
遅ればせながら、皆様明けましておめでとうございます。
例年、紅白歌合戦が始まるころまでお仕事なので、元旦からやっとお正月休みです。
昨年は8月にみんカラを始めたおかげでいろんな方とお知り合いになることが出来、アルファ趣味の世界が一気に広がりましたが、本年もますます変態道に邁進する予定ですので(笑)、皆様よろしくお願い致します。
元旦は奥さんの実家にお年始に、そして昨日は福山の行きつけのミニカー屋さんにお年始に行ってきましたが、すでに初荷が待ち構えており、新年2日目にして早くも5台増殖する羽目に・・・・(汗)。
初荷の5台はこんなのでした。
① Porsche 911 Carrera RSR, #46 Gijs van Lennep/Herbert Müller, Le Mans 24h 1973
1973年のルマンにMartini Racingから出走して総合4位に入賞した車です。
Make UpのVisionブランドから新発売された1/43ミニカーですが、文句なしの素晴らしい仕上がりです。
独Premium Classxxsから発売されている、同時代のVW T2a Box Vanと並べてみました。
同じくPremium Classxxs のMercedes Benz LP608 Box Truckと並べてもなかなか絵になります。
Premium Classxxsからは、同時代のMercedes Benz O317Kトランスポーターも発売されていますので並べてみました。
同じルマンに出走した#47の911 Carrera RSRはSpark製です。これもなか仲良くできていますが、やはり量産ミニカーとの差は一目瞭然です。
② Brabham BT45 Alfa Romeo, #8 Carlos Pace, US West GP 1976
資金難から1951年にF1から撤退したアルファですが、1976年に3L 水平対向12気筒エンジンをブラバムに供給してF1復帰を果たしました。
しかし、天才ゴードン・マーレイがデザインしたBT45も、パワーはトップクラスだが重くて燃費が悪く信頼性にも欠けるアルファエンジンに苦しみ、表彰台には一度も届かずシリーズランキング9位に沈みました。
この米True Scale Miniatuires(実際の製造はSpark)から新発売された1/43ミニカーは、カルロス・パーチェが1976年のUS West GP(ロングビーチ)で9位に終わったマシンを再現していますが、なかなか良い出来です。
③ Porsche 356 Super , #162 Manfredo Lippmann, Carrera Panamericana Mexico 1953
カレラ・パナメリカーナ・メヒコ(Carrera Panamericana Mexico)は1950~54年にメキシコで行われた公道レースです。米国国境からグアテマラ国境までの3,000kmを5日間かけて走破する、人にも車にもタフさが要求されるレースであり、「世界で最も過酷なレース」と呼ばれました。
キャディラックやリンカーン、パッカードなどのアメリカのメーカーだけでなく、大市場の米国に対する恰好のアピールの場としてメルセデス、ポルシェ、フェラーリなどのヨーロッパメーカーもワークスやセミワークスチームを送り込んで熾烈な競争を繰り広げました。
ポルシェの911カレラ(Carrera)やパナメーラ(Panamera)も、このレースにちなんで名付けられた名称です。
True Scale Miniatuiresから発売されたこの1/43ミニカーは、1953年の第4回大会に参戦したポルシェ356の1台(結果はリタイア)を再現したものです。
このレースは当時としては珍しく、スポンサーロゴなどで華やかに飾られた車が多いのが特徴ですが、シルバー一色ではない356もなかなか新鮮で良いですね。
同じ1953年のレースに参戦した別の356と並べてみました。
こちらの車は、アルゼンチンの独裁者ペロン大統領が、前年に亡くなった奥方エヴァ・ペロンの顔をボンネットに描かせた車です。
同じ年のレースで11位に入賞したFerrari 250 MM(BBR製)とのツーショットです。
ちなみに、この年のレースではLancia D24に乗ったファン・マヌエル・ファンジオ(Juan Manuel Fangio)が優勝しました。
④ Honda TN360-John Player Team Lotus
以前のブログ記事
「チームロータスの小間使い」で、Martini時代のTeam Lotusでサポートカーとして使用されたホンダの軽トラTN360をご紹介しましたが、JPSバージョンも発売されました。
このミニカーのJPSロゴは金色になっていますが、これについては少々疑問があります。Lotus 72が活躍していた時代のロゴは確かに金色ですが、上記の記事でも書いたように、この車は1976~1978年位、Lotus 77~79あたりが活躍していた時代に使用されていたと思われるので、クリームイエローが正しいのではないでしょうか?
この実車写真からも、クリームイエローのように見えます。
1978年のF1チャンプ マリオ・アンドレッティー(Mario Andretti)のLotus 79(Tameo製)と並べてみました。
Sparkから、JPS時代のLayland製トランスポーターも発売されています。
⑤ VW LT28 Box Van-Audi Sport
最後はPremium Classxxsの新製品、Audi QuattroがWRCで大活躍していた時代のワークスチームのサポートバンです。
Trofeuから発売されているAudi Quattro A1と並べてみました。
#5は1981年のRACラリーを制したミッコラ(Hannu Mikkola)車、#7は同年のポルトガルラリーを制したムートン(Michèle Mouton)車です。
それでは皆様
本年も宜しく
お願い申しあげます。