Spyder #210(Art Model製)はScuderia Sant Ambroeusからエントリーして14位に入ったGiampiero Biscaldi/Mario Casoni組の車です。
下段の330 P3 Spyder #230(Bang製)は、DNFに終わったワークスのNino Vaccarella/Lorenzo Bandini組車です。
この当時、部品や機材類の運搬に使用されたOM LupettoトラックのミニカーもIV Model Factoryから発売されています。
1967年のルマンのパドック情景です。
昨年の雪辱を期すべく、Ferrariは史上最も美しいレーシングカーと称されている330 P4を開発し、昨年の改良型を含めてワークス3台、プライベーター5台の体制で臨みましたが、ワークスの1台が2位、プライベーターの1台が3位に入ったものの、またしても優勝はFord Mk.Ⅳにさらわれました。
1967年のルマンを再現してみました。
上段の330 P4 #21は2位に入ったワークスのLudovico Scarfiotti/Mike Parkes組、330 P4 #19はDNFに終わったワークスのGünther Klass/Peter Sutcliffe組、手前の330 P4 #24は3位に入ったEquipe Nationale BelgeからエントリーしたWilly Mariesse/Jean Beurlys組の車です(全てEidolon製)。
手前に1/18スケールの330 P4 Spyder #23(GMP製)を配してみました。
1967年のDaytona 24時間レースで優勝した、Lorenzo Bandini/Chris Amon組車です。
1967年のルマンでは、プライベーターの車の輸送用にFiat 662Nのトランスポーターも使用されました。
ALM Modelからこのトランスポーターが発売されていますので、1967年のルマンの情景を再現してみました。
上段の412 P #22(BBR製)は、スイスのScuderia FilipinettiチームからエントリーしてDNFに終わったJean Guichet/Herbert Muller組車、412 P #25(MG Model製)は、N.A.R.TからエントリーしてDNFに終わったPedro Rodriguez/Giancarlo Baghetti組車です。
手前の365 P2 Drogo #26(Techno Model製)は、N.A.R.TからエントリーしてDNFに終わったChuck Parsons /Ricardo Rodriguez組車です。
ティッシュペーパーと木工ボンドを使って、下段の車にカバーが掛かっている状態を再現してやりました。
1967年のルマンのペースカーには、Ferrari 330 GTが使用されていました。
こんなミニカーまでBBRから発売されています。
1967年のルマン2位の330 P4 #21(ミニカーショップRomuの完成品)と並べてみました。
後編に続く!!
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