オイルキャッチタンクに続いて、3連メーターの取付けについてご紹介します。
サーキット走行する限りは車を壊さないためにも、油圧、油温、水温などをきちんとモニターすべきですが、4Cの計器盤に表示されるバーグラフ式の水温計、油温計は、いかなる時も水温90℃。油温100℃に張り付いているので、正確な値を表示しているとはとても思えません。
また、4Cはサーキット走行するとミッションの油温が上がり易いらしいので、オイル管理の為にも、必要ならミッションクーラー等の冷却対策を講じるためにも正確なミッション油温もモニターしたいところです。
という訳で、エンジン油圧、油温、ミッション油温をモニターできるように3連メーターを装着しました。
ダッシュボード上にメーターを並べるのは好みではないので、ほとんど使っていない純正オーディオユニットを撤去して、跡地に1DINタイプの3連メーターを装着することにしました。
候補となったのは、日本精機のDefi DIN-Gauge(こちら)と、APEXiのDIN3 Meter(こちら)です。
機能的には、デジタル式のAPEXiの方が警告機能やピークホールド機能等も付いていて優れているのですが、昭和のオヤジとしてはアナログメーターに惹かれてDefiの方を選びました。
温度センサー2個、圧力センサー1個、3mのハーネス3本、電源配線用部品等が付属していますが、4Cに装着するにはハーネスの長さが足らないので、別売り品の2m延長ハーネスが3本必要です。
センサー・ハーネス類を含む重量1.2kgですが、純正オーディオユニットが1.2kgなので重量増は相殺されます。スピーカーまで外すと更に軽量化できますね(笑)。
目盛りと指針の色の組み合わせで4種類(こちら)の商品があるのですが、私は白目盛り、赤指針を選択しました。
エンジン油圧と油温センサーは、オイルフィルターのところにオイルセンサーアタッチメントをかまして取付けました。
これはSpRさんに調達してもらいましたが、Juranのオイルセンサーアタッチメント SAS-6(センターボルトM20x1.5、Oリング径Φ60㎜)です(こちら)。
圧力・温度センサー装着状態です。
車体取り付け状態です。
この機会に、お高い(税抜5.500円)純正オイルフィルターとは決別して、お安い(税抜1.200円)マツダ・三菱車用の汎用オイルフィルターを装着しました。
ミッションオイルの油温はこのドレンプラグの所から取ることにしましたが、これが中々の難物(*_*;
4Cの純正ミッションドレンプラグはこのような6角穴付きプラグで、シールテープを巻いて漏れを止めるテーパーネジになっています。
純正ドレンプラグでは温度センサーを取り付ける改造が出来ないので、ネジの外径より頭の小さい6角頭付きプラグを調達する必要がありますが、ここでネックになるのがネジの規格。
一見PT1/2の管用ネジに見えるのですが、PT1/2(ピッチ1.8㎜位)より明らかにピッチが細かくピッチ1.5㎜位です。
こんな変な規格のテーパーネジは聞いたことが無いのでヨーロッパの独自規格ではないかと思いますが、日本ではこんな規格の汎用品は売っていません。
困った末にネットを漁りまくって英国のショップでやっと見つけたのが、このアルファロメオ 155 Q4リアデフ用のドレンプラグ(こちら)
これなら使えそうです。
155 Q4のドライブトレインはランチア デルタ HFインテグラーレの流用なので、元をただせばランチアの部品ですね。みん友さん情報では、1.4Lチンクにも同様の部品が使われているようなので、フィアット系の車を探せば他にも使えるものがありそうです。
温度センサー取付けのためにカシメを外してマグネットを取り外し、PT1/8のメネジ加工を行いました。
苦労の末、ミッションケースに装着完了!
ハーネスは、シートベルト下アンカーの側にあるグロメットから車内に引き込みますが、狭い所なので中々の難作業(^-^;
やっと3連メーター装着完了!
Defiの3連メーターは、右ハンドル車に装着した場合の視認性を高めるために、各メーターをちょっと右に振って取付けてありますが、4Cのセンターコンソールは少しドライバー側に振られているのでLHDの場合でも問題なしです。逆にRHDだとメーターが右に振られて却って見難いかも・・・。
夜間照明状態だとこんな感じです。
左から、ミッション油温、エンジン油温、エンジン油圧です。
この季節だと、一般道や高速道路の通常走行では、エンジン油温が95~100℃位、ミッション油温が80℃前後位で、広域農道で気合を入れて走るとエンジン油温110℃、ミッション油温100℃位まで上昇します。
夏場やサーキットの全開走行でどうなるかは、また折々にご報告します。
掛かった費用については、整備手帳(こちら)をご参照ください。
これで作業完了のはずが、取付作業中にインタークーラー下あたりのサブフレームやアンダーカバーに結構なオイル漏れ跡を発見!!(*_*;
To be continued!
今シーズンのアルチャレに備えて、広島の秘密基地SpRさんで色々ゴニョゴニョしてきましたので、先ず今回はオイルキャッチタンクの取り付けについてご紹介します。
昨年11月のアルチャレで白煙モクモク騒動に遭遇しましたが(こちら)、その後再発せず顕著なエンジンオイルの減りも見られないので、岡山Dの工場長のお見立て通り、吸気系のどこかに溜まっていたオイルがサーキットの全開走行で燃焼室まで運ばれて燃えたのが原因のようです。
しかしまたサーキット走行で再発すると困るので、SpRのメカさんの助言に従ってオイルキャッチタンクを装着することにしました。
選んだのはCUSCOのオイルキャッチタンク セパレータ―タイプ 汎用 2L(こちら)です。
アルチャレはレースでもラジアルタイヤのARクラスについてはオイルキャッチタンクは推奨装備で必須ではないですが、一応JAFのレース車両規定を満足する容量のものを選択したので、将来Sタイヤを履いてレースに出てもこのまま使えます。
タンク本体はφ100x280㎜、重量1kgです。取付けステー&固定バンド、φ15の耐油ホース(2m)、ホースバンド3個も付属しており、付属品を含む重量は1.8kgです。
この商品はただの筒っぽではなく、内部に分子間引力フィルターなる仕掛けがあるのがウリです。
4Cに装着するためには、この他にホース変換ジョイント9-15mmが1個、12-14mmが2個、φ12㎜の耐油ホース数十㎝、ホースバンド9個が必要です。
タンク本体は、右リアフェンダー内のトランク横に設置しました。
車体側には一切の追加加工無しに、付属の取付けステーと固定バンドを使ってガッチリ取り付け可能です。
配管完了状態です。
赤矢印はオイルキャッチタンクに向かうブローバイガスの流れ、青矢印はオイルキャッチタンクを通ったガスがスロットルインテークに戻る流れを示します。
この状態でも問題なくエンジンカバーの取付けが可能です。
掛かった費用や配管手順は整備手帳(こちら)をご覧ください。
<2020/4/30追記>
岡山Dのメカさんに、接続の仕方が理にかなっていないと指摘されたので、とりあえず純正状態に戻しました。
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