Team Lotusが使用していたTN360の実車写真をネットで探していたら、sulusumi-jpsさんが既にみんカラで記事にされていたのを見つけましたので本人ご了解の上写真を転載させて頂きますが、JPSがスポンサーの時代からTN360も使われていました。
JPSがLotusのスポンサーだったのは1972年から1978年までと1982年から1986年ですが、TN7型の販売時期から考えると1976年~1978年位、Lotus77から79あたりが活躍していた時代に撮影された写真ではないかと思われます。
サポートカーはやはりその時代のレーシングカーと一緒に並べると様になるので、同じくSparkから発売されているLotus 79とのツーショットです。
このLotus 79は、1979年のUS West GP (Long Beach)にマリオ・アンドレッティ(Mario Andretti)のドライブで出場し、4位に入賞したマシンを再現しています。
同じくhpi racing の#56シモーニ車(ドライバーズランキング5位)です。
復帰後の第10戦以降の仕様を再現しています。
翌1995年はアルファ・コルセが撤退し、プロドライブがマネージメントするAlfa Romeo Old Spice Racingが参戦しましたが、逆にフルワークス体制で臨んできたライバル達に苦戦を強いられた結果メイクスランキング8位に終わり、ドライバーズランキングもタルキィーニの16位が最高でした。
1995年シーズンのマシンです。
スペインツーリングカー選手権( CET=Campeonato Español de Turismos )
CETにも1994年から参戦し、1994年はBMW(BMW318i)と5勝ずつを分け合う激戦で、メイクスタイトルはBMWに次いで2位、ドライバーズタイトルは3勝を挙げたアルファのアドリアン・カンポス(Adrian Campos)が獲得しました。
155 TS #155 Gabriele Tarquini, CET (1994)
BTCCのかたわらスポット参戦し、1994年第9戦のハラマ(Jarama)で優勝、第10戦のへレス(Jerez)で2位になった#155タルキィーニ車(hpi Racing製)です。
イタリア・スーパーツーリング選手権(Campionato Italiano Superturismo)
1992年に155 GTA で完勝したアルファですが、翌年からはクラス2車両で争われることになったので1993年から155 TSを投入しましたが、BMWやAUDIに阻まれて2番手3番手に甘んじ、1997年に155 TSの後継車両156 TSでメイクス、ドライバーズ両タイトルを奪取するまでタイトル獲得は成りませんでした。
155 TS #2 Gianni Morbidelli, Campionato Italiano Superturismo (1993)
1993年に2勝を挙げた#2ジャンニ・モルビデリ(Gianni Morbidelli )車のミニカーです。BBRのレジンキットをアマチュアモデラーが製作したものを私が少々手直ししました。
まだ155 TS Silverstoneがホモロゲーションを取得する前の車両なので、リアウイングが付かずフロントエアダムも大人しい姿が返って新鮮です。
フランス・スーパーツーリング選手権( Championnat de France de Supertourisme)
資料が少ないので詳細が良く分からないのですが、1993年にGraff RacingからPhilippe Gache、Team Usine Alfa RomeoからRoberto Morenoが参戦し、それぞれドライバーズランキング6位と7位に入っています。
ちなみに、この年のドライバーズタイトルはAUDI 80 Quatroに乗るFrank Bielaが獲得しました。
155 TS #15 Jean Alesi, Championnat de France de Supertourisme (1993)
第4戦ポウ(Pau)のみにGraff Racingからスポット参戦し、6位入賞したF1ドライバー、ジャン・アレジ(Jean Alesi)がドライブした車を再現したBBR製のミニカーです。
SE048 Gruppo C (1990)
SE084というアバルトのコードネームが付いていることから分かるように、実際の開発はアバルトが担当しました。
こんなほとんど誰も知らない車までミニカーがちゃんとあるというところが1/43の奥深い所ですが、Tronがちゃんとモデル化してくれています。実車は現在アレーゼのアルファロメオ博物館にありますが、このモデルはアルファ100周年の2010年にGoodwood Festival of Speedで展示された時の状態を再現しています。
このモデルはどうも私は買い忘れているようなので、このミニカーの写真はネットで拾ってきた写真です。
早速1991年10月からDTM車両の開発に着手するとともに、それと並行してDTMマシンのテストベッドとして4WDの155 Q4をベースにした155 GTAを開発し、1992年のイタリア・スーパーツーリングカー選手権(Campionato Italiano Superturismo)に4台のマシンを送り込みました。
155 GTA は開幕から連戦連勝を繰り返し20戦17勝という圧倒的な強さでメイクスタイトルを獲得、ドライバーズタイトルもNicola Larini, Giorgio Francia, Alessandro Nannini, Antonio Tamburiniが1位から4位まで独占という完全勝利を遂げ、翌年のDTMデビューに大いに期待を抱かせる結果となりました。