
前々回のブログ記事(
こちら)で、息子の都内転勤に伴い2回目の車検を目前にしたジュリ嬢を降りて息子の車を引き取ることにした、という顛末をご報告しましたが、この連休に私の還暦祝いで家族が京都に集結した際に、息子の車を持ってこさせて引き渡しを受けました。
前々回のブログ記事の伏線で多くの方が既にお気づきのことと思いますが、車はマツダのアクセラ スポーツ(納車後1年9か月、走行距離17,000km)です。
156の前に乗っていたレガシーツーリングワゴン以来16年ぶりの国産車です。
グレードは2.2L Skyactiveディーゼル搭載のXD 2WD、ボディーカラーはアルファのコンペレッド
をパクッた にインスパイアされた(笑)と思われるソウルレッドメタリックです。
Rosso Alfa家ではオートマ免許やオートマ車を購入する人は家族になれないので(2年前からツインクラッチのセミオートマもOKになりました(笑))、当然6MTです。
両者の緒元を比較してみると・・・・、
ジュリエッタQV
寸法:4,350mmLx1,800mmWx1,460mmH
ホイールベース:2,635mm
車両重量:1,440kg
エンジン:直4 1,750cc ガソリンターボ 235ps/5,500rpm, 34.7kgm/1,900rpm
アクセラ スポーツ XD
寸法:4,470Lx1,795Wx1,470H
ホイールベース:2,700mm
車両重量:1,440kg
エンジン:直4 2,188ccディーゼルターボ 175ps/4,500rpm, 42.8kgm/2,000rpm
アクセラの方が全長やWBが120㎜、65㎜長い以外はほぼ同じ寸法・重量ですね。
パワーはガソリンターボのジュリエッタの方がありますが、さすがディーゼルだけあってアクセラのトルクは圧倒的です。
嫁入り前のジュリ嬢を撮影した場所と同じ所で記念撮影してあげました。
国産メーカーの中でマツダはラテン濃度が一番高いので、最近のマツダ車のデザインは結構イケていると思うのですが、アクセラ君も中々力作です(*^_^*)
誰に似たのか(笑)息子が早速Blitzの車高調を入れているようなので、ノーマルよりかなりローダウンされていると思われます(^_^;)
アクセラの方が何故かロングノーズに見えますね。
お尻はジュリエッタの方がセクシーかな?
こうして比べてみると曲面の艶やかさ、セクシーな造形という点ではやはりジュリエッタに一日の長がありますね。
ラテン系日本人とネイティブなイタリア人のDNAの違いでしょうか?
ホイールは純正の18インチアルミ、タイヤはDunlop SP Sport MAXX TT 215/45ZR18が装着されています。
前述のように車高調が入っているので、フロントは指1本半、
リアは指2本といった感じです。
運転席周りのデザインや質感もまあ合格!
RHD 6MTのジュリエッタは、足元回りのスペースの関係でフットレストが無いことを散々叩かれましたが、アクセラは当然足元回りのスペースは十分確保されています。
ジュリエッタに比べて圧倒的に優れているのが後席の居住性です。
前述のように全長やWBが少し長いことが効いているのか、膝頭が前席のバックレストに触れるジュリエッタに比べてアクセラは拳一つ入る余裕があって、後席の広々感は圧倒的に優れています。
今時の国産車では当たり前の装備なのかもしれませんが、アルファ乗りから見ると物珍しい装備が一杯!
先ずはヘッドアップディスプレイ。
車速やナビ作動時に次の曲がり角までの距離や方向を示してくれたり、レーダークルーズコントロールの作動状況などを表示してくれます。
この車はフォワードセンシングカメラ、フロントとリアにレーダーセンサー、フロントにレーザーセンサーを装備しており、これらを駆使して色々お利口さんなことをしてくれます
① ハイビームコントロールシステム(HBC)・・・ ヘッドライトのハイビームとロービームを自動的に切り替えてくれるシステム
② 車線逸脱警報システム(LDWS)
③ リアビークルモニタリングシステム(RVM)・・・ ドアミラーの死角に入った車を検知するシステム
④ レーダークルーズコントロール(MRCC)・・・ 前車との距離を一定に保って追従するシステム
⑤ スマートシティーブレーキサポート(SCBS)、スマートブレーキサポート(SBS)・・・ いわゆる自動ブレーキシステム
こういう装備とは無縁のカーライフを送ってきたアルファ乗りは「ふ~ん」という他ありませんが(笑)、RVMは是非4Cに欲しいと思いました。
ドアミラーの死角に入った車があると、ドアミラーに↓のような警告表示が現れ、この状態でウインカーレバーを操作すると警報音を発してくれます。
アクセラの場合はこんなの無くても振り返って目視確認すれば済む話ですが、斜め後方視界ゼロの4Cにこそこういう安全装備が欲しい~~~!
アイドリングストップの付いた車に乗ったのも初めてなので、最初の内は交差点で停止した時にエンジンが止まると焦ってしまいますが(笑)、クラッチを踏むと瞬時に再始動するのでこれは全然ストレスないですね。
埃まみれでお見苦しい状態ですが、ボンネットの中はこんな様子。
アイドリングストップ等でバッテリーに掛かる負荷が過酷なためか、バッテリーがバカでかいです。
このディーゼルターボエンジンは音も振動もガソリンエンジン並みで、言われなければ全くディーゼルとは感じません。
ブーストが掛かるとワープするような加速を示すジュリエッタのエンジンのような爆発的な加速力はありませんが、有り余るトルクを生かして中々速いです。
何か重厚で味のある回り方をするエンジンで、これはこれで中々イイ感じです。
まだ京都からの帰路の高速と街乗りしかしていませんが、ファーストインプレッションを一言で言えば、軽快なジュリエッタに対して(良い意味で)重厚なアクセラ、といった感じでしょうか。
鈍重な所は全くないのですが、乗り味もエンジンの回り方もどこか重厚さを感じます。
発進加速ではジュリエッタに負けますが、高速域の車速の伸びは中々素晴らしく、高速安定性やシートの出来も中々ですし、燃費も17~8km/L位はいきそうですので(しかも軽油)、高速長距離走行は非常に得意種目です。
街乗りする限りではノーズの重さはあまり感じないのですが、重いディーゼルエンジンを鼻先にぶら下げている関係で、前輪荷重920㎏、後輪荷重510㎏とかなりのノーズヘビーなので、ワインディングでどういう挙動を示すかは広域農道でこれからおいおい試していく予定です。
カーポートの風景はあまり変わりません。
近所の人も、あまり車に詳しくない人は主力戦闘機が替わったことに気付かないかも・・・(笑)
アルファ自身もアルファ乗りの多くも、絶対的な速さやスペックを追い求めるよりも
「眺めてセクシー、運転して楽しい」ということを最も重視して車作り、車選びをしているように思います。
このアクセラも、セクシーさではもう一息だけど運転して楽しいという美点はしっかり持っています。
なかなか良い相棒になりそうな予感・・・(*^_^*)
マツダ車オーナー、特にアクセラ乗りの方、これから宜しくお願いします。
ジュリエッタは無くなってしまいましたが、4Cの方は車が修理不能になるか、人間の方が足腰弱って乗り降りが出来なくなるかまで維持していく予定ですので、イタ車乗りの方も引き続き宜しくお願い致します。